ワーキングホリデーの仕事の種類や給料相場、探し方、面接の流れ、注意点を解説

ワーキングホリデーの仕事の種類や給料相場、探し方、面接の流れ、注意点を解説

ワーキングホリデーについて、このような悩みはありませんか?

「ワーキングホリデーで人気の職種は?」
「ワーキングホリデーではどれくらい稼げるの?」
「ワーキングホリデーの仕事で気をつけるべきポイントは?」

語学を勉強したいという理由や、日本よりも給料が高いからなど、さまざまな理由でワーキングホリデーをする方が増えていますが、日本とはまったく異なる国で仕事をすることに対して不安や疑問を多く持っている方も多いでしょう。

とはいえ、留学でも人気なオーストラリアやカナダ、イギリスなどの国ではワーキングホリデーをしている日本人も多く、どのような流れで仕事をするのかを知っておくだけでも安心して働くことができます。

ここでは、ワーキングホリデーの仕事の種類や給料相場、仕事の探し方、面接の流れなどについて詳しく解説します。

ワーキングホリデーについて総合的に知っておきたいという方は以下のページもチェックしてみてください。

ワーキングホリデーで人気な仕事の種類

ワーキングホリデーで人気な仕事の種類は以下になるかと思われます。もちろん、これら以外にも職種はありますが、日本人における人気がある職種の傾向として以下を取りあげてみました。

  • 日本食レストラン(ジャパレス)
  • ローカルジョブ
  • ファーム
  • オペア

それぞれの仕事の種類について、以下で詳しく解説します。

1.日本食レストラン(ジャパレス)

語学力に自信がないという方には日本食レストラン(通称:ジャパレス)が非常に人気があります。

日本食レストランでは、一般的なレストラン同様に接客(ウェイトレス)やお皿洗い、料理のサポートなどの業務を担当しますが、同僚に日本人がいたり、お客さんは日本人や親日家の人が多く訪れるため、働くやすい環境と言えるでしょう。

2.ローカルジョブ

語学力に自信がある方や、現地の人と同じような環境で仕事をしたいという方は、実際に現地の人も働いているローカルジョブに挑戦してみましょう。

ローカルジョブの中でも人気が高いのは、カフェやオフィスワークなどですが、さまざまな選択肢から選ぶことができます。

ローカルジョブは語学力とともに実務経験があると採用されやすいですよ。

3.ファーム

日本の都市部では馴染みのない仕事ですが、ワーキングホリデーではファーム(農場)で働くことも非常に人気があります。

ファームでの仕事は、フルーツの収穫やパッキング作業などの農園や、牛や豚などの家畜のお世話をする酪農系もあります。

ファームの仕事は基本的に朝がとても早いですが、閑散期などはその日の作業量によって午前中だけで仕事が終わることも多いため、自由に使える時間も多いことが特徴です。

4.オペア

オペアとは、現地の家庭にホームステイしながら、子どもの面倒を見たり、家事の手伝いをする仕事です。

オペアをすることで、滞在費用や食費などが不要になることが多いため、ワーキングホリデーに用意できる予算が少ないという方でも渡航することができます。

ただし、オペアに関する就労条件や給料の有無などは地域によっても異なるため、事前に確認することが大切です。

たとえば、アメリカでは政府がオペアプログラムとして最長2年間の滞在を認めているため、オペアとして働きやすいですが、300時間以上の保育経験などの条件が定められています。

ワーキングホリデーの給料相場

ワーキングホリデーの給料相場は、現地の最低賃金と働く時間によっても大きく異なるため、一概にはどのくらいと言うことはできません。

また、目的によっても給料相場は異なり、語学勉強をメインにしたいのであれば労働時間が減るため給料は少なくなりますし、反対に稼ぐことを目的にしている場合は労働時間が増えるため給料は多くなります。

たとえば、ワーキングホリデーで人気の高いオーストラリアはアルバイト・フルタイム雇用者の最低賃金が2024年3月現在でAUD$23.23(約2269円)と日本に比べるとかなり高額ですが、その分現地の物価も高いため、給料と現地の物価を比較しながら考えることも大切です。

