バンクーバーへ留学してよかったこと

カナダ体験談3回目その5

カナダの留学体験談第3弾Kanamiさんの体験談の5回目をお届けします。バンクーバーに1年間留学されて、留学して新しくできるようになったことや留学してよかったと思えるようなことを語っていただいています。

 

私は1年間、カナダ・バンクーバーに語学留学をしていました。語学学校へ半年ほど通った後インターンシップを通し英語を学んでいました。とても充実し楽しい1年間ではありましたが、もちろん苦しい事も多く、日本へ帰りたいと思うこともありました。しかし、今振り返ってみると勇気を出して留学をして本当に良かったと心から思えます。その理由をいくつかにまとめてみました。

1.英語の上達・英語への抵抗がなくなる

これは、留学の目的であるので勿論のことですが、それゆえに自分で実感できるほどの上達が見られなければ、留学してよかったと思えないと思います。私は1年間の中でふとした瞬間に自分の英語が上達したと実感することがありました。その時のことは今でも鮮明に覚えています。

その中の一回が、現地の学校で出会った韓国人の友人と学校の課題のことで言い合いになった時のことです。今思うと、くだらない喧嘩だったとは思いますが、自分で驚くくらいスラスラと言いたいことが英語で出てきて、友人に対して怒りながらも、自分のなかでは驚いていたことを覚えています。

また、英語への抵抗がなくなったのも大きな変化でした。日本の義務教育だけを受けていると、そこまで英語を「話す」機会には恵まれていないように感じます。私もそのひとりで、大学での外国人の先生との授業でさえ、話すことに少し抵抗や恥ずかしさがあり、あまり上達することができませんでした。

留学生活では、もちろん英語を話さないと生活することが出来ません。そのような環境へと一歩踏み出すことで、こんなにも英語への抵抗がなくなるものかと自分の中の変化に嬉しくもなりました。

バンクーバーで留学してよかったこと

2.違った価値観を受け入れられるようになった

留学生活では、たくさんの国籍の人たちとの出会いがあります。移民の多いカナダではなおさらで、街に出てみると歩いている人たちの肌の色は様々です。私が通った語学学校では日本人も多くいましたが、韓国からサウジアラビア、メキシコなどいろんな国から集まってきていました。彼らと一緒にいるときは、価値観の違いをひしひしと感じましたし、私が普通だと思っていることが決して彼らにとっての普通ではないということを身をもって学びました。

時には、良い意味で諦めることも重要です。相手と主張がぶつかった時、一度冷静になり、自分の考えを伝えながらも相手のことを受け入れることができれば、自分自身の成長にもなると感じました。

3.将来の夢を明確にすることができた

これは、留学をする全員に言えることではありませんが、私は留学して英語を学んでから、将来どんな道に進みたいのかをより明確にすることが出来ました。私はもともと英語が好きだったのですが、なんとなく英語が話せるようになったらいいな、程度にしか思っていませんでした。しかし、留学生活を経験した後、英語を使って日本で仕事をしたいと強く思うようになりました。

これは英語が上達した、ということだけではなく、後述する「自分に自信を持てたと」いうこととも関係があります。私は留学をしたこの1年間がなければ、今の英語を使う職業とは全然違う道に進んでいたと思います。このカナダでの経験が、英語を使う職業に就くための背中を押してくれました。

4.自分自身に自信が持てる

私個人の考え・経験としては、留学してよかったと思える要因の中で、英語の上達と同じくらいの割合を占めているのがこれです。私自身、これといって自慢できるようなこともなく、将来のビジョンも明確に持っていないような学生でしたが、日本語が通じない異国で一生懸命に学んだ経験は、少しなりとも私を成長させてくれていたようでした。

例えば、留学していた一年間の経験は、私にもなにか出来ると思わせてくれるものでした。私の場合、ひとりで飛行機に乗ることも初めてでしたし、親元を離れてくらすこと自体も初めてでした。それでも、苦労をしながらでも乗り越えることが出来ました。国籍の違う友人もでき、英語で怖気づかず対等に人と話せるようになり、好きだった英語をより好きになることが出来ました。

そして、留学する前には思わなかったような、英語を使って私にも働くことができるのではないかとの自信を持てるようになりました。このような経験が自らにどれくらいの影響を及ぼすのか、これは留学に行った経験のある人にしかわからない感覚だと思います。

留学をして本当によかったと心から思えるかどうかは、自分の努力次第だと思います。私自身も、留学中にもっとああしていればよかった等思うことは、多少なりともありますが、十分努力し、楽しんだと振り返ることが出来ます。これが重要なのだと思います。

今まで外国へ留学経験のある人、これから留学を考えている人、誰一人として同じ留学生活を経験する人はいません。誰もが、自分だけの体験をします。ですので、私の経験はほんの一例です。自分に合った留学スタイルをしっかり考え、思い返したときに頑張った、充実していた、と思える留学生活を送りましょう。

いかがでしたでしょうか。1年間留学することでここまで自信が持てるようになり、変わることができるようになるんです。恐らく留学した後に、この大きな違いを感じることができるかと思います。留学は確かにお金も時間もかかりますが、それに見合うだけの経験と考え方、そして幅広い視野をもたらせてくれます。留学を悩んでいるのであれば、是非その一歩を踏み出してみてください。

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