イギリスワーホリで経験した嬉しかったこと悲しかったこと

イギリス体験談4回目その1

イギリスに2019年現在ワーキングホリデーで滞在されているさよさん(女性)。イギリスでのワーホリ中に嬉しかったことや悲しくなるような出来事もあったそうです。

イギリスで生活していたら、日本では経験したことのなかった言葉の壁にぶつかったり、はたまた困った時には手助けしてもらえたりという、海外生活ならではの出来事に遭遇しました。

今回はイギリスでワーホリ中の私が実際に経験した、涙が出るほど嬉しかった事と帰りたくなったほど悲しかった事をご紹介します。

1.英語力が無かったためNIナンバーがとれなかった

イギリスで仕事をするためにはNational Insuranceナンバー(通称:NIナンバー)という、日本のマイナンバーのようなものを取得し、仕事を始めるときに就業先へ通知する必要があります。

NIナンバー取得の流れとしては電話をかけて質疑応答をし、直接面談へ行き、後日レターが家に届いて完了です。

(1)英語力の無い私が経験したトラウマ級の電話

英語力に自信があれば全く問題はありませんし簡単なことなのですが、私は本当に英語力がなかったため英語で電話を掛けることに恐怖と不安でいっぱいでした。

実際にNIナンバーの担当部署に電話を掛けると、10個程度の質疑応答がされます。

最初のうちは順調でしたが、私は5個目の質問が聞き取れず、会話を続けることが出来なくなりました。

オペレーターの方も何度か繰り返し話してくれましたが、4~5回聞き直しているうちに段々オペレーターの方の声が大きくなってきて、対面せずともイライラしていることがわかるほどでした。

あまり聞き取れませんでしたが、英語を話せる人から代わりに電話してもらうようにと、興奮した口調で言われ手続きを完了させることが出来ないまま、電話を終えました。

この後2回続けて電話をかけてみましたが、2回目も同様に切られてしまい、3回目は通訳者が入りましたが電話回線が3者間でうまく繋がらず断念せざるを得ませんでした。

(2)英語で電話することに対する苦手意識が強くなる

結局、英語ができる人に頼み、代わりに電話をかけてもらって無事に申請はできましたが、あまりに興奮した口調で言われビックリしたことと、自分の英語力の無さに激しくショックを受け、この時ばかりは日本へ帰りたくなりました。

イギリス体験談4回目その1

2.見ず知らずの人が助けてくれた

イギリスに限らず、海外はすべての設備が大きく高さがあります。

私は身長が低いため高い所に手が届かないことが多々ありますが、海外で住み始めてさらに困る機会が増えました。

しかしイギリスでは必ず誰かが助けてくれます。

(1)手の届かない高さにあるものを取って渡してくれた

たとえば飛行機の機内手荷物を頭上の手荷物入れにいれるときや取り出すとき、近くの乗客の方が手助けしてくれました。

イギリスにはAmazonロッカーが設置されていて、注文した荷物を受け取れるシステムがあるのですが、ロッカー自体とても背が高いため一番上のロッカーに入っていると取れないときがあります。

どうにか取れないか背伸びしていると、近くを通りかかった女性が代わりにとって渡してくれました。

飛行機で助けてくれた乗客の方もロッカーから荷物を出してくれた女性も、こちらから何も言わなくても手助けしてくれたことに涙が出るほど感動しました。

(2)海外ならではの助け合いの文化に感動

日本では体験したことのない出来事だったということもありますが、日本から1人異国へやってきて頼れる人がいない状況での出来事だったので、海外ならではの助け合いの文化は本当に素晴らしいなと実感したのです。

3.イギリスの中での自分の立ち位置を知る

これまで日本で生活していて感じることのなかった「外国人」という感覚が、イギリスで暮らす期間が長くなるにつれて強くなってきました。

言葉が通じて意思疎通ができる、頼れる家族や友達が身近にいる、仕事も比較的見つかりやすいといった、日本にいたときは当たり前だった出来事が、海外に出るだけで途端に高い壁となって立ちはだかります。

ロンドンは世界的に見ても日本人が多く滞在する国ではありますが、アウェイな環境であることは事実で自分は1人では生きていけない、とても小さな存在なのだと実感しました。

嬉しいことも悲しいことも日々たくさんありますが、海外ならではの出来事は特に、私にとって今後かけがえのない財産になることと思います。

イギリス体験談4回目その1

イギリスや他の国でもそうですが、困っている人がいると普通に助けてくれます。そういった精神は海外だからというのではなく日本にいながらも見習いたいですね。

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