英語が苦手だった理系学生がサンディエゴでアメリカ留学してみた

英語が苦手だった理系学生がサンディエゴでアメリカ留学してみた

アメリカのサンディエゴで語学留学して英語を勉強されている小宮力輝さん(男性)の体験談のご紹介です。大学を1年間休学してサンディエゴに6ヵ月の語学留学中に体験談を寄稿していただきました。この体験談は留学中に執筆頂いています。

小宮力輝さん(男性)

  • 小宮力輝さん(男性)
  • 理科系専攻している大学生の方で、1年休学し約6ヵ月間、アメリカのサンディエゴで英語を勉強しに語学留学をされています。

皆さんは留学についてどんな印象を持たれていますか?

英語が話せないとダメなんじゃないの?TOEICやTOEFL、IELTSなどの点数が必要なんじゃないの?などハードルが高いのでは?と感じている人が多いのではないかと思います。

私も実際にそう感じていました。しかし、語学留学の場合テストのスコアや英語力はなくてもやる気があればだれでも挑戦できるものなのです。ここにそう感じた理由と留学に挑戦すべき理由をまとめました。

大学を休学してサンディエゴに留学中

私は建築を専攻する男子大学生です。現在22歳で、大学を一年休学してアメリカのサンディエゴに語学留学中です(執筆時)。

期間は2021年5月から12月までの約半年を予定しています。以前はバンクーバーに一か月短期留学をした経験もあります。私は小学生のころいわゆる英語の英才教育として近くの英会話の通っていて、小学六年生の時には英検三級を取得済で準二級の勉強をしていました。

しかし、小さい時にやりすぎたせいなのか段々と英語が嫌いになってしまい、高校生の時には部活動のサッカーにのめりこんでしまい全然勉強に身が入らず、付属高校に通っていたので受験が必要なく入れた大学の時には英語の授業でC評価を取る始末でした。

サンディエゴで野球観戦

アメリカそしてサンディエゴを留学先に選んだ理由

そんな私がなぜアメリカ留学を決断したかというと、理由は大きく分けて三つあります。

一つ目は、外国の方とコミュニケーションをとれるようになりたかったからです

高校生までサッカーにのめりこんでいた私は、大学生になってから初めてヨーロッパへの海外旅行を経験しました。

そこで一緒に行った友達が現地の方やホテルのスタッフと英語でコミュニケーションを図っているのを見てとてもうらやましく感じ、私も話せたらもっと人生楽しくなるのではないかと思いました。

二つ目は、カリフォルニアに憧れがあったからです

少しばかばかしく聞こえてしまうような理由ですが、カリフォルニアと聞くと皆さんもカッコよさを感じませんか?

自分の住んでいるサンディエゴはロサンゼルスほど栄えているわけではありませんが、トップガンのロケ地で有名な場所があったり、一年中温暖な気候で雨もめったに降らないことで(特に夏の間は)観光地や移住先としても人気があったりとアメリカの中では名の知られている街の一つです。

特に有名な観光スポットといえば、バルボアパークと呼ばれる公園にはいくつかの美術館や世界的に有名な動物園、日本庭園などもあります。

それに加えて海岸線にはきれいなビーチが複数点在し、そこにはヤシの木などが並んでいてリゾート感が感じられます。これこそ皆さんが思っているカリフォルニアのイメージ通りではありませんか?

三つ目は、スペイン語話者が多いという事です

知らない人からすると、えっ?アメリカって英語だけじゃないの?となるかもしれませんが、私のいるサンディエゴはダウンタウンからメキシコのボーダーまで30分ほどの位置にあるため、メキシコにルーツを持つ方やメキシコ出身の方が非常に多い地域です。

メキシコはスペイン語圏なので、バスに乗る際も英語の音声案内の後にスペイン語が流れますし、スーパーで商品を買う際も英語とスペイン語のダブル表記の商品を多く目にします。実際ここに住んでいる方でも日常会話レベルの英語ができないけど、スペイン語で十分という方もいるほどです。

私は昔からスペインのサッカーが好きで大学の授業でもスペイン語を取っていたのでスペイン語を話す友達ができたらいいなと思いサンディエゴがいいと感じました。

サンディエゴのビーチ

ヨーロッパ圏から来ている学生に感じた差

私はサンディエゴに来た当時、日常会話レベルはおろか、自己紹介もままならないレベルだったので、ここに来て一番に感じたのは周りの生徒とのレベル差でした。

特に、ヨーロッパ圏からきている学生(スイス、イタリアなど)は元々英語を日常会話レベルで話せる人が多いので、レベル差がありすぎて最初は相手にしてもらえませんでした。しかし、そこで諦めたら終わりだと思い何とか話についていこうとしていると2か月たったあたりからなんか理解できる!という感覚になりました。

そこからは、自分の表現は乏しくても相手の表現が聞き取れるようになったことで、自分より英語が上手な相手の真似ができるようになるわけです。そうやってどんどん会話表現を盗んでいったら、会話の幅が広がっていきとても英語を話すことが楽しく感じることができるようになりました。

いろんな国の人と知り合い広がる世界

やはりどこの国に留学しても言えるのは、いろいろな国の人と出会い世界が広がるという事です。

私の学校には韓国などの東アジア出身の生徒やサウジアラビアなどの中東、チリなど南米、イタリア、スイスなどのヨーロッパの様々な国の生徒が一緒に勉強しています。いろいろな国の文化を知れるのはとてもいいと思います。

そしてもう一つは、休み中にロサンゼルスやラスベガスなどへ旅行に行けることです。自分も実際七月にロサンゼルス、サンフランシスコへ車でロードトリップに、9月にはラスベガス、グランドキャニオン、アンテロープキャニオンなどへ行ってきました。

ラスベガスでは毎週のように行われている音楽イベントに行ったり、カジノへ行ったりとアメリカでしかできない経験をしたり、グランドキャニオンやアンテロープキャニオンでも日本では感じられないような自然を感じてきました。

アンテロープキャニオン

アメリカで得られる多様性への理解

この留学で私はたくさんのことを得ましたが、一番の目的である英語の上達はとても実感しています。特にアメリカに来た事で、現地でリアルに話されている英語の表現だったり、ボキャブラリーだったりなど日本の大学の英語では学べないことがたくさん学べたと実感しています。

また、アメリカには多くの人種の人がいてとても多様性があることで有名な国です。正直なところ人間だれしも知らないことに直面するのは怖いです。しかし、違う人種の人や違う国の人と実際触れ合う中で彼らと分かり合おうと努力するうえで多様性への理解が圧倒的に深まり、かなり人間として成長出来たと感じています。

それに加えて、アメリカではなんでも自分から主張することが当たり前なので、黙っていたら置いて行かれてしまうと思い自然に自分から行動する癖がついて、これも自分にとってすごくプラスになったと感じています。

アクティブな人こそ留学してみては

アメリカ留学はとてもたくさんの面で私を成長させてくれています。このような経験は誰でもできるわけではないと思います。しかし、もし可能であるのならば私は絶対に行くべきと思っています。特にアメリカに留学するなら、自然の中でのいろいろなアクティビティ(ハイキング、サーフィン、スノーボーディングスポーツ観戦等)ができるのでアクティブな人にはとてもお勧めしたいです。

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