マルタでの新型コロナウイルス規制緩和計画とマルタ留学について

マルタでは2021年3月15日から実質的なロックダウンに入っていますが、2021年4月7日にマルタでの新型コロナウイルスに伴う規制緩和について今後の計画が発表されました。

その規制緩和の概要とマルタ留学へどう影響してくるかの展望を考えてみたいと思います。

マルタの規制緩和計画について

マルタ政府が4月7日に発表した緩和計画は4月12日から始まるようになっています。それぞれ段階を経て徐々に緩和していくステップになっています。まずは学校の再開から始まり、通常のお店の再開へという流れになっています。

4月12日の週

4月12日の週から学校がオープンします。この学校というのはマルタの地元にある学校を対象としていますので、マルタの語学学校は対象になっておりません。

4月12日に保育園・小学校が再開されます。4月14日は中学校が再開されます。そして4月16日に高校が再開します。

4月26日から

生活必需品やサービス以外を扱う一般的なお店が再開されます。ただし、バーやレストランなどの飲食店は対象にはなっていません。

6月1日から

6月1日から観光客の受入れを再開する予定です。バーやレストランなどの飲食関係は恐らく6月1日から再開できるかもしれないと言われています。

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マルタの規制緩和に向けた背景

マルタはワクチン接種率がEU諸国の中では非常に高い方で、4月8日現在で36%の国民が少なくとも1回のワクチン接種を済ませています。これはアメリカの接種率を上回っています。

その為、一見規制解除を早めてもいいのではと思われがちですが、マルタは観光で成り立っている国でもあるため2021年の夏に向けて観光客が来れなくなる状態をできるだけ回避したいと考えています。

例えば、イギリスは海外の渡航先を信号のような3段階のシステムで評価する予定でいますが、マルタは恐らく一番安全なGreenに位置づけられるのではという予測もされています。

こういった観光客に来てもらっても安全な場所であるということをアピールし続けるためにも、ワクチン接種を進めて安全な状況にしておかなければならないという事もあり、現在慎重に段階的に規制の解除を進めていると言っても良いかもしれません。

そういうこともあって、4月・5月は慎重に解除するという方針をとっているものと思われます。

マルタ留学の展望

そして気になるのはこれからマルタ留学がどうなるかです。

残念ながら4月7日の発表では、語学学校がどのタイミングで対面授業を再開できるのかについては明確なものはありませんでした。

学校再開というのは、未成年を対象にした現地の学校についてのことで、大学や語学学校など成人学生が集う教育機関の再開についてははっきりしないままです。

マルタの語学学校の再開については今後発表があるものと思われますので、それを待つしかないでしょう。それまではマルタの語学学校ではオンライン授業が引き続き行われます。もしマルタで対面授業での留学をこれから希望されている場合は、もうしばらく待った方が賢明かと思われます。

ただ観光客の受入れが6月1日となっていますので、海外からマルタ入国が前提である点は留学も旅行と同じ側面があります。そう考えると6月1日になるかもしれないという憶測もよぎります。

ただまだ正式なことははっきりわかっていないので、引き続き今後の発表を待ちながら留学の計画を立てていけると良いでしょう。

マルタもデータが基本

こういったマルタの規制解除計画も例外ではなく感染状況やワクチン接種状況などのデータが基本となります。

上記のような規制解除計画をマルタ政府は打ち出していますが、マルタの感染状況や重症化の状況などが悪化してくればこの計画も延期されるということは頭にいておかなければなりません。

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