マルタでの春夏秋冬の服装

マルタの気温

まずはマルタの平均気温と東京の平均気温を数字で比較してみたいと思います。

【マルタの平均気温】

【東京の平均気温】

こうして気温を比較してみると、東京と気温的にはそんなに変わりません。でも、マルタで10℃を下回る事はほとんど無いですし、降水量が断然違います。

マルタでの服装（春）

【春の必須アイテム】
長袖Tシャツ、半袖、カーディガン、上着

日中はぽかぽかと温かい陽気です。薄いニットにカーディガンとか、長袖Tシャツと上に羽織る物という軽装で出かけられます。

5月中旬以降にはもうビーチで泳げますので、Tシャツでも良いのですが、夜は寒くなる事もありますし、まだ上に羽織る物は必要です。

6月にもなるともう完全に夏の服装です。

※3月～4月の春先にかけては風が強く、埃っぽいです。日本ほどの花粉症は無かったのですが、サハラ砂漠の砂や、建物を壊している砂埃が舞い、花粉症のような症状が出ました。でも、やはり外国ではマスクをする習慣はありません。

マルタでの服装（夏）

【夏の必須アイテム】
水着、サングラス、半袖・ノースリーブの服、短パン、ビーチサンダル、カーディガン

7・8・9月はもう完全に夏です。羽織物も要らないくらい全身で夏を満喫する事ができます。日差しが強いのでサングラスが必須です！

マルタには色んな国から色んな宗教の学生が留学に来ます。例えばイスラム教の人ですが、その人たちの前で肌を露出しても問題はありませんでした。

同じイスラム教徒でもトルコとカザフスタンの女性は、夏は肌の露出が多い服を着ていましたが、リビアの女性は夏でもロングドレスや長袖にストールという肌を隠す服装でした。国と個人によって多少異なるようです。

ただし、マルタは国民の98％がローマ・カトリック教徒です。ヴァレッタにある聖ヨハネ大聖堂へ入場する際は肌の露出を控えた服装をするか、入口で配られる不織布のケープと巻きスカートのような布で肌を覆わなければなりません。

※この季節、毎日のようにビーチへ行く人もいますが、水着で公道を歩くのは違反で、見つかれば罰金を払わなければいけないそうです。
※建物もバスも冷房が効いています。カーディガン等の羽織物があれば良いと思います。

マルタでの服装（秋）

【秋の必須アイテム】
長袖の服、セーター、カーディガン、薄手のダウンやコート

10月は長袖を着ていました。日中はまだ暖かいですが、夜は上に羽織る物が必要になります。

11月も同じような感じで、夜は何か羽織る物が必要です。この頃になると水温が下がってくるので、11月に泳ぐ人もいますが結構厳しいです。

11月下旬頃からそろそろセーターが必要です。12月には薄手のダウンや、コートも着ていました。

この季節はマルタで一番雨が多いです。水はけが悪いので道路が冠水し、川のようになります。サンダルなら濡れても平気ですし、気になる人は長靴を用意しましょう。

マルタでの服装（冬）

【1月/2月の必須アイテム】
ダウンやコート、マフラー、タイツ、セーター、発熱インナー

【3月の必須アイテム】
長袖の服、薄いニット、カーディガン

1月2月はマルタでもそれなりに寒いです。マフラーは使っていましたが、手袋は不要でした。ただし、この季節に他の国へ旅行に行く場合、やはり手袋は必要かと思います。

それと、暖かい中がモコモコの靴も履いていました。（日本から送ったもの）

3月になるともう春のような陽気です。日中は気温が上がり、薄いニットか長袖だけでも過ごせまる日もありますが、まだ上着は必要です。

年間を通じて

【年中を通して】
ジーンズ等のパンツ（ズボン）

これはなぜかと言うと、悲しい現実ですがヨーロッパ人と足の長さが違うからです。

日本からジーンズを持って来るのを忘れたので買おうとしたところ、どうしてもズボンの丈が余ってしまうことも！マルタではすそ上げサービスがありません。日本と違うので、現地で買おうとすると、これだけは本当に困る場合もあります。

マルタは日本のようにはっきりとした四季はありません。

でも季節が変われば服の色味も変わるし、スーパーに並ぶ旬の食べ物が変わるところは日本と同じです。微妙な四季の移ろいを見つけると嬉しいものです。

マルタでそれぞれの四季を楽しんでみてはいかがでしょうか。