1ヵ月のバンクーバー留学にかかる費用はいくら?総額と内訳をくわしく解説

1ヵ月のバンクーバー留学にかかる費用はいくら?総額と内訳を実例つきで解説【2026年最新】 | カナダ留学なら留学スクエアの概要

1ヵ月の留学は、長く休みを取るのがむずかしい方でも挑戦しやすい長さです。学生の夏休みや、社会人の方が有給をまとめて使って渡航するケースもよくあります。バンクーバーは日本から直行便で8〜9時間、治安もよく、はじめての海外でも生活を立ち上げやすい街です。

気になるのは、やはり費用ではないでしょうか。1ヵ月のバンクーバー留学にかかる費用は、約57〜83万円が目安です。学費・滞在費・生活費・航空券・海外留学保険まで、すべて含んだ金額になります。

ここでは、その内訳を項目ごとに見ていきながら、予算別のモデルプラン、1日あたりいくら使うのか、費用を抑えるコツまでまとめました。

為替レートの前提1カナダドル=115円で計算しています。カナダドルは日々動くため、実際の費用は円高・円安で上下します。目安としてご覧ください。(2026年時点)

このページでわかることは、次のとおりです。

  • 1ヵ月のバンクーバー留学にかかる費用の総額と内訳
  • 予算別のモデルプラン(57万円台・65万円台・75万円台)
  • 現地で1日あたりいくら使うのか
  • 1ヵ月の留学に必要な手続きとビザの要否
  • 費用を抑えるための具体的な方法

バンクーバー留学1ヵ月の費用は約57〜83万円

1ヵ月のバンクーバー留学にかかる費用は、約57〜83万円が目安です。内訳は次の4項目に分かれます。

項目1ヵ月の費用主な内容
学費約9〜29万円授業料・入学金・教材費・空港送迎
滞在費約18〜21万円ホームステイ代・滞在手配料
生活費約7〜10万円食費・交通費・通信費・交際費
渡航費約23〜30万円往復航空券・海外留学保険・eTA
合計約57〜83万円

1カナダドル=115円で計算した目安です。上の項目をすべて上限で足すと合計を超えますが、学校も滞在先も航空券もいちばん高いものを選ぶケースは多くありません。実際には83万円あたりに収まることがほとんどです。

バンクーバー留学1ヵ月の費用内訳

費用の幅はどこで決まるのか

57万円と83万円では26万円も違います。この幅を生んでいるのは、主に3つです。

  • 学校のグレードと授業数 午前だけのコースと、午前午後びっしりのコースでは学費が2倍以上変わります
  • 滞在先の場所 ダウンタウン中心部か、スカイトレインで数駅の郊外かで月に数万円の差
  • 渡航する時期 夏休みと年末年始は航空券が高く、秋や冬の終わりは安くなります

逆にいえば、この3つをどう選ぶかで、総額はかなりコントロールできます。具体的な組み合わせは、後のモデルプランで見ていきます。

1ヵ月は「1週間あたりの単価」が割高になります

入学金、教材費、滞在の手配料、空港送迎。これらは3ヵ月でも1年でも金額が変わらない固定の費用です。1ヵ月だと、この固定費を短い期間で負担することになるため、1週間あたりで計算すると長期の留学より割高になります。「1ヵ月で57万円なら、3ヵ月は171万円くらい?」と考える方がいますが、実際の3ヵ月は約130〜180万円です。単純な掛け算にはならない、と覚えておくと予算が立てやすくなります。

バンクーバー留学1ヵ月の費用の内訳【4項目でくわしく】

総額がわかったところで、それぞれの項目に何が含まれているのかを見ていきます。どこにお金がかかっていて、どこなら削れるのかがつかめると、自分の予算に合わせて組み立てやすくなります。

① 学費(約9〜29万円)

