ドイツで銀行口座を開設するには

ドイツで便利な銀行口座

実はドイツ人はクレジットカードの利用を嫌がる人たち。

クレジットカード利用率は低いうえ、お店やレストランでもクレジットカードの支払いが出来ないところの方が多いです。

ドイツで「カード払い」といえば銀行のデビットカード(※)のこと。いざという時に持っていると便利です。

※デビットカードとは、クレジットカードとは違い、カードを利用したらすぐに利用した分だけ口座から引かれるような仕組みになっているカードのことです。クレジットカードは、締め日までに利用した分をまとめて翌日口座から引き落とすという形ですが、デビットカードは利用したら即その分が口座から引かれます。

また家賃の振込みやアルバイトの給与振り込みで必要に迫られることもあるかもしれません。

ドイツの銀行口座開設について少し知っておきましょう。

ドイツの銀行について

大手の銀行から郵便局の銀行、地方銀行など日本と同様にたくさんの銀行があります。

ドイツで有名な銀行といえば、大手銀行（メガバンク）の代表格としてドイツ銀行(Deutsche Bank)があります。ドイツ銀行はドイツだけでなくヨーロッパ全体で見ても大きな銀行でヨーロッパを代表するメガバンクと言えます。

その他にもコメルツ銀行(Commerzbank)という銀行もあります。その他にはDZ銀行という銀行も大手であったります。

しかし、銀行によっては口座開設に条件を設けているところもあります。条件とは例えば、正社員として働いている、月に1000ユーロ以上の入金が毎月ある、ドイツに長年住んでいる、など。外国人というだけで断る担当者がいるのも事実です。

そこで、条件が緩くて口座を作りやすいおすすめなのがSparkasseという銀行。ドイツ全土に支店があるうえ、至るところにATMがあるのも便利。

ちなみにドイツの銀行のシステムは日本とは異なり、毎月口座維持費がかかります。これは銀行によっても変わりますが、大体３～８ユーロくらい。

でもATMでの引き出し、振込み（国内）などATMの操作は２４時間無料（深夜の引き出しでも）！慣れるとドイツのシステムの方がお得に感じるかも。

ドイツの銀行口座開設までに必要なこと

銀行で口座開設をする際にはパスポートと住民登録票の提示が求められます。

そのため住民登録を先に役所で済ませておく必要があります。

大きな街では住民登録の予約日が２か月後という場合もありますので、口座開設を急ぎたい人は日本にいる時から先に住民登録の予約をとっておく、というのも一つの手段です。

ドイツの銀行口座開設までの流れ

まずは口座開設をしたいドイツの銀行で予約をとります。

口座開設の際には銀行員との面談が必要になるためいきなり銀行に行って口座を作りたいと申し出ても「予約をとってください」と帰されてしまうことも。

予約はインターネットから可能です。

面談日当日はパスポートと住民登録票を持参します。

面談ではなぜドイツに滞在するのか、滞在期間はどの程度になるかなどいくつか質問されます。

ドイツ語が話せない場合は誰かドイツ語が話せる友人知人に同席してもらう方がよいでしょう。

面談で問題がなければ書類にサインをして、そのまますぐに仮カードが渡されます。

本カードと口座のパスワードが自宅に郵送されたら口座開設は無事完了、ということになります。
（ドイツではパスワードは自分で設定はできず、銀行から指定されます。）

まだまだクレジットカード決済がアメリカなどの国ほど普及していないドイツでは、現金やデビットカードによる決済ができるようにしておいた方が無難です。

そのためにもドイツで長期滞在を検討されている場合には、ドイツの銀行口座の開設をしておきましょう。

そのためにもまずは住民登録が必須です。

長期滞在予定でドイツに行かれる方は、ドイツに着いたらまずは住民登録をお忘れなく。