このように、現地の最低賃金や目的によってどのくらいの給料を貰えれば理想的なのかを事前に確認しておくと良いでしょう。

ワーキングホリデーの仕事の探し方

ワーキングホリデーの仕事の探し方は様々な方法が考えられますが、代表的な方法としては以下のやり方が挙げられます。

  • インターネットで求人募集を探す
  • 知り合いに紹介してもらう
  • お店に直接履歴書を持っていく

それぞれの探し方について、詳しく説明します。

1.インターネットで求人募集を探す

ワーキングホリデーの渡航先として人気の高い国では、ワーキングホリデー向けの求人サイトや日本人向けの求人サイトも用意されていますので、インターネットで求人募集を探すこともおすすめです。

たとえば、オーストラリアの日本人向けの求人サイトとしては「JAMS」、イギリスの日本人向けの求人サイトとしては「MixB」などがあります。

もちろん、現地の方も利用している求人サイトでも仕事を探すこともできますので、語学力に合わせて求人サイトを使い分けるといいでしょう。

2.知り合いに紹介してもらう

友人や留学エージェントに知り合いのお店を紹介してもらうことで、雇用主であるオーナーも安心して採用することができるため、採用率がアップします。

3.お店に直接履歴書を持っていく

日本では馴染みのない方法ですが、海外では履歴書を持って直接お店に交渉する方法も当たり前にあります。

そのため、現地に行ってみて「ここで働いてみたい」と思う仕事があるのであれば、履歴書を持ってオーナーに直談判することもおすすめです。

ワーキングホリデーの面接の流れ

ワーキングホリデーの面接の流れは以下の通りです。

  • STEP①:求人募集を探す
  • STEP②:履歴書(レジェメ)を提出する
  • STEP③:面接を受ける

それぞれの流れについて、以下で詳しく解説します。

STEP①:求人募集を探す

まずは就きたい仕事を探します。

先ほど紹介した方法以外にも、現地の張り紙やフリーペーパーなどでも探すことができるため、多くの選択肢を持っておくと安心です。

STEP②:履歴書(レジェメ)を提出する

働きたい仕事が決まったら、店長やオーナーなどの責任者に履歴書を提出します。

日本では履歴書は手書きが多いですが、海外では基本的にプリントで作成することや、日本とは書き方が異なる部分もあるため、現地の履歴書の書き方を確認してから作成するようにしましょう。

STEP③:面接を受ける

履歴書を受け取った責任者が採用の可能性を感じたら面接してもらうことができます。

基本的に現地の言葉での面接となるため、日本語での面接以上に練習することが必要です。

ワーキングホリデーをするときの注意点

ワーキングホリデーをするときの注意点として以下の点が挙げられると考えられます。

  • 渡航先の税金関係をチェックしておく
  • ワーキングホリデービザでは就けない仕事もある
  • 日本語とは履歴書(レジュメ)の形式が大きく異なる
  • 悪質な労働環境の場合がある

それぞれの注意点について、詳しくチェックしていきます。

1.渡航先の税金関係をチェックしておく

ワーキングホリデービザで渡航する場合、日本の法律ではなく渡航先の税金関係の法律に則って仕事をすることが必要です。

たとえば、オーストラリアでは現地に住所を持っている「居住者」と、ワーキングホリデービザで滞在している「ワーホリメーカー」では税率が異なっており、18,200ドルまでの収入に対して居住者は非課税ですが、ワーホリメーカーは15%の税率が適用されるのです。

オーストラリアの税金については、2016年に改正されているため、以前の税率で考えている方は注意しましょう。

このように、地域によってかかる税金が異なるだけでなく、税金関係の法律が改正されていることもあるため、現在の税金についての詳細をしっかりとチェックするようにしましょう。

2.ワーキングホリデービザでは就けない仕事もある

ワーキングホリデーで仕事を探す場合、ワーキングホリデービザで働くことができるかどうかを確認する必要があります。

ワーキングホリデーではさまざまな仕事をすることができますが、国や地域によってワーキングホリデービザでは就労許可が出ていない職業もあるのです。

たとえば、韓国ではワーキングホリデービザだけでは日本語教師や日本語教室などで日本語を教えることが認められておらず、ワーキングホリデービザのほかに「会話指導ビザ」を取得する必要があります。

ワーキングホリデービザでは就くことのできない仕事については、求人に「ワーキングホリデービザ不可」と記載されていることが多いため、念のため確認しておくといいでしょう。