語学学校に払うお金です。授業料だけでなく、入学時の登録料や教材費、空港からの送迎もここに含まれます。

項目1ヵ月の目安
授業料(週20レッスン前後)約12〜22万円
入学金約1.5〜2万円
教材費約1〜1.5万円
空港送迎(片道)約1.2〜1.5万円

午前のみのライトコースを選んだ場合、授業料は9万円台まで下がります。上の表はフルタイムを想定した金額です。

授業料はコマ数で変わる

バンクーバーの語学学校は、週に何レッスン受けるかで料金が変わります。午前だけの「パートタイム」なら安く、午前も午後もある「フルタイム」や「インテンシブ」を選ぶと高くなります。1ヵ月の留学なら、午前中心にして午後を街歩きや自習にあてる方も多いです。観光も楽しみたい方には、こちらのほうが向いています。

入学金と教材費は期間に関係なくかかる

ここが1ヵ月の留学で効いてくるところです。入学金は1ヵ月でも1年でも同じ金額。教材費も、使うテキストが同じなら変わりません。つまり短い期間ほど、この固定費が総額に占める割合が大きくなります。学校によっては短期向けに入学金を割引しているところもあるので、申し込み前に確認しておくと数万円変わることがあります。

空港送迎は使ったほうが安心

バンクーバー国際空港からダウンタウンまではスカイトレインのカナダラインで30分ほど、料金は10カナダドル前後です。自力で行くこともできますが、到着は夕方以降になることも多く、大きなスーツケースを持って乗り換えるのは想像以上に大変です。片道1.2〜1.5万円で、ホームステイ先の玄関まで送ってもらえます。初日の負担を考えると、行きだけでも頼んでおく価値はあります。

② 滞在費(約18〜21万円)

住まいにかかるお金です。1ヵ月の滞在では、ホームステイを選ぶ方がほとんどです。

項目1ヵ月の目安
ホームステイ費(個室・2食付き)約15〜18万円
滞在手配料約3〜3.5万円

1ヵ月ならホームステイが基本

シェアハウスのほうが家賃は安く済みます。ただ1ヵ月だけとなると、そもそも短期で貸してくれる物件が少ないのが実情です。多くのシェアハウスは3ヵ月以上の契約を求めます。加えて、現地に着いてから内見して契約して、という時間もありません。

ホームステイなら渡航前に決まっているので、到着したその日から住む場所があります。朝と夜の食事が付くため食費も抑えられ、家族との会話がそのまま英語の練習になる。1ヵ月という短い期間を考えると、この立ち上がりの速さは大きいです。

短期は月額が割高になる仕組み

バンクーバーのホームステイの相場は月12〜14.5万円ほどですが、ここで15〜18万円としているのは、短期の滞在には週あたりの単価が高めに設定されていることが多いためです。長く滞在するほど1週間あたりは安くなり、3ヵ月を超えると相場に近づいていきます。

③ 生活費(約7〜10万円)

現地での毎日にかかるお金です。ホームステイで朝夕の食事が付くので、ここは思ったより抑えられます。

項目1ヵ月の目安
平日のランチ代約2〜3.5万円
交通費(コンパスカード)約1〜1.4万円
通信費(プリペイドSIM)約0.4〜0.6万円
交際費・日用品・週末の外出約3〜5万円

食費はランチ代がほとんど

朝と夜がホームステイで出るので、自分で払うのは平日のお昼が中心になります。学校の近くでサンドイッチやプレートを買うと1回12〜18カナダドル、日本円で1,400〜2,100円ほど。ここに州税とチップが乗ることもあります。ホストファミリーにお願いしてお弁当を持たせてもらう方もいて、それだけで月に1万円以上変わります。

交通費は定期と都度払いを比べる

バンクーバーの公共交通は「コンパスカード」というICカードで乗ります。1ゾーンの月定期がCA$104.90、日本円で約1.2万円です。毎日通学するなら定期がお得ですが、ホームステイ先が学校から歩ける距離なら、都度払いのほうが安く済むこともあります。1回の乗車はCA$2.65前後、90分以内なら乗り換え自由です。

