海外留学に向けて留学前の心構え

留学の目的を明確に

海外留学には多種多様な留学形態があります。例えば、大学院留学、大学の交換留学、語学留学、ワーキングホリデーなどです。留学形態は異なりますが、留学の目的を明確にすることは全ての留学に共通することです。

海外留学中に「どのような能力を身に着けたいのか」「どのような自分になっていたいのか」「留学した後、どのようなキャリアを築くか」を考えることが非常に大切です。

例えば、大学院留学を例に挙げます。大学院留学の目的は単位を取って卒業をすることです。そのために、事前にどのような講義が開講しているのか、どのようなキャリアに進んでいる卒業生がいるのか、自分の関心ある分野で著名な先生がいるのかどうかを事前にリサーチすることが重要です。

また語学留学の場合は、あいまいに語学力を向上させたいというような目標ではなく、どのような外国語（英語・ドイツ語・スペイン語など）のスキルをどの程度まで向上させたいのか、または、どのような語学の資格のスコアをどれくらいまで取りたいかを具体的に考えます。それによって、どのような語学学校を選んだり、留学中の過ごし方が変わります

外国語の勉強をし続ける

海外に留学をしたら、日本語ではなくその国の言語を使用して生活をすることになります。そのため、英語やフランス語など勉強する外国語で自分自身の自己紹介やどのような理由で留学をしたかを説明できるようにしていきましょう。

また、海外留学をしたら海外の人たちに日本のことについて聞かれます。そのため、日本の文化や食事などを外国語で説明できるようにすることです。

そして、海外留学をすることになったら、日本にいるうちに、外国語の文法・単語や会話表現を可能な限り勉強することです。そのようにすることによって、より効果的な海外留学ができます。

事務手続きを忘れずに

海外留学をするにあたって、事務手続きは重要です。

例えば、パスポートやビザの申請、クレジットカードの作成、海外留学保険の加入などが挙げられます。パスポートやビザを申請するためには、住民票の写しや自分の財政証明書が必要となり、海外留学をする2から3カ月前から準備をすることをお勧めします。

また、クレジットカードの作成も必須です。なぜなら、海外ではキャッシュではなくて、カード決済が主流だからです。例えば、クレジットカードの情報を入力しなければならないと宿泊ホテルを予約するような場合もあります。

そして、渡航先に到着するまでや他国に旅行に行く際も、両替をする必要性がなくなります。さらに、現金を大量に持ち歩くと盗難の可能性にあるので、リスクを分散する上で、クレジットカードを作成することをお勧めします。

海外留学保険に関しては、海外留学を控えた方は必ず加入しておきましょう。海外の医療費は非常に高額です。そのため、仮にけがをした場合、治療費が高額となってしまう可能性があります。

健康状態を整えておこう

海外では文化や言語、食事、生活習慣が日本とは異なり、多くの方が現地に行ったらストレスや疲れを感じる可能性があります。そのような環境の中、自分の健康状態が良くない状態でしたら、効果的で満足の留学生活を送ることができません。最悪の場合、留学期間中に体調が悪くなって、学校を退学し日本に帰国してしまう可能性があります。

また、上記でも説明しましたが、海外の医療費は非常に高いです。さらに治療の説明や医療用語を慣れていない外国語で理解することは難解です。

実際に海外でどのような治療が実施されるのか不安もあると思うので、自分の健康状態が少しでも気になるような状態でしたら、予め日本で治療することをお勧めします。

特に歯科治療は保険の適応がないケースも多く海外では高額ですので、事前に歯科治療は済ませて留学に臨みましょう。