イギリスに留学してよかったと思えること

私は1年間程イギリスのブライトンという町に語学留学をしていました。今この体験談をよんでくださっている方の中には留学行きを悩まれている方もいらっしゃるかと思います。私もそのうちの一人でした。

留学はお金がすごくかかるし、果たして留学して為になる事なんてあるのかと悩んだり。色々悩んだ末に決めたイギリスへの語学留学は私の人生の中でベスト３に入る私の人生をより豊かに変えてくれた素敵な経験となりました。

そこで、最終回の今回は、私がイギリスに留学を通してよかったと思える事を紹介して行きます。

①価値観が変わり視野が広がった

海外には肌の違う人種、多言語を喋る外国人とたくさんの移民の方達が現地の方と共に生活をしています。もちろん日本にも移民の方達はいますが、特定の場所や地域以外で海外の方達と触れ合うことはなかなか無いと思います。

私が語学留学をしていた学校には世界２０ヶ国以上の生徒達が世界中から集まっており、色々な人達と触れ合うことができました。また、普段の学校生活では多言語のオンパレード。

違う肌の色、色々な宗教を信仰する人達、空気を読まない、自己主張の強い人達、ニュースの話題についてビートタケシのTVタックル並に議論したりと日本で育った私には色々と新鮮でした。

アフガニスタン出身の子は「祖国ではまだ戦争が勃発している」と話してくれたり、ベトナムから来た子が「山脈地域に住んでる人達はパソコンや冷蔵庫を持っていない」といってたり、南米から来た子達は「ギャングと薬物」の話をしてくれて、国によってこんなにも環境が違うのかと衝撃を受け、どれだけ日本が他の国に比べて恵まれているのか認識する事ができました。

日本にいるだけでは体験できなかった色々な国の人達、違う文化を持っている人達と関わり合う事で世界は本当に広い事を肌で実感し、それまでの価値観が変わった事で視野が広がり、私自身留学をしてすごく成長できました。

また、日本の常識は世界の常識では無い事を理解できたし、物事をもっと客観的にみる事ができるようになりました。

②日本の事について詳しくなった

外国人は他国の歴史、伝統、習慣や政治についてもみんな突っ込んで質問して来ます。

自国の歴史や伝統について深く学んだこともなければ、あまり政治にすら興味のない私にはその質問が毎回苦痛で曖昧な回答をしたりしていました。

でもそんな時「あなた本当に日本人？自分の国の事なのにあまり詳しくないのね」と言われ、日本人として恥ずかしくなり、それ以降は日本について勉強し、聞かれてわからない事はその度に検索するという事の繰り返しでした。

ちなみに世界大戦、天皇制、日本の宗教、伝統衣装や入れ墨文化などよく質問されました。

あなたなら聞かれた時にすぐ自分で納得のできる回答をする事ができますか？

自分自身が生まれ育った国の事を勉強する事ってすごく大切だということを、留学したことで学び、今では学んだ内容が自分の知となり普段の生活で役立っています。

イギリスに留学した事で、日本の良い所、改善すべき点や他の国を見習うべき所など色々と気付かされ、日本について再認識することができました。

③自分の意見や考えを相手に伝える事ができるようになった

外国人は基本的に自己主張が強く、空気などあまり読みません。

彼らは幼い頃から色々なことについて話あう文化があるので、自分の思った事を言葉にして伝える事は当たり前です。何かについて話し合う時も自分の意見を必ず伝えてきます。

自分の思いや考えを伝えた事で相手にどう思われるかが気になってしまっていた当時の私は、学校のディベートクラスの時「んーどうだろう」「わかんない」の２点が口癖でした。

「エミは意見がなさすぎで話し相手として面白くない。変人」といわれすごくショックでしたが事実だったので反論できませんでした。（結構ひどいいわれよう笑）

それから少しずつ自分の意見を口に出して伝えるようにした事で、相手との会話も広がり、反対意見も寛容に受け止める事ができるようになり、相手に嫌われたくないというしょうもない気持ちがなくなりました。また自己主張はただ自身の意見等を述べるだけではなく、違う意見を持った相手をお互いに理解しあうことのできる道具でもあることに気付かされました。

最後に

以上、私がイギリスに留学してよかったと思える事の紹介でした。

日本から出ない事が悪い訳では無いし、留学やワーホリ等を経験した事があるからといって、していない人達より優っている訳でもありません。

私は現在英語圏の国に住んでいるのですが、私の経験から言えることは、日本を離れて海外で生活してみるというのは今後あなたの人生をより良いものにしてくれます。

私の体験談が少しでも留学を考えている皆さんの為になったら嬉しいです。

読んでいただきありがとうございました。