注意したいのは、月定期はカレンダー月単位という点です。月の途中から始まる留学だと、初月分が丸ごと必要になって割高になります。渡航日によっては、最初の数週間は都度払いにして翌月から定期、という組み方も検討する価値があります。

通信費は短期向けのプリペイドSIM

1ヵ月ならプリペイドSIMで十分です。現地の通信会社で30日分のプランが40〜55カナダドルほど。日本の携帯会社の海外プランを使う方法もありますが、割高になりやすいので、現地でSIMを買うか、日本で海外用SIMを用意していくのが一般的です。

④ 渡航費(約23〜30万円)

日本とバンクーバーを往復する費用と、渡航に必要な手続きのお金です。

項目1ヵ月の目安
往復航空券約18〜24万円
海外留学保険約2〜3万円
eTA(電子渡航認証)約800円(CA$7)

航空券は時期でいちばん動く

費用の中でもっとも変動が大きいのが航空券です。日本からバンクーバーへはJAL、ANA、エアカナダが直行便を出していて、所要時間はおよそ8〜9時間。カナダの都市の中では日本から近く、トロントより2〜3万円ほど安く行けることが多いです。

夏休みや年末年始は高騰し、秋(10〜11月)や冬の終わり(1月後半〜3月)は落ち着きます。同じ内容の留学でも、渡航時期を変えるだけで5万円前後の差が出ることもあります。

海外留学保険は必ず入る

カナダの医療費は日本の感覚では考えられない金額です。ちょっとした診察で数百カナダドル、入院や手術になれば桁が変わります。1ヵ月なら2〜3万円ほどで加入できるので、ここは削らないでください。なお、クレジットカードに付いている海外旅行保険が使えるケースもあります。詳しくは後の節約のコツで触れます。

eTAの費用は約800円

カナダに飛行機で入国するには「eTA」という電子渡航認証が必要です。オンラインで申請でき、費用はCA$7、日本円で約800円。一度取得すれば最長5年間、またはパスポートの有効期限まで使えます。学生ビザは1ヵ月の留学では必要ありません。手続きの詳細は後の章でまとめます。

1ヵ月の留学は誰に向いている?

1ヵ月という長さは、まとまった休みが取れる方なら現実的に狙える範囲です。当社にお申し込みいただく1ヵ月留学の方を見ていくと、渡航が集中するのは毎年2〜3月と8〜9月。日本の学校や仕事の区切りと重なる時期です。

2〜3月は、大学生の春休みと、年度末で仕事を区切った社会人の方が重なります。8〜9月は夏休みを使う学生の方が中心。この2つの山があるぶん、学校の申し込みもホームステイの手配も、この時期は早めに動かないと希望が通りにくくなります。

人気の時期は3〜4ヵ月前から動く

2〜3月と8〜9月に渡航したい場合、学校の席もホームステイ先も埋まるのが早いです。とくに人気校は、希望の開始日が取れずに1週ずらすことになるケースもあります。ご相談いただくタイミングとしては、渡航の3〜4ヵ月前だと選択肢が多く残っています。航空券も早いほど安く取れるので、時期が決まっているなら早めに動くほど得です。

学生が夏休み・春休みを使う

大学生の方が長期休暇を丸ごと使うパターンです。8〜9月なら夏休み、2〜3月なら春休みにあたります。授業や単位に影響を与えずに行けるのが大きく、就職活動の前に海外経験をつくっておきたい、という動機の方も多いです。バンクーバーは夏の気候が過ごしやすく、日が長いので放課後の時間も楽しめます。

社会人が休暇を使う

有給をまとめて取る方や、転職の合間を使う方です。年度末で区切りをつけて2〜3月に渡航する方は毎年いらっしゃいます。1ヵ月なら仕事を辞めずに行ける場合もあり、キャリアを止めずに海外で過ごせるのが利点です。

ワーキングホリデー前のお試しとして

いきなり1年の滞在に踏み切るのが不安な方が、まず1ヵ月行ってみるという使い方です。街の雰囲気、生活のしやすさ、自分の英語がどこまで通じるか。実際に住んでみないとわからないことが確かめられます。ここで手応えをつかんでからワーキングホリデーに切り替える方もいます。

1ヵ月で英語はどのくらい伸びる?

