カナダの長期留学

カナダは治安が良く住みやすい国です。そのためできるだけ海外に滞在して英語だけではなく色々なことを学びたいと長期留学を考えている方の中には、カナダに興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

そこでカナダに長期で留学することを想定してカナダ留学の特徴やメリットなどをご紹介します。

カナダの長期留学の基礎知識

カナダはどのような国なのか、まずはカナダの基本情報をご紹介します。

カナダはどんな国?

カナダは北アメリカの北部に位置する国です。国土が広くその大きさは世界第二位。日本と比較すると、約27倍も面積が広いと言われています。

公用語は英語とフランス語の二ヵ国語です。モントリオールやケベックでは、フランス語をメインで使用します。

また、カナダは冬に寒くなる地域が多く、カナダ最大都市「トロント」でも1年間の最低気温は-7度程度になることもあります。留学に人気のモントリオールやオタワは、-10度を下回る日もある程の寒さが厳しい地域です。

長期留学に必要なビザ

カナダの学校に通うことができるビザは3種類あります。それぞれのビザを使用した場合の「学校に通える期間」と「滞在できる期間」は以下のとおりです。

ビザ種類 滞在期間 就学可能期間
観光 最長6ヵ月 最長6ヵ月
ワーキングホリデー 最長1年 最長6ヵ月
学生 通学期間まで 通学期間まで
CO-OP 通学+就労期間まで 半分就学・半分就労

観光ビザやワーキングホリデービザでは、通学できる期間や滞在できる期間があらかじめ決まっています。一方、学生ビザ(Study Permitと呼ばれています)は学校に通う期間に合わせて滞在期間が決まります。CO-OPビザも就学期間(50%)と就労期間(50%)のセットで滞在可能期間が設定されます。

そのため2年や4年など1年以上の期間、現地の学校に通う予定がある場合は学生ビザまたはCO-OPビザを使用しましょう。

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カナダで長期留学をする際の流れ

カナダへ長期留学をする場合は、留学までの流れを確認し余裕を持って準備を進める必要があります。

以下の表を目安にしましょう。手続きの流れは、カナダの語学学校に通う場合と現地の大学に通う場合で異なるので、2つの表を用意しました。

語学学校に留学する場合

時期 内容
1年前~
6ヵ月前
  • 情報収集
  • パスポートの申請
  • ビザ申請
4ヵ月前~
3ヵ月前
  • 学校に申し込み
  • 入学金の納付
  • 滞在先の予約
3ヵ月前~
1ヵ月前
  • 航空券の予約
  • 海外旅行保険加入
1ヵ月前~
1週間前
  • 公的機関への手続き
  • 携帯電話の利用停止手続き
  • 荷物の用意

大学に留学する場合

時期 内容
2年前~
1年前
  • 情報収集
1年半前~
1年前
  • 語学力の確認(入学条件をクリアする)
1年前~
6ヵ月前
  • 学校に申し込み
  • パスポートの申請
  • 授業料の納付
  • 滞在先の予約
  • ビザ申請
3ヵ月前~
1ヵ月前
  • 航空券の予約
  • 海外旅行保険加入
1ヵ月前~
1週間前
  • 公的機関への手続き
  • 携帯電話の利用停止手続き
  • 荷物の用意

語学学校の場合に比べると、大学や専門学校に通う場合の方が余裕を持って進める必要があります。また、入学前に英語のレベルを測り、入学条件をクリアできていなければ入学することもできないので気を付けましょう。

現地で語学学校に通い、大学や専門学校の入学に向けてレベルを上げる方法を取ることも少なくありません。

カナダのモニュメント

カナダの長期留学にかかる費用

カナダに長期留学する場合の費用は、1年間で350万円~400万円程度です。

学費が一番お金がかかるポイントで、1年間では100万円程度を見積もっておきましょう。また、生活費をもう少し多めに用意すれば余裕のある生活ができます。

学校の費用(1年間) 約100万円
航空券(片道) 約10万円
海外留学保険 約20万円
ビザ 約2万円
滞在費(1年間) 約120万円
生活費(1年間) 約120万円
合計 約372万円

