ドイツってどんな国?

ドイツの基本情報やドイツの国について簡単に説明

ドイツと聞きくと、ソーセージやビール、最近では日本人によるサッカーの活躍を耳にするかと思います。

今でこそドイツに親しみをもつ日本人が増えてきましたが、昔はそのように考える以前に波乱万丈な出来事がたくさんあったので気軽にドイツ旅行に行く人は現在よりは少なかったです。

でも今ではドイツは日本人が訪れて損はない観光名所が多数あります。ドイツについて基本的なことから知ってほしいことまで様々なことを解説してみたいと思います。

ドイツの基本情報

ドイツはヨーロッパの中央部に位置しています

ドイツは『ヨーロッパ』という枠組みから見ればほぼ中央に位置する国です。ドイツという国の構成に至るまでが特殊でヨーロッパの国々の中でも複雑で歴史が深く関わってきます。

この国の起源を説明すると長くなりますので、簡潔に説明します。

ローマ帝国が滅ぶ際にゲルマン人の侵入などで群雄割拠し、その中でフランク王国が成立しました。中でも東フランク王国が今日のドイツの原型とされていて、神聖ローマ帝国という枠組みがそれを支えていました。

中世から近世にかけてプロイセンが台頭し、神聖ローマ帝国が1806年にフランス革命の影響でライン同盟を結成して崩壊すると、『ドイツ』は混迷をきわめていきました。ただフランス革命後にナポレオンがイギリスに敗戦して失脚すると、プロイセン国王ヴィルヘルム1世は普墺戦争や普仏戦争に勝利して北ドイツ連邦を作りました。後にドイツ帝国を称し、ベルリンを首都としたのです。

そのドイツ帝国は第一次世界大戦で敗戦国となり、ヴェルサイユ条約によって帝政が終了し共和制に移行しました。ただ、世界恐慌の影響でドイツはヒトラー率いるナチス党によってふたたび戦乱の渦に飛び込む結果となり、第二次世界大戦も敗戦国となってしまいました。

その後は冷戦の影響で英仏米とソビエトが分割する形でドイツは2つに割れ、西ドイツと東ドイツに分かれることになりました。しかし1989年にソ連のペレストロイカ影響でベルリンにあった壁は崩壊し、翌年に東西ドイツが再統一され現在に至ります。

その面積は世界で63位と日本より1つ下で、総面積は日本とほぼ同等かちょっと少ないです。

ドイツに住む全体の人口は約8300万人と人口比率が日本の約3分の2ほどなので、1人当たりの人口密度は日本よりも若干薄いです。ドイツで最大の都市と言えばベルリンで、かつ首都でもあります。

ドイツの公用語

ドイツの公用語はドイツ語です。

ドイツ語はドイツのみならず周辺国家の一部でも使用されています。

また英語と並んで欧州委員会の3つの作業言語の1つに数えられているほどヨーロッパの中では有名な言語です。

ドイツの通貨

ドイツの通貨はユーロです

昔はマルクというドイツならではの通貨が使用されていました。当時はヨーロッパの経済をけん引する通貨の1つとして数えられていました。

在ではユーロに切り替えられ、利用されています。ユーロ自体の価値はここ2年間の推移を平均すると日本円で1ユーロ=約127円前後となっています。旅行する際には現地の通貨と両替をするのできちんとレートなどをチェックしておきましょう。

ドイツの自然と気候

ドイツは雄大な大自然が数多く点在していることで有名です。

有名なところとしては世界自然遺産に登録されたドイツ北西にある『ワッデン海』という世界最大級と言われている干潟があります。ドイツのみならずオランダやデンマークまでまたがっているほど広いです。

他にはザクセン・スイス国立公園やベルヒテスガーデン国立公園などがあり、自然に触れ合える機会が割と多いです。

ドイツは中南部と北部で気候が異なり、中南部は大陸性気候で北部は海洋性気候に該当します。平均年間気温は東京よりも低く、中南部と北部では大差ありませんが、降水量は中南部の方が若干多いです。

中南部と北部で代表的な都市はそれぞれミュンヘンとハンブルクです。

ドイツの観光地

ノイシュバンシュタイン城

ドイツが誇る観光名所として人気が高いのがオーストラリアとの国境に近い『ノイシュヴァンシュタイン城』です。別名「白鳥城」と呼ばれ、その雄大なお城を世界中の人が一目見るために訪れています。またヨーロッパのお城の代名詞というべき存在です。

他には宗教的意味合いが含まれますが、観光スポットにもなっているケルン大聖堂です。ゴシック様式の建築物としては世界最大級で中世ヨーロッパに作られ現在まで至る貴重な建物です。

ベルリンに立ち寄った時は、ベルリンの壁の一部がまだ残っていますので、それをみて歴史を感じることも楽しみ方の1つと言えます。

ドイツ人の特徴

ドイツ人は几帳面で真面目な方が多いです。

ヨーロッパの他の国であれば時間にルーズなところもありますが、ドイツ人の場合、約束した時間があればしっかり守る傾向があります。また個人主義の傾向があり自分の考えをはっきり伝えます。

金銭感覚はケチというよりは、エコの精神が身についていて無駄に水や電気を使わないので倹約家の傾向が強いです。

最後に

ドイツに関して基本情報などを取り上げました。

魅力的な観光地や自然があるのでドイツに足を運ぶ人がいるのです。またドイツ人は真面目な方多いので、旅行先で困ったら現地の人に聞けば助けになってくれると思います。

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