1ヵ月で英語がペラペラになったり、文法や語彙が劇的に増えたりすることはありません。それでも、最初の1週間はまったく聞き取れなかった英語が、3週目あたりから部分的に耳に入ってくるようになります。間違えても伝わればいいという感覚がついてくるのもこの頃で、日本に帰ってからの英語との付き合い方が変わったという声もよく聞きます。

「英語を仕事で使えるレベルにしたい」という目的なら、1ヵ月では足りません。その場合は3ヵ月以上を検討したほうが、結果的に納得のいく留学になります。

1ヵ月のモデルプラン|予算別の過ごし方

同じ1ヵ月でも、学校の選び方と住む場所、渡航の時期で総額はかなり変わります。ここでは57万円台から83万円台まで、3つのプランに分けて中身を見ていきます。ご自身の予算に近いものを見つけてみてください。

予算をおさえるプラン(約57〜65万円)

費用を最優先に組んだ場合です。午前だけの授業にして、滞在は郊外のホームステイ、渡航はオフシーズンを選びます。

項目金額選び方
学費約12万円中規模校の午前のみコース(週15レッスン)
滞在費約18万円バーナビーなど郊外のホームステイ
生活費約7万円お弁当持参、週末は無料の公園中心
渡航費約21万円2月渡航・経由便・カード付帯保険を活用
合計約58万円

午後が空くので、自習や街歩きにあてられます。郊外に住んでもスカイトレインで通えるため、通学の不便さはそれほどありません。ただ通学に片道40分ほどかかるので、そこをどう捉えるかです。

標準的なプラン(約65〜75万円)

いちばん選ばれる組み方です。フルタイムで授業を受けて、市内のホームステイから通います。

項目金額選び方
学費約20万円人気校のフルタイム(週20〜25レッスン)
滞在費約19.5万円市内・通学30分圏内のホームステイ
生活費約8.5万円平日はランチを外で、週末は観光も
渡航費約24万円直行便・海外留学保険に加入
合計約72万円

午前も午後も授業があるぶん、1ヵ月でも英語に触れる量はしっかり確保できます。放課後に学校のアクティビティに参加すれば、クラス以外の友人もできます。バランスを重視するならこの形です。

余裕をもつプラン(約75〜83万円)

学習環境にこだわり、週末も積極的に動く組み方です。

項目金額選び方
学費約26万円少人数制の学校・インテンシブコース
滞在費約21万円ダウンタウン近くのホームステイ
生活費約10万円外食や週末の遠出も楽しむ
渡航費約26万円直行便・繁忙期の渡航
合計約83万円

1クラス8名前後の少人数制なら、発言する回数が段違いに増えます。1ヵ月という短い期間で密度を上げたい方に向いています。ウィスラーやビクトリアへの週末旅行も組み込めます。

バンクーバー留学1ヵ月の予算別プラン比較

3つを並べると、差がいちばん大きいのは学費(12万円と26万円)です。次が渡航費。滞在費と生活費は、どのプランでも極端には変わりません。予算を調整したいなら、まず学校と渡航時期から見直すのが近道になります。

当社でサポートした方の例

大学3年生が夏休みに1ヵ月渡航されたケースでは、最初は「できるだけ安く」という希望で午前のみのコースを想定していました。ただ相談を重ねるうちに、就職活動で話せる経験にしたいという目的が本人の中でもはっきりしてきて、フルタイムのコースに変更されています。総額は10万円ほど上がりましたが、午後の授業がある分、話す機会そのものが増えたようです。観光も楽しみたいという希望が強い方には、逆に午前のみをすすめることもあります。

