フランスにワーホリビザで調理関係の経験をするためのアドバイス
晴れてフランスのワーホリビザが取れたら、どのようにこのワーキングホリデーのチャンスを充実したものにできるのか、フランスでパティシエとして活躍されている方のお話をベースにポイントをご紹介したいと思います。
※フランスのワーキングホリデーは、フランスに長期で滞在しフランスの文化や慣習を体験していく上で日々の生活費を賄うために働けるようになっています。働くことが主目的でワーキングホリデーを申請できませんので、予めご注意ください。
フランスのワーホリで目指すポイント
ワーホリは1年という短い期間です。ワーキングホリデーで実際にフランスに滞在していくうえで「何を得たいか」を明確にすることが鍵になってきます。
- ① 映画に出てくるようなパリの雰囲気を楽しみながら仕事も充実させたい!
- ② 1年の間でも、いくつかのレストランで経験を積みたい!
- ③ フランスのアートや文化に触れつつ調理もしたい!
- ④ 地方で現地の人と交わった経験がしたい!
- ⑤ 憧れのシェフのもとで働きたい!
等々、目的によって場所の選び方も変わってきますよね。
①②③はパリやリヨンをはじめとする大き目の都市が良いでしょう。
① パリの雰囲気を楽しみながら仕事も充実させるには
誰もが一度は訪れたいと思うパリですが、そこに実際住んで働けるというのは憧れますよね。
パリだと掲示板で、求人も物件も探しやすいですし、何より日本語でやり取りができるので安心です。
不安な方は掲示板でアドバイスを求めたり、現地で実際での助けをお願いするというのも可能だと思います。
いくつかサイトをご紹介します。
② レストランで経験を積むには
なんといってもパリにはたくさんのレストランがあります。小さな街なのでどこに住んでいても通勤が可能です。
日本人の雇用に慣れているレストランもたくさんありますし、CDD(セーデーデー)という短期の契約をすれば1年の間にもいくつかのレストランで働くことができます。
ここで頭に入れておきたいたいのがフランスの雇用体系についてですが、以下のサイトに詳しく載ってっているので参考にしてみてください。
③ フランスの文化を知り調理も体験するには
芸術の都パリという名にふさわしく、ギャラリー、美術館、コンサート様々なイベントが常にどこかで開催されています。
そして嬉しいのが無料のコンサートや、毎月第一日曜日が美術館が無料で回れたりと、日常的にアートに触れることができます。
④ フランスの地方で現地の人と交流するには
地方に行きたいという方も多いと思います。
そうです、フランスは地方にもたくさんの素晴らしいレストランが点在していて、地方によって魅力的な特色があるのです。
ただ、高級星付きレストランであっても畑の中にポツンとあったりするレストランもたくさんあります。
地方都市ならまだ交通手段もありますが、本当に田舎だと交通網が発達していないので結構苦労します。
そんな時は、カーシェアリングのサイトも充実しているので利用してみましょう。
BlaBlaCar(ブラブラカー)は運転手の評価も見られるので安心です。
住む場所を探す
そして住むところを探すのがまた大変です。
レストランによっては紹介してくれるところはありますが、自分で探さなくてはいけなくなった時、普通にアパートを借りようと思っても保証人や現地の給料明細などの必要な書類が揃わずなかなか思うようにはいきません。
地方都市でしたらいくつかの物件が日本語で見つかるかもしれないのがユーロステートです。
シェアハウス
また、フランスではcolocation(コロカション)といってシェアハウスがさかんです。
mycolocはシャアハウス専用のサイトですが、何かと使えるのがleboncoin(ボンコワン)。
日本でいうとメルカリのようなサイトですが、求人募集や物件を個人間でやり取りできるサイトです。
他の働き方
また、もう一つの方法としてSaisonnier(セゾニエ)という働き方があります。
夏は海辺や山のホテルやレストラン、冬はスノーレジャーリゾートなどでSaisonnierセゾニエという短期間の募集をしているのです。
きちんと確認をしなくてはなりませんが、大抵住居付きだったり、紹介をしてくれたりというところが多いです。
そして、ちょっと嬉しいことにお給料が平均よりちょっと高めの設定になっています。
こちらはフランスのホテル・レストラン協会のサイトですが毎日たくさんの更新がありますので要チェックです。
フランスの農業を体験
ちょっと変わった体験ができるというと、WWOOFウーフィングを利用するのもいいかもしれません。
地方でチーズ作りをはじめとする酪農や農業を体験しながら、現地の人たちと交流が可能です。
お給料は出ませんが大体住むところと食事を提供してくれます。こちらも短期で可能ですから1年のうちの何か月はウーフィングを経験してからセゾニエを経験するのも面白いですよね。
地方で過ごすための注意点として語学力があげられます。ある程度は語学を身に着けてから渡仏しないと苦労するかもしれません。
無料の言語交換サイトなどを使ってどんどん会話力を身につけましょう。
⑤ 憧れのシェフのもとで修行するには
SNSなどで海外のシェフたちの投稿を見て、特定のシェフにあこがれを抱く方も多いと思います。
この限られたチャンスにそのシェフのもとで働いてみたいと思いませんか?
まずはそのシェフのレストランのサイトをチェックしてみましょう。
そこにRecrutement(リクルットモン)というページがあれば求人ページです。求人応募のフォーマットがあったりメールができるようになっていますので是非メッセージを送ってみましょう。
調理の仕事を軸としてどのように働くかお話ししましたが、冒頭にも述べた通り、一年という短い期間の中で目的を明確に持って、充実した、楽しいワーホリ生活を送りましょう!