カナダで長期留学するメリット

アメリカやイギリスなども留学先として人気のある国ですが、カナダならではの良さもあります。カナダに長期留学するメリットを3つご紹介します。

環境が良い

カナダは大きな国なので、自分の希望に合わせて滞在する環境を選べるのが嬉しいポイントです。日本と生活環境を大きく変えたくない場合は大都市を、日本人が少ない環境で事前に触れながらじっくり英語の勉強をするなら田舎町を選ぶことができます。

トロントやバンクーバーなどの都市を選べば都会的で、生活に必要なものは何でも揃うので困ることはなく安心です。長期で留学するとしても、「海外に行くから」とあれこれ日本から持ち込む必要がないので荷物の量も少なく済みます。

一方、カルガリーやウィスラーといった田舎町の場合、自然が豊富で治安が良いのがメリットです。美しい自然の中でのんびりと過ごしながら英語の勉強をするのも、海外ならではの貴重な経験となるでしょう。

英語の発音がきれい

英語の発音にクセが少なく聞き取りやすいので、英語の勉強に適していると言われています。オーストラリアやイギリスの英語はあまり日本人に馴染みがないので、耳が慣れるまでに時間がかかってしまうことが多いです。その分の時間をもったいなく感じる方もいるかもしれません。

多様性を認め合える文化

カナダは色々な国の方が住んでいるので、文化にも考え方にも多様性があり自由を感じられるでしょう。「日本人だから」「アジア人だから」と差別を受けることもほとんどありません。

また、留学がはじまったばかりで英語が不自由な時期は、ゆっくりと話してくれたり何度も説明をしてくれたりする優しい方が多いのもカナダのメリットです。「みんな違うからこそ助け合って生きていく」といった優しい空気感がカナダにはあります。

カナダで長期留学するデメリット

カナダで長期留学するメリットはたくさんありますが、デメリットもいくつかあります。

費用がかかる

カナダに長期留学するデメリットは、費用がかかることです。フィリピンなど「格安」なことで人気がある国と比較すると少々高いと感じる方もいるかもしれません。ただ、アメリカやイギリスと比較すると安く感じるでしょう。

カナダで留学費用を抑えるなら、シェアハウスなどを選び滞在費を削るか、許可されている範囲でアルバイトを行いましょう。

治安は良くはない

カナダは治安が良いと聞くことが多いですが、正確に言えば「治安が良い」とは言えません。銃社会のアメリカやスリ集団がいるようなヨーロッパに比べると、命の危険を感じる機会が少なく生活しやすい程度と考えましょう。都市部では夜や朝方には大麻や覚せい剤などをやっている人を見かけることもあります。

ただ、田舎の方に行けば治安が良い地域もあります。また日本ほど治安が良い国はないので、それはどの国に留学しても同じと言えるかもしれません。

日本人が多い地域もある

生活しやすく英語が綺麗なカナダは、留学やワーキングホリデーの地として高い人気があります。そのため、留学しはじめの頃は日本人とばかり仲良くなってしまいがちで、英語が伸びにくくなるのがデメリットです。

長期留学する際は英語の勉強を第一に考え、日本人が少ない地域を選ぶのも一つの手。日本人が少なく留学生から人気が高い都市は以下のような地域です。

カナダで長期留学のまとめ

カナダは英語が綺麗で聞き取りやすく留学に適した環境なので、長期留学にもおすすめです。カナダで長期留学する場合は、流れや費用を確認し慎重に進める必要があります。

また、都市選びや学校選びも重要です。最終目標を定めどのようになりたいのか、どのような生活をしたいのかを考えながら、納得できる留学ができるようにしましょう。

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