バンクーバーでの1日と、1日あたりの出費

月にいくら、と言われてもピンとこないところがあります。ここでは生活費を1日単位に割り戻して、実際にどんな1日を過ごし、どこでお金が出ていくのかを見ていきます。

平日のタイムテーブル

フルタイムのコースに通う場合の、よくある平日の流れです。

時間過ごし方出費
7:00起床。ホストファミリーと朝食0円
8:00スカイトレインかバスで登校約400円
9:00午前の授業
12:00ランチ。学校近くのカフェかフードコート約1,400〜2,100円
13:00午後の授業
15:30放課後。クラスメイトとカフェ、または自習約0〜700円
17:30帰宅約400円
18:30ホストファミリーと夕食0円

朝と夜がホームステイで出るので、自分でお金を払うのはお昼と放課後、それに交通費です。月定期を買っていれば、交通費の部分は毎日かかりません。

1日あたりいくら使う?

生活費の7〜10万円を30日で割ると、1日あたり約2,300〜3,300円になります。内訳のイメージは次のとおりです。

使いみち1日あたり
ランチ代約1,000〜1,200円
交通費約400〜500円
カフェ・間食約300〜600円
週末の外出・買い物(月割り)約600〜1,000円

週末にまとめて使うぶんも含めて、1日単位にならした金額です。実際は平日に使わず、土日に多く出ていく形になります。

この感覚をつかんでおくと、現地での判断がしやすくなります。ランチを毎日カフェで買うと1回2,000円近くいくので、そこを週に2回お弁当に変えるだけで月に1万円以上変わってきます。

週末の過ごし方と費用

1ヵ月なら週末は4〜5回。バンクーバーは街のすぐそばに自然があるので、お金をかけずに楽しめる場所も多いです。

行き先費用の目安内容
スタンレーパーク0円〜海沿いの遊歩道を歩く。自転車を借りるなら約2,000円
グランビル・アイランド約2,000〜3,500円マーケットで食べ歩き。地元の食材や工芸品も
キャピラノ吊り橋約8,000円入場料が高めだが、森の中の吊り橋は迫力あり
グラウスマウンテン約9,000円ゴンドラで山頂へ。市街と海を見下ろせる
ウィスラー日帰り約12,000〜18,000円バスで2時間。夏はハイキング、冬はスキー
ビクトリア日帰り約10,000〜15,000円フェリーで海を渡る。英国風の街並み
バンクーバー留学1ヵ月の週末の過ごし方と費用

全部行こうとすると5万円を超えます。1ヵ月の滞在なら、有料のアクティビティは2〜3回に絞って、あとは公園やビーチ、無料のイベントで過ごす方が多いです。夏場は日が長く、夜9時ごろまで明るいので、平日の放課後にビーチへ行くこともできます。

お小遣いは生活費と別に考える

総額に含めている生活費7〜10万円は、日々の食事と交通、ちょっとした外出を想定した金額です。ここに家族や友人へのお土産、現地で買う服や靴、思い切って行く週末旅行までは入っていません。実際に渡航された方に聞くと、この「予定外の楽しみ」に3〜5万円ほど使っている方が多いです。予算にはこのぶんを別枠で見ておくと、現地で我慢しなくて済みます。

1ヵ月の留学でビザは必要?

