カナダ留学中の滞在方法のメリットとデメリット

カナダ体験談4回目その3カナダのウエストクート二ーでの滞在先メリットとデメリットの留学体験談

カナダの留学体験談第4弾メアリーさんの体験談第3回をお届けします。メアリーさんはカナダのブリティッシュコロンビア州にあるウエストクートニーにあるコミュニティカレッジへ留学されています。カナダでいろいろな滞在方法を経験されたメアリーさんが、各滞在方法のメリットやデメリットをご紹介してくれています。

カナダ留学中の滞在方法って?

「留学=ホームステイ」と考える方も多いと思いますが、留学が長期になればなるほど様々な滞在方法があります。私は留学中にホームステイ、寮、自分で部屋を借りて住んだ経験もあるので、今回はそれらの滞在方法についてメリットやデメリットをシェアしていきたいと思います。

困ったときに助けを求められるホームステイ

<メリット>

  • 基本的には食事を用意してもらえる
  • トータルすると安く済む場合が多い
  • 学校以外でネイティブと関わる機会ができる
  • 銀行口座の開設、通院等、困ったことがあると助けてもらえる場合が多い

<デメリット>

  • 家の場所が不便だったり学校から遠いところになったりする可能性もある
  • ホストファミリーとの約束事がある家が多く、自由度が少し下がる

ホームステイファミリーは食事を用意してくれ、ネイティブの家族と過ごすことができるのが大きな点です。稀にネイティブではない家族の場合もありますが、その土地に長く住んでいる人や家族であることが多いため地域のことをよく知っていたり、人脈もあったりするので、困ったとき助けを求めやすいです。

しかし、ホームステイは学校側が手配してくれる場合がほとんどなので、自分で家の場所を選んだり家族を選んだりすることができません。私の友人の中には、ベジタリアンの家にホームステイになって肉や魚が食べられない生活の子、夜勤のある仕事をしているホストファミリーと過ごすうちに生活リズムが合わずに会話が少なくなった子、ホストファミリーの家の場所がバス停からとても遠くて通学が大変な子などがいました。

また稀ではありますがビジネス目的の家(お金を得るためホームステイをしている家)もあると聞きました。ある程度は学校側が希望を聞いてくれ、加味してくれる場合もありますが、自分自身もその家庭内のルールや雰囲気に柔軟に対応できるようになることが、気持ちよく過ごすポイントだと思います。

もちろん、嫌なことや違うことはしっかり伝える必要がありますが、基本的には”他人の家“で過ごさせてもらうという意識は忘れてはいけないと思います。

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自由ながらも自立が求められる寮生活

<メリット>

  • 学校の敷地内、または学校からとても近い
  • クラス外やコース外の友達と交流できる機会が増える
  • 生活リズムや食生活が比較的自由にできる

<デメリット>

  • 部屋に必要なものを買い揃える場合が多い
  • ルームメイトとのルール作りがある
  • 自炊をしなければならない

留学生だけでなく、カナダ人の生徒も寮を選択することができる場合がほとんどです。

私が利用した寮は、ベッドと机のある1人部屋に小さなキッチンが付いているタイプで、洗面所、シャワー、トイレは隣の部屋に住んでいる人と共用でした。寮によっては1人部屋ではなく4人部屋だったりする場合もあります。部屋や洗面スペース、キッチンなど、寮で生活するには少なからずルームメイトと一緒に使う場所があるので、掃除の分担や基本的なルールを一緒に作る必要があります。

その中で、文化や感覚の違いからルームメイトと衝突が起こるケースも少なくないです。実際私も共有スペースの使い方やニオイ問題などで隣の部屋の留学生と何度も話し合いをしました。また寮の母屋には、オーブンや電子レンジなどのある大型キッチン、みんなで集えるような大きなテーブルセット、テレビ、卓球台、ビリヤード台などがあり、そこが新しい人との出会いの場でもありました。

放課後や週末に母屋にみんなで集まって料理をしたり、宿題を一緒にしたりと、友達との時間がたくさん持てたことはとても良かったと思います。そのおかげで寮生活が終わった今でも仲良くしている友人がたくさんいます。

また、寮には机やベッドが備え付けの場合が多いですが、枕、掛布団、シーツなどは買わなければならない場合が多く、入寮して最初の時期は少し費用がかさむかもしれません。私は更に自炊をするにあたって調味料や基本的な食器も多少は買い揃えたので、最初の月はカードの請求額がかなりかさみました。

寮によってはこれらのものをレンタルしている場合もあるようなので、入寮する際は聞いてみるといいと思います。

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少しレベルアップして自分で部屋を借りる

<メリット>

  • 家の場所、間取り等ある程度自分の好みを選べる
  • 友達や恋人など、自分の知っている人と一緒に部屋を借りることができる

<デメリット>

  • 大家さんと相談したりする必要があるため、現地の電話番号と英語力が必要
  • ガス、電気、インターネットなどの契約を自身でする必要がある
  • 1年単位の契約をしなければならない部屋や場所の場合が多い

自分で部屋を借りることもメジャーではありませんが、方法としてあります。住宅情報サイトのようなものや、フェイスブックを使って探すのがメインですが、それなりに英語力が必要です。

また、家を借りる際に電話番号や現地の銀行口座、稀にレファレンス(推薦書のようなもので、しっかり期日を守れるか、信頼できる人かなどを証明してもらうために第三者に書いてもらう書類)が必要な場合もあります。

家の中の空いている一室を借りる場合は、ホームステイのご飯無しと考えてもいいかもしれませんが、一軒家を友達などと一緒に借りる場合は、電気やガス、インターネットなどの契約も自分たちでしなければならず、費用と時間がかかります。

ただ、“自分たちの家”となるので、プライベートは守られますし、荷物が多い方などにはもってこいです。私の友人では、音楽を勉強しているため様々な楽器を持っていて、ホームステイや寮ではスペースが足りない、と部屋を借りている事例もありました。

今回のまとめ

いかがでしたか?留学中の滞在方法はさまざまですが、“帰りたい”と思える家に住むことは、精神的にも肉体的にもとても大事なことです。費用も抑えつつ、自分の目的やスタイルに合った滞在方法を選べるよう、私の体験もぜひ参考にしながら考えてみてください。

留学中の滞在方法は、いくつかありますが、個人個人によってどの滞在方法が合うかはそれぞれですし、ここで取り上げて頂いたように、それぞれにメリットやデメリットがあります。それぞれのメリットやデメリットを加味して自分に合った滞在先を見つけるようにしてみましょう。

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