3.日本語とは履歴書(レジュメ)の形式が大きく異なる

海外で仕事に就くときの履歴書は日本とは形式が大きく異なるということを覚えておきましょう。

日本の履歴書には基本情報とともに自己PR欄や志望動機を記載する欄が設けられていることが一般的ですが、英文の履歴書にはそれらの欄が設けられていないことが一般的となるため、別途でカバーレターと呼ばれる“自分を売り込むための書類”を作成することが多いです。

カバーレターの書き方に決まった形式はありませんが、一般的にはA4サイズの用紙に収め、3つ〜4つほどの段落でまとめます。

ただし、カバーレターは履歴書のように必須の書類とはならないため、海外であってもカバーレターを必要としない場合もありますが、基本的にはカバーレターを作成するようにするといいでしょう。

4.悪質な労働環境の場合がある

日本で仕事に就く場合も同様な部分もありますが、海外では不当に安い給料やパワハラ・セクハラなどの悪質な労働環境も存在します。

労働環境については、外務省は以下のように発表しています。

ワーキング・ホリデー制度を利用して海外に渡航された方の中から、不当に安い賃金で働かされた、あるいは雇用主等からセクハラやパワハラを受けるなどしたとの情報が寄せられています。海外で働く場合には、現地の労働法規等を含め、前もって十分に情報収集されることをお勧めします。

(引用:外務省「ワーキング・ホリデー制度」)

なかでも、賃金に関する最低賃金や賃金の相場は日本とは大きく異なることが多いため、しっかりと現地の情報を収集してから仕事を選ぶことが大切です。

また、雇用主に不安がある場合は実際にお店に訪れてみる、知り合いや留学エージェントに相談するなど、入念に調査すると安心でしょう。

ワーキングホリデーでよくある質問(FAQ)

一部にはなりますが、ワーキングホリデーでよくある質問(FAQ)を簡単にご紹介してみます。

  • やっぱり英語力は必要?
  • 海外のほうが日本より給料は高い?
  • ワーキングホリデーにはどのくらいお金を用意すべき?

1.やっぱり英語力は必要?

ワーキングホリデーでは英語力があるに越したことはありませんが、日本食レストランや日本向けお土産ショップなどを中心に、簡単な挨拶程度の英語力でも働くことができます。

また、オーストラリアの農場など肉体労働系の仕事を中心に高い英語力はあまり求められない傾向です。

そのため、ワーキングホリデー初心者の方や英語力に自信が無い方は、ある程度の英語力が付くまでは日本人が多く働いている仕事や英語力が必要ない仕事を選ぶことがおすすめです。

2.海外のほうが日本より給料は高い?

ヨーロッパやカナダ、オーストラリアを中心に、日本よりも最低賃金が高い国は非常に多いです。

しかし、最低賃金が高い国は物価も高いことが多いため、現地での生活をするうえで貯金がたくさん貯まるかと聞かれれば、使い方次第となってしまいます。

また、日本円よりも価値の高い通貨が使用されている国の場合、現地でうまく貯金できれば日本円に換金したときに、より多くの給料を残すことができます。

3.ワーキングホリデーにはどのくらいお金を用意すべき?

実際に現地でどういった仕事に就くかどこに住むかにもよりますが、航空券や保険の事も考えて、初期費用として150万円程度は用意できると安心かと思います。

もし、現地で語学学校に通うようにすればプラス授業料と考えておくと良いかと思います。

現地で仕事を探している間の生活費や住居費をカバーする費用が必要になりますので、現地での仕事が始まるまでの最初の数ヵ月分は事前に用意した予算で賄えるようにしておけると安心です。

まとめ

ここでは、ワーキングホリデーの仕事の種類や給料相場、仕事の探し方、面接の流れなどについて詳しく解説しました。

ワーキングホリデーの内容は国によっても大きく異なりますが、オーストラリアやカナダ、ヨーロッパなどの留学でも人気の地域の場合はそれほど大きく変わらないという印象です。

ワーキングホリデーではたくさんの履歴書を渡して、いかに面接してもらうかが大切という一面もあるため、選択肢をたくさん持っておいて、その中のどれかで働くことができればいいな、くらいの気持ちを持っておくことも大切になります。

最後に、各国のワーキングホリデーについてご案内しているページへのリンクも以下で付けておきますので、各国別に参考にしてみてください。

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