ドイツに留学してよかった点について

ドイツ体験談3回目その1

ドイツの留学体験談第3弾をお届けします。引き続きあんなさんのドイツでの留学体験談となります。ドイツに留学してよかったと思えたことについて、いくつかドイツ留学のメリットポイントを挙げてご紹介いただいています。英語圏では感じられないドイツ留学の良い点とは。

インターナショナルな交友関係

ドイツに留学する前はドイツのこともヨーロッパのこともあまり知りませんでした。歴史や地域、国の名前は知っていても名前を覚えているだけで、感覚として知っている感じではありませんでした。

ドイツに留学に来る外国人はスペイン人やロシア人が多かったです。その他にアルバニア、グルジアなど馴染みがあまりない国の人とも出会いました。語学学校では毎日毎日顔を会わせるので、自然と友達になりました。

会話のトピックで多かったのは自分の国についてでした。また授業の一環で自分の国についてのプレゼンテーションしたりや自国の料理を持ち込んだりしました。日本のことを伝えることが多くありましたが、他の国を知る機会も多くありました。ドイツも含め、今まであまり気にしてなかった国を知るきっかけになり、友達ができ、身近になりました。

島国日本人とヨーロッパ

ドイツに行って少し感動したのは色んな国が近いということでした。

大学に行くときに使う駅で電車を待っていると、パリやアムステルダム行きの電車をよく見かけました。日本ではありえないので自分は島国出身だなと思うと同時に、自分は今ヨーロッパにいるんだなとも思いました。ドイツに留学する前はパスポートに出国・入国のスタンプが増えるのが好きでした。ヨーロッパにいると旅行しているのにスタンプがあまり増えません。EU圏内はパスワード無しで移動できるためか、パスポートを持っているドイツ人は多くありませんでした。パスポートのスタンプを集めて喜ぶのは島国の日本人ならではの感覚だなと思いました。

クリスマスマーケット

ドイツ体験談3回目その2

ドイツにいると国全体でクリスマスを待ち望み祝う雰囲気を感じられます。中でもクリスマスマーケットはとても思い出に残っています。

街ごとに雰囲気も大きさも違い、マグカップはオリジナルの柄があります。たくさんの街に出かけ、甘くて温かいグリューワインを飲みながらクリスマスマーケットを歩いたのはとても楽しかったです。200ml程の小さくて可愛いマグカップを集めるのも楽しみの1つでした。

他にもアドベントカレンダーというものがドイツにはあります。クリスマスまでの1か月間、毎日1つだけカレンダーをめくることができ、中からチョコレートが出てきます。クリスマスマーケットも大体1か月前から始まります。ドイツではこのクリスマスが訪れるワクワク感が楽しいです。日本でいつもこの雰囲気とクリスマスマーケットが恋しくなります。

ドイツ留学の安さ

ドイツ留学の利点として費用の安さがあると思いました。私は大学から奨学金を得てドイツに行きましたが、自分で頑張ってアルバイトして貯金すれば、ドイツ留学に行けると思いました。

レートにもよりますが、8万円が大体550ユーロ程度になりました。そこから家賃や食費などを払って節約して、月の出費は400ユーロいかない程度でした。家賃も学生寮でどこも大体300ユーロはしない程度です。何といっても驚きなのは、大学の授業料が無料ということでした。

ドイツの大学では250ユーロ程毎セメスター払う必要がありますが、それによってバスや電車が無料になります。留学するのに必要なお金は現地で使う生活費だけでいいのは大きな魅力だと思いました。

ドイツの安全性・便利性

ドイツは住んでいてとても安全だと感じました。日本よりホームレスが多く、お金を求めてくることがたまにありましたが、危険には感じませんでした。ホームレスがいることに対して嬉しいとは思いませんでしたが、日本に極度にホームレスがいないことが分かりました。こんな経験もまた留学したからこそだと思います。

パーティーに参加したときには、帰る時間が遅くなることもありました。本数は少ないですが、夜遅くまで電車やバスがあったのでいつも家には帰れました。

最初は夜遅くに出歩くのは怖かったですが、大丈夫でした。また日常生活で電車が遅れることも多かったですが、日本のように交通機関が発達していて、車がないから行きたい所に行けない経験はありませんでした。そのおかげで普段から近所の街に出かけたり、友達に会いに行ったりと行動範囲が狭くなく、留学生活を充実させることが出来たと思います。

英語が目的じゃない

ドイツ留学の利点として英語を学ぶのが目的ではないことが挙げられると思います。語学学校ではドイツ語を学ぶ外国人同士、英語も共通言語です。ドイツ語のレベルが低ければ低いほど、周りは英語でコミュニケーションを取る傾向がありました。

ドイツ語も学ぶと同時に英語を練習する機会もありました。自分のドイツ語のレベルが上がり、ドイツ語を練習したいと思ったときは自分が英語からドイツ語に切り替えれば、周りも合わせてくれました。ルームシェアしていたロシア人は英語が全くできなかったため、家では必ずドイツ語でした。

私もまた相手の語学レベルによって言語を使い分けていました。2つの言語を同時勉強できるのは英語圏じゃないドイツ留学だからこそだと思います。

意外なポイントですが、英語圏の国は陸路でたくさんの国に移動できることが少ないです。アメリカがカナダとメキシコに接しているのが一番多いでしょうか。そういった点では、ドイツはいろいろな国と接して様々な国を気軽に知れることができるというメリットがありますね。しかも、英語以外の留学をすることで逆に英語力がアップするという側面も実はあったりします。個人的ですがフランス語留学した際に、思いのほか英語のスピーキング力がアップした経験があります。

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