結論として、1ヵ月のバンクーバー留学に学生ビザは必要ありません。カナダでは留学期間が6ヵ月未満であれば就学許可(Study Permit)が不要なためです。申請の手間も、申請料の数万円もかかりません。

そのかわり、飛行機で入国するには「eTA」という電子渡航認証が必要です。費用はCA$7、日本円で約800円。この800円だけで渡航できると考えれば、1ヵ月の留学は手続きの面でもかなり気楽です。

eTAの申請方法と注意点

eTAはカナダ政府の公式サイトからオンラインで申請します。パスポート情報とクレジットカードがあれば10分ほどで終わり、多くの場合は申請後すぐに承認のメールが届きます。一度取得すれば最長5年間、またはパスポートの有効期限まで使えます。

気をつけたいのが代行サイトです。公式によく似た名前で、手数料を上乗せして数千円請求するところがあります。検索して上位に出てきたページをそのまま使うのではなく、アドレスが政府の公式ドメインかを確認してください。

また、まれに承認までに数日かかることがあります。航空券を予約したら、後回しにせず早めに申請しておくと安心です。

アメリカ経由の便ならESTAも必要

費用を抑えるために経由便を選ぶ場合、アメリカを通るルートだと「ESTA」というアメリカの渡航認証が別途必要になります。費用は21米ドルほど。カナダのeTAとは別物なので、両方の申請が要ります。乗り継ぎで空港を出ないとしても必要です。

航空券を取る前に、経由地がどこかを確認しておきましょう。バンクーバーは日本からの直行便が多いので、直行を選べばこの手続きは不要です。

1ヵ月の留学ではアルバイトができない

ビザが不要ということは、就労の許可もないということです。1ヵ月の語学留学では、現地で働くことは認められていません。生活費を現地で稼いで補うという考え方は使えないので、必要な金額はすべて日本から持っていく前提で予算を組んでください。

働きながら滞在したい場合は、ワーキングホリデーという選択肢があります。こちらは最長1年で、語学学校に通いながらアルバイトができます。

バンクーバー留学1ヵ月の費用を抑える6つのコツ

1ヵ月の留学費用は、選び方しだいで20万円以上変わります。ここでは短期の留学で実際に効く方法を6つ紹介します。

① 渡航時期をオフシーズンにずらす

効果が大きいのが時期の選び方です。先に触れたとおり、1ヵ月留学は2〜3月と8〜9月に集中します。人が動く時期は航空券が上がり、ホームステイ先も埋まりやすい。時期をずらせるなら、秋(10〜11月)や1月後半に渡航すると、往復の航空券だけで数万円変わることがあります。学校の割引キャンペーンも閑散期のほうが出やすいです。

② 航空券は早めに予約し、経由便も見る

航空券は出発の3ヵ月以上前に取るほど安くなりやすいです。直行便が基本のバンクーバーでも、アジアやアメリカを経由する便を選ぶと2〜4万円下がることがあります。ただ、経由便は到着までの時間が長くなり、アメリカ経由ならESTAの手続きも増えます。1ヵ月という短い滞在では、移動に丸一日使うのがもったいないと感じる方もいます。

航空券を買うのは、学校から入学許可証が届いてからにしてください。定員がいっぱいで開始日をずらすことになると、買い直しでキャンセル料がかかります。

③ 午前のみのコースを選ぶ

学費は授業数に比例します。午前だけのコースにすると、フルタイムより8〜10万円ほど安くなります。1ヵ月の滞在なら、午後を自習や街歩きにあてる過ごし方も十分ありです。観光も楽しみたい方には、むしろこちらが向いています。

ただし、英語を集中的に伸ばしたい場合は逆効果になることもあります。何を持ち帰りたいかで判断してください。

④ ホームステイの食事を活かして外食を減らす

ホームステイには朝と夜の食事が付いています。ここをきちんと食べるだけで、食費はランチ代だけに絞れます。さらにホストファミリーにお願いして、お弁当を持たせてもらう方もいます。ランチ1回が1,400〜2,100円なので、週に2〜3回お弁当にするだけで月1万円以上変わります。

お願いするときは、遠慮せず最初に相談してみてください。追加料金なしで対応してくれる家庭も多いです。

⑤ 交通は定期と都度払いを比べる

ここは1ヵ月ならではの判断です。コンパスカードの1ゾーン月定期はCA$104.90(約1.2万円)。毎日通学するなら定期が得ですが、月定期はカレンダー月単位でしか買えません。月の半ばから始まる留学だと、最初の月は数週間しか使わないのに1ヵ月分の料金がかかります。

