ニュージーランドの春夏秋冬の気候の特徴とそれぞれの季節に合わせた服装

ニュージーランドの春夏秋冬の気候の特徴とそれぞれの季節に合わせた服装

ニュージーランドは南半球にある国で、季節は日本と真逆です。日本が夏の時にはニュージーランドは冬で、日本が冬の時には夏になります。

そんなニュージーランドの春夏秋冬の四季の特徴にはどういった点があり、それぞれの四季に応じて服装などどう準備すればよいか留学やワーホリ前には悩む点だと思います。

そういったニュージーランドの四季の特徴とそれぞれの季節でどういった服装を考えておけばよいかまとめてみました。

ニュージーランドはどんな国?

ニュージーランドは、南半球の南西太平洋上にある島国で、面積は日本の約70%の大きさとなっています。

主に北島と南島からなり、南島の方がやや大きく、ニュージーランド全体の約55%の広さです。北島には首都のウェリントンや商業都市のオークランドがあります。

南島で一番大きな都市はクライストチャーチとなっています。ニュージーランドの全人口は約510万人で、ちなみに大阪市の人口とほぼ同じです。

各都市の人口はオークランドが一番多く約153万人。ウェリントン、クライストチャーチがそれぞれ約40万人となっています。

また、人よりも羊の数の方が多いことで知られるニュージーランドでは、人口の6倍から7倍の羊が飼われていると言われており、ちょっと郊外に出ると、広大な牧草地に羊が群れて暮らす牧歌的な風景が楽しめます。

ニュージーランドの気候の特徴

ニュージーランドの気候の特徴

ニュージーランドでは、よく「1日の中に四季がある」と言われる通り、多くの地域で朝晩は冬のように冷えることがあり、日が昇ると春のように温かく、日が差すと夏の様に暑く、汗ばむという具合に1日の中で気温が変わりやすいのが特徴となっています。

また、ほぼ全土が西岸海洋性気候となっており、四季がはっきりしていて、夏は涼しく、冬は激しい寒波もなく、1年を通して全体的に温暖な気候に恵まれています。

春は、公園や緑地の芝生の緑が濃くなり、桜をはじめ、さまざまな花々が咲き始めます。

夏は、ビーチや湖畔などがキャンプで賑わい、秋は高地や平原の樹木の紅葉が見事で、多くの人がハイキングで訪れ、紅葉を楽しんでいます。また、北島や南島にはスキー場も多く、冬になると隣国のオーストラリアを始め世界各国からたくさんのスキーヤーが訪れます。

ニュージーランドには蛇などの危険な動物がいないので、家の庭や公園の芝生の上を裸足で走り廻る子供たちをよく見かけます。また、蚊やハエなどが少ないのも特徴となっています。

また以下の点のニュージーランドの気候の特徴と言えるでしょう。

日本の季節と正反対

ニュージーランドがある南半球では、北半球に位置する日本とは季節が正反対になります。日本の夏にあたる6〜8月はニュージーランドでは冬にあたり、日本で冬となる12月〜2月はニュージーランドでは夏の季節となります。

日本でクリスマスというと、雪が降るホワイトクリスマスのイメージが強いですが、ニュージーランドでは、太陽が燦々と降り注ぐ夏真っ盛りの季節となり、汗をかいたサンタクロースが、モールの広場で子供と一緒に写真を撮るといった、ホワイトクリスマスとは程遠い光景が見られます。

また、寒暖の差でも、一般的に日本では北にいくほど寒く、南にいくほど温かくなりますが、ニュージーランドでは北に行くほど温かく、南の方が気温は低くなります。そのため、北島の方が平均気温は高く、南島の方が低いです。

ニュージーランドの日差し

日本がある南半球では、太陽は東から登り、南の空を通り、西に沈んでいきます。そして、一般的に南向きの部屋の方が日当たりは良いと言われます。

ニュージーランドがある北半球では、太陽は日本と同じように東から登り、北の空を通り、西に沈みます。

そのため、北向きの部屋の方が日当たりは良くなり、南側の部屋は日当たりが悪くなります。不動産の広告でも、「北向きの日当たりが良い家」といったコピーがよく目につきます。特にオークランドは、湿度が高く、日当たりが悪い部屋はカビが生えやすくなります。

また、冬は日が短く、雨の日も多いので、カビには注意が必要です。そのため、部屋を借りる時には、実際に部屋を見て、北向きの日当たりの良い所を選びましょう。さらに、南風は日本では温かいイメージがありますが、ニュージーランドでは南風(サザリー)は冷たい風を指すことが多いです。

夏はサマータイムを実施

日本とニュージーランドの時差は通常3時間であり、ニュージーランドが3時間先行しています。ただし、ニュージーランドは夏時間・サマータイムを採用しており、この時の時差は4時間となります。

ニュージーランドでは夏時間を「デイライトセービング」と呼んでおり、朝の明るい時間を有効活用するため、夏にむけて時間を1時間進める制度です。

通常、夏時間は9月の最終日曜から翌年4月の第1週の日曜まで約半年間続きます。

夏時間が始まる9月の最終日曜日には、夜中の2時に時計の針を1時間進めて3時にします。実際は、寝る前や朝起きてから時計を調整する人が多く、スマホやパソコンは場所を設定しておけば、自動で切り替わるので便利です。

夏時間を採用している期間は、夜の9時を過ぎても明るいのが特徴です。

夏時間が終わる日には、夜中の3時に時計の針を1時間戻して2時にします。ニュージーランドでは、1990年から夏時間を採用しており、開始や終了日には、新聞やニュースで知らせるので、毎回大きな混乱もなくスムーズに夏時間と通常時間が切り替えられています。

ニュージーランドの春(9月~11月)

