パリ留学のメリットとデメリット

パリ留学のメリットとデメリット | フランス留学の無料エージェントの概要

ファッション、アート、グルメ・・様々な分野で最先端を行く都市パリですが、留学先としても世界有数の都市と言えるでしょう。

そんなパリに留学される、または検討されている方に、パリに留学するメリットとデメリットについて考えてみます。

パリ留学のメリット

パリのオペラ座

世界中から学生が集う

パリは言わずも知れた世界有数の国際都市です。大学も例外ではありません。各大学には世界中から学生が集まります。日本の大学も国際化が進んでいるとはいえ、留学生の数はまだ多いとは言えません。

多国籍の学生と触れ合うことで、自分が抱く価値観や固定観念に気付かされることでしょう。また留学の場で築いた交友関係は一生ものです。将来どの仕事に就いたとしても仲間たちに助けられることになるでしょう。

日本では創れない経験や関係をパリではたくさん実現させてくれます。

学生への支援が厚い

パリに滞在する学生には、経済的に助かることがいくつもあります。

まず授業料が格安です。日本の一般的な大学だと、国公立で約50万円、私立だと倍以上かかることもありますが、パリだと約30~50万円ほどで収まることが多いです。トータルで見ると場合によっては日本の私立学校に通うより安く収まるでしょう。

またフランスにはアロカシオンと呼ばれる住宅支援制度があります。これは家賃の1/3ほどを国から支援してもらえます。これには留学生も対象となっており、家賃が高いパリでも日本と変わらない金額に抑えられるでしょう。

学生の食事と言えば学食ですが、これも非常に安価で提供されています。パリの大学学生センター(CROUS)が運営する Restos Uでは、ボリュームたっぷりの食事が3.2ユーロ、奨学生など困窮している学生は1ユーロで食べることができます。各公立大学に設置されており、気軽に立ち寄ることができます。外食が高いパリでは学生の強い味方です。

そして芸術が盛んなパリならではの支援もあります。パリにあるほとんどの美術館・博物館に、25歳以下の学生は無料でアクセスすることができます。また多くのコンサートで学生料金が設定されており、10ユーロほどで観ることができます。

交通費でも学生は得をすることがあります。25歳以下の学生は、イル・ド・フランス内すべての交通機関が1年間乗り放題の定期券を350ユーロで購入できます。大人版の半額以下なので大変お得です。これ1枚で普段の通学はもちろんパリ近郊はほとんど回れるでしょう。

パリの近郊電車

トップレベルの芸術に触れられる

パリには常に世界中から多くのアーティストが集います。ファッション、アート、音楽、どれをとっても世界一流のものに触れることができます。

パリコレはご存じの方も多いと思いますが、パリコレを見なくても街中を見渡すだけで最先端のファッションを見ることができます。シャネルやエルメスなど高級ブランド店もひしめき合い、外から眺めるだけでも刺激を受けるでしょう。

またパリ市内には実に30を超える美術館・博物館があり、前述したとおり多くが無料でアクセスできます。モナ・リザに代表される有名作品だけでなく、古代から現代までの無数の作品がパリにはあります。美術好きの方だけではなく、全ての方が美術作品を心行くまで堪能できるでしょう。

これほど美術作品に恵まれている都市は世界中見渡してもそうそうありません。パリに留学した折にはぜひ美術館を巡りましょう。

またパリはコンサートも盛んに行われています。バレエで有名なパリ・オペラ座ガルニエ宮、クラシックの殿堂フィルハーモニーホールなどが有名ですが、それらも含めパリ市内には実に140以上もの演劇施設があります。つまり毎日のようにどこかでコンサートが行われているわけです。

そしてそれぞれの施設には、フランスだけでなく世界中からトップアーティストがひっきりなしに訪れます。いずれもほとんどのコンサートで学生料金もしくは格安席の設定があり、10ユーロほどで購入することができます。予算が許す限りコンサートに通ってみましょう。一生ものの経験になるはずです。

日本人が多い

パリには留学生に限らず、多くの日本人が暮らしています。実に3万人もの日本人がパリ及びパリ近郊に住んでいるとされます。

留学される方は学校で何人も日本人の知り合いを作ることができるでしょう。異国の地で分からないことも多い中、助けてくれる日本人がいることは大きな支えになります。

また日本人向けのお店も充実しています。特にオペラの近くには日本人街があり、ラーメン店、うどん店、お好み焼き店、食料品スーパーなど非常に充実しており、パリにいながらもヴァリエーション豊かな日本食、日本製用品が手に入ります。留学中に是非立ち寄ってみましょう。

パリ留学のデメリット

パリのマーケット

治安が悪い

パリは日本と比較すると残念ながら治安はいいとは言えないでしょう。近年は経済状況の悪化から犯罪は増加傾向にあります。

特に日本人はスリやひったくりの標的になりやすいです。観光地などの人が多いエリアはもちろん、移民が多い10、18~20区は特に気をつけましょう。

また深夜の街歩き、メトロなどの公共交通機関の利用も避けるべきでしょう。精神異常者や物乞いが頻出し治安は最悪と言えます。パリに来たら日本の感覚は捨て、より周囲に敏感になり自分の身を守りましょう

物価が高い

フランスは食糧自給率が高い為自国産の製品は安価な一方、外食には高い税金がかけられており、結果的に日本の1.5から2倍の値段がします。

パリにはおしゃれなカフェやレストランがたくさんあるのでお店巡りをしたい気持ちは分かりますが、あまり行き過ぎると食費だけで相当費用がかさみます。自炊を基本にたまに外食するぐらいの気持ちでいましょう。

スーパーにいくと沢山の野菜が安くで購入できます。また食パンやバゲットも日本に比べて手頃な価格で手に入ります。出費にメリハリをつけて賢いお金遣いをしましょう。

手続きが面倒

フランスの学校や行政機関での手続きは煩雑なうえにものすごく時間がかかります。

特に学校の入学手続き、滞在許可証の発行、住居の契約は留学中最もストレスが溜まるといってもいいでしょう。日本のように親切には対応されません。愛想が悪く何かはぐらかされても挫けず何度もトライしましょう。

特に滞在許可証の発行は数か月を要することがざらにあります。余裕をもって対応することが重要です。

家探しが大変

パリは年中住居が不足しています。そのため外国人留学生が手ごろな値段で部屋を借りることは難しくなっています。またコンタクトをとるメールを送っても10件中1~2件返ってくるかどうかです。めげずに何件も連絡を取り続けましょう。

CROUSやLeboncoinが部屋探しにはお勧めのサイトです。

また国際大学都市に日本館とよばれる建物があり、毎年5~6月ごろに翌年度の居住者を募集しています。倍率は高いですが、安価で快適な住環境が提供されるので、こちらもトライしてみましょう。

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