渡航日によっては、都度払い(1回CA$2.65前後・90分乗り換え自由)のほうが安く済むことがあります。学校まで歩ける距離のホームステイなら、そもそも定期は不要です。

⑥ 保険はクレジットカード付帯も確認する

多くのクレジットカードには海外旅行保険が自動で付いています。補償期間は90日までというものが多いので、1ヵ月の留学ならこの範囲に収まります。長期留学では使えない方法ですが、短期なら有効です。うまく使えば2〜3万円まるごと浮きます。

ただし条件の確認は必須です。カードで旅費を払わないと適用されない「利用付帯」のものがあること、治療費の補償上限が十分か、留学が対象に含まれるか。この3点は必ず事前に調べてください。補償が足りないと感じたら、無理せず保険に入るほうが安全です。カナダの医療費は高額です。

削っていい部分と、削らないほうがいい部分

費用を抑えることばかり考えて、1ヵ月が我慢の連続になってしまっては意味がありません。予算を切り詰めるために空港送迎を外し、到着が夜になって大きなスーツケースを抱えたままスカイトレインを乗り継ぐことになり、初日から疲れきってしまったというケースもあります。差はたった1万円ほどでした。削るなら学費と航空券から。到着直後の負担や保険は、優先度を下げないほうがいいと思います。

これらを組み合わせれば、同じ1ヵ月でも総額は20万円以上変わります。自分の希望だとどのくらいになるのか知りたい方は、無料でお見積もりを作成しています。

1ヵ月と3ヵ月・半年、どれを選ぶ?

1ヵ月で申し込んだあとに「もう少し長くすればよかった」と感じる方は一定数います。渡航前の段階で、他の期間の費用も見ておくと判断しやすくなります。

期間費用の総額1ヵ月あたりビザ
1ヵ月約57〜83万円約57〜83万円不要(eTA)
3ヵ月約130〜180万円約43〜60万円不要(eTA)
6ヵ月約273〜330万円約46〜55万円境目(要確認)
1年約405〜515万円約34〜43万円必要

1カナダドル=115円で計算した目安です。1ヵ月あたりの金額は総額を月数で割ったもので、入学金や航空券などの固定費が長期ほど薄まるため、期間が延びるほど下がります。

表を見ると、1ヵ月あたりの負担は3ヵ月で一段下がり、1年ではさらに安くなります。入学金や往復の航空券は期間が変わっても金額が同じなので、長く滞在するほど1ヵ月あたりで見た単価は下がっていく計算です。

1ヵ月では足りないと感じるケース

次のような目的の場合、1ヵ月だと物足りなさが残ることがあります。

  • 英語を仕事で使えるレベルまで伸ばしたい
  • 現地で友人をつくって、じっくり関係を築きたい
  • 語学学校のあとに進学やインターンを考えている
  • 生活に慣れてから、自分のペースで街を楽しみたい

1ヵ月は、生活に慣れてきたころに終わります。ちょうど耳が英語に馴染んで、クラスメイトとも打ち解けたあたりで帰国日が来る。そこを惜しいと感じそうなら、3ヵ月を検討する価値があります。

反対に、まず海外がどんなものか知りたい、休みの範囲で行けるだけ行きたい、という方には1ヵ月がちょうどいい長さです。ここで手応えをつかんでから、次はワーキングホリデーで1年、という進み方をされる方もいます。

よくある質問(FAQ)

1ヵ月のバンクーバー留学について、よく寄せられる質問をまとめました。

Q 1ヵ月のバンクーバー留学は最低いくらから可能ですか?

約57万円が目安です。午前のみのコースを選び、郊外のホームステイに滞在し、オフシーズンに経由便で渡航した場合の金額になります。学費・滞在費・生活費・航空券・海外留学保険をすべて含んでいます(1カナダドル=115円で計算)。ただしお土産代や週末の遠出は含んでいないため、別途3〜5万円ほど見ておくと安心です。

Q 1ヵ月でも英語は伸びますか?

