【カナダ体験談】2カ国ワーホリで感じたカナダの違い

【カナダ体験談】2カ国ワーホリで感じたカナダの違い

私は2016年から2017年までの1年間、オーストラリアでワーキングホリデーをしました。オーストラリアに渡り初めて体験した、海外での生活は思っていたよりも充実したこと、英語力が満足できる程は伸びなかったことが最大の理由となり、オーストラリアでのワーキングホリデーが終わる頃には、カナダに行くことを自然と決意し、ワーキングホリデー申請を開始しました。

実際、オーストラリアにもカナダでワーホリ体験済みの人やフィリピンでの短期留学を経て来ていた人もたくさん居ましたので二国間留学は、今や珍しいものではないようです。

カナダに決めた理由

これから、カナダに行く人やまだなやんでいる人もいると思います。ワーキングホリデー出来る国は意外と多く、英語圏では以下があります。

  • カナダ
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • イギリス
  • アイルランド

英語圏を除けば、台湾や韓国のアジアから、ドイツ、フランス、スペインなどのヨーロッパまであるんです。他にもワーホリ出来る国はまだまだあります!その中で、私がカナダに決めた理由をいくつかあげていきます。

  • ① 英語の発音
  • ② 日本人の割合
  • ③ ビザの取りやすさ
  • ④ 都市が多く選択肢が広い
  • ⑤ アメリカに近い
トロントモニュメント

2国間ワーホリをするなら!ビザ申請前に気をつけよう

あくまで、1カ国目のワーキングホリデー後すぐにカナダにワークパーミット申請する時の情報です。前回のワーキングホリデーから5年以上経過し、その間日本に滞在していた人は申請手順が異なります。

パスポートの顔写真が載っているページやスタンプのページの提出など、基本的な必要書類は何点かあります。ですがここでは、私が手続きをしていて不便に感じた経験を元に、手間のかかる追加書類について説明していきたいと思います。

①無犯罪証明が必要

過去5年以内にカナダの定める国以外の国に1年以上滞在していた経験があり、カナダにワークパーミット申請する人は、無犯罪証明の提出を求められます。こちらは、1ヶ国目で滞在していた国から取り寄せる必要があります。

オーストラリアの場合は、インターネットから申請可能。無犯罪証明自体は手紙として郵送されてきます。帰国した日より以前のものが証明になりますので、日本に帰国してから無犯罪証明の申請→郵送される→手元に届く→カナダ政府に送ることが出来る。といった具合に時間と手間がかかりますので考慮して行動しましょう。

ちなみに、郵便がとどくまでは2週間くらいかかります。こちらの書類提出には、郵便の期間を考慮して期限を設けてくれていますが、どうしても届かない、遅れそうという場合はカナダ政府にその胸を相談すると期間を伸ばしてもらえるそうです。

*オーストラリアの場合、無犯罪証明の申請時にパスポートなど個人情報を点数化され、必要点数以上の個人情報を提出しなければなりません。簡単に提出出来るパスポートは70点、クレジットカードは25点なので、残りの点数を何かで補わなければいけないのですが、私はバンクステイトメントを提出しました!オーストラリア滞在中に行っておいたのでスムーズに出来ましたが、口座を閉じた後だと、銀行に問い合わせし証明を出してもらう必要が出てくるので、英語力と時間が必要となり、かなりの手間がかかります。

*国によっては犯罪証明一つ出すのに3ヶ月くらいかかるところもあるようで、アメリカに滞在歴のある友人はビザの申請期限ギリギリまで犯罪証明が届かず、何度も大使館に問い合わせしたりと大変そうでした。 また、滞在していた国によっては健康診断の証明が必要なところもあります。オーストラリアは今の所(2018年3月時点)、提出は求められていません。

②交通違反証明書

1ヶ国目がオーストラリアの場合、滞在した州によっては、交通違反証明書の提出を求められる可能性があります。ヴィクトリア州とクイーンズランド州はこちらの対象になります。免許を持っていてもいなくても、運転したことがあってもなくても、カナダ政府から提出を求められたら提出しなくてはなりません。こちらは申請にかなり手間がかかるようです。

オーストラリアとカナダの違い

オーストラリアからカナダに移動し、同じ英語圏の国でも、全く違うことに驚きました。その国でしか出来ない体験もたくさんあります。

①英語の発音の違い

まず英語の発音の違いがあります。オーストラリアはイギリスの発音に近く、英語力があまりない場合聞き取り辛いので、慣れるまでに想像以上に時間がかかってしまいます。テレビやネットでもオーストラリア訛りを聞くことが出来ますが、現地のオージーの訛りは本当に難しいです。「Day」を「ダイ」と言うなど、オーストラリア特有の発音や文の言い回しもあります。

カナダは日本人が教育過程で聞き込んできたアメリカ英語に近く、聞き取りやすいです。なので、英語を勉強することを目的とするならば、慣れるまでのタイムロスをなくすという意味で、個人的にはカナダをオススメします。

カナダとオーストラリアの違い

①気候の違い

気候の面では、オーストラリアはあったかくカナダは寒いです。カナダは年によっても、住む都市によっても気温や天候が違います。特に私が滞在していたトロントは、冬にマイナス20度になることもありました。夏は短いですが、暑すぎず気持ちよく過ごすことが出来ます。国民性も、オーストラリアはのんびり陽気。カナダは、日本人に似ていて真面目で優しい印象があります。

③求人の多さ

日本人向けの求人の多さはオーストラリアの方が多いです。というのも、オーストラリアに滞在している日本人の量が多いため。仕事は簡単に見つけられます。その分、英語力でいえば、カナダの方が英語力を求められるし、在カナダ日本人の英語レベルもオーストラリアより高いように感じました。

④治安面

カナダのトロント、オーストラリアのシドニーで比較した場合、治安はオーストラリアの方が良いです。カナダはアメリカが陸続きという背景もあってか、シューティング事件が定期的にあります。また、トロントの街中では貧困層が路上で生活しています。また、大きな声で怒鳴っている人がいたり、変な人が多く怖いと思う瞬間もあります。

オーストラリアではあまり恐怖を感じることはありませんでした。とはいえ、オーストラリアでもレイプで有名な橋があったりもしますし、生活の仕方が違えば感じ方も違うでしょう。カナダもオーストラリアも、他国に比べると治安はかなり良いとされています。突然カバンが奪われる心配もないし、命を狙われる心配も少ないです。

最後に

ワーキングホリデーは1ヶ国体験すると、別の国にも行きたくなる魅力があります。出国前からその後のことも、考えておくと移動や手続きがスムーズかも知れません。色んな国に滞在して、異文化を体験してみるのも良いですよ!

カナダのまとめ

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