ニュージーランドの春(9月~11月)

ニュージーランドでは9月、10月、11月が春の季節になります。

日中の気温は北島で19℃、南島で16℃くらいです。晴天時はとても爽やかですが、通り雨で急に気温が下がることもあります。春の雨はほとんど前触れもなく降ってくるので、外出時は雨具を持っていくと安心です。

9月の最終週から夏時間がスタートするので、10月に入ると日が長くなり、夕方から夜まで明るい日が続きます。

そして、公園では桜や春の花が咲き始め、緑地の芝生も緑色が濃くなり、ラグビーやクリケットの練習をする若者の声が響きます。

この時季になると、家族連れや友人同士でハイキングやウオークする人も増え、春の連休もあるので、少し足を延ばしてサイクリングやキャンプをするのに良い機会となります。

また、爽やかな風に吹かれながら、海岸線をドライブするのに相応しい季節にもなります。

春向きの服装や持ち物

ニュージーランドの春は、寒さが残る日もありますが、穏やかな日差しの暖かい日が増えてきます。この時期の服装は、日中暖かい日でも、朝晩は冷えるので、長袖、長ズボンがおすすめです。

また、ニュージーランドは紫外線が強いので、日が照っている日にはサングラや日焼け止めが必需品になります。さらに、公園や緑地に樹木が多く、春は花粉が飛び始める時季でもあります。そのため、花粉症の方は常備薬の持参がおすすめです。

  • 半袖シャツや薄めの長袖
  • 長ズボン
  • 夜間はカーディガンや薄めのセーター
  • サングラス
  • 日焼け止め
  • 雨具

ニュージーランドの夏(12月~2月)

ニュージーランドの夏(12月~2月)

ニュージーランドの夏は、クリスマスや新年が近づいてくるシーズンでもあり、ツリーの飾りつけやショッピングに忙しい時季となります。

また、天気の良い日には庭や広場で、家族や親しい友人と一緒に、定番のバーベキューを楽しむ光景をよく目にします。

また、この時期は海水浴やプ―ルで泳ぐ季節ともなり、足元はビーチサンダルや裸足の人が多くなります。

さらに、ニュージーランドではアイスクリームが人気で、バニラの他に、チョコやキャラメル入りのポッキーなどのアイスがあり、デザートやおやつの主流となります。

夏は気温が高くなりますが、国が南北に長いため、地域によってかなり気温も差があります。夏の日中の気温は大体18℃〜24℃程度ですが、内陸の盆地や北部地域では30℃を超えることもしばしばあります。

夏向きの服装や持ち物

夏は湿気がなくカラッとしていて過ごしやすい日が続きますが、屋外に出ると日差しが一層強く感じられます。

そのため、外出する時には帽子、サングラス、日焼け止めなどの日焼け対策や飲料水が必須となります。

服装は、Tシャツや短パンの人が多くなります。もし、女子で浴衣があれば日本から持参して、親しい人とのパーティーや集まりに着ていくと、たとえ足元はスニーカーでも、日本の着物が話題となり、文化交流に貢献することになるでしょう。

  • 短パン、ポロシャツ、Tシャツ
  • 薄手のカーディガン
  • 夜間は長袖、セーターなど防寒対策
  • 帽子
  • サングラス
  • 日焼け止め
  • 飲料水

ニュージーランドの秋(3月~5月)

ニュージーランドの秋(3月~5月)

ニュージーランドの秋は紅葉の季節となり、特に山間部は赤やオレンジ、黄色などさまざまに色付いた葉が折り重なるように綾模様を描く光景は絵のようで息をのむような美しさです。

また、秋は晴天の日も多く、ハイキングやサイクリングをする人も多く、郊外の紅葉を楽しんでいます。

秋は各地で良好な天気が続き、日中の気温は18℃〜25℃と、夏の余韻がしばらく残りますが、4月の半ばくらいから、夜が寒く感じられます。

オークランドの最高気温は23℃位で、最低気温は15℃ほどで、ウェリントン、クライストチャーチはそれよりも2~3℃下回ります。

秋向きの服装や持ち物

秋の紅葉が始まる時季の気温は夏から徐々に冷えてきますが、4月中頃まではアウトドアが楽しめます。朝晩は大分冷え込んできますので、就寝の時は暖かくして、風邪を引かないように用心したい時季です。

  • 日中は半袖や薄手の長袖
  • 朝晩は厚手の長袖、上着
  • 防水のウィンドブレーカー
  • サングラス
  • 折りたたみ傘などの雨具

ニュージーランドの冬(6月~8月)

ニュージーランドの冬(6月~8月)

ニュージーランドの冬は一般的に低温になりますが、地域によってかなり差があります。

都市部では雪はめったに降りませんが、朝晩はどの地域も大分冷え込みます。そのため、充分な防寒対策をすることをおすすめします。

この時期の最低・最高気温は、オークランドで9℃~15℃、ウェリントンで7℃~12℃、クライストチャーチで4℃~12℃位となります。

冬向きの服装や持ち物

  • ダウンジャケットやアノラック
  • 厚手のカーディガンやセーター
  • 毛糸の帽子やマフラー
  • 雨具

まとめ

ニュージーランドは、日本とは四季の時季が異なりますが、春夏秋冬の四季がはっきりしている点や、島国であるという点が似ています。

また、年間を通して気候が穏やかで、危険な動物もいないので、過ごしやすいです。

服装の点では、四季に合わせて選ぶと言うよりも、朝・昼・晩で天気が変わりやすいので、1日毎にその日の服装を選ぶことが多いです。

また、夏は特に紫外線が強く万全の紫外線対策が必要となりますので、これらのことを考慮しながら、ニュジーランドライフを楽しんでください。

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