話せるようになるまではいきませんが、変化はあります。3週目あたりから聞き取れる部分が増え、間違えても伝わればいいという感覚が身につきます。文法や語彙が大きく増える期間ではないので、仕事で使えるレベルを目指す場合は3ヵ月以上を検討したほうが目的に近づきます。

Q 1ヵ月ならホームステイとシェアハウス、どちらがいいですか?

ホームステイをおすすめします。シェアハウスは家賃が安いものの、多くが3ヵ月以上の契約を求めるため、1ヵ月だけ借りられる物件が少ないのが実情です。現地で内見して契約する時間もありません。ホームステイなら渡航前に決まっていて、朝夕の食事も付くので食費を抑えられます。

Q 1ヵ月の留学にビザは必要ですか?

学生ビザは必要ありません。カナダでは6ヵ月未満の留学であれば就学許可が不要です。入国時に「eTA」という電子渡航認証だけが必要で、費用はCA$7、約800円です。オンラインで10分ほどで申請できます。アメリカを経由する便を使う場合は、別途アメリカのESTAも必要になります。

Q お小遣いはいくら持っていけばいいですか?

総額に含まれる生活費7〜10万円とは別に、3〜5万円ほど見ておく方が多いです。この生活費は日々の食事と交通、ちょっとした外出を想定した金額で、お土産や現地での買い物、週末の遠出までは含んでいません。キャピラノ吊り橋やウィスラー日帰りなど有料のアクティビティは1回8,000〜18,000円ほどかかります。

Q 1ヵ月の航空券はいつ予約するのが安いですか?

出発の3ヵ月以上前が目安です。ただし予約は学校から入学許可証が届いてからにしてください。定員がいっぱいで開始日をずらすことになると、買い直しでキャンセル料がかかります。渡航時期は、秋の10〜11月や1月後半が安く、夏休みと年末年始は高くなります。

Q 1ヵ月の留学でもアルバイトはできますか?

できません。ビザが不要ということは就労の許可もないため、現地で働くことは認められていません。必要な費用はすべて日本から用意していく前提で予算を組んでください。働きながら滞在したい場合は、最長1年のワーキングホリデーという選択肢があります。

まとめ|バンクーバー留学1ヵ月の費用

1ヵ月のバンクーバー留学にかかる費用は、約57〜83万円が目安です(1カナダドル=115円で計算)。学費が約9〜29万円、滞在費が約18〜21万円、生活費が約7〜10万円、渡航費が約23〜30万円。この4つで構成されています。

幅を生んでいるのは、学校のグレードと授業数、滞在先の場所、渡航する時期の3つです。午前だけのコースにして郊外のホームステイからオフシーズンに渡航すれば58万円ほど、人気校のフルタイムで市内に住み繁忙期に行けば83万円ほど。同じ1ヵ月でも、選び方で20万円以上動きます。

1ヵ月なら学生ビザは不要で、必要なのはeTAの約800円だけ。手続きの負担が軽いのも、この期間の利点です。そのかわり現地で働くことはできないので、費用はすべて日本から用意していく前提になります。

2〜3月と8〜9月は希望者が集中する時期です。この時期に行きたい場合は、学校もホームステイも早く埋まるため、渡航の3〜4ヵ月前には動き始めておくと選択肢が多く残ります。学校選びから滞在先の手配、費用の試算まで、無料でご相談を承っています。予算に合わせたプランをお出ししますので、金額が気になる段階でもお気軽にどうぞ。

堀江保夫(編集長)

英語圏を中心とした留学を無料でサポートしているトランスリエゾン株式会社)のマーケティングを統括。大学進学希望者へのカウンセリングも行っています。留学経験者の体験をヒアリングしながら記事の作成をまとめています。

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