イギリスワーキングホリデー(YMS)ビザ情報
イギリスのワーキングホリデー制度は、「ワーキングホリデー」と正式には呼ばずに、ユースモビリティスキーム(Youth Mobility Scheme)、略してYMSと呼ばれています。
わかりやすいようにワーキングホリデーという名称を当てている場合が多いです。日本とイギリスとの相互協定となっていて、毎年発給枠が決まっています。毎年1000名で固定されています。他の国では、毎年発給枠が変更いなったりする国もありますが、イギリスの場合はほぼ1000名で固定です。
イギリスYMSビザ申請要件
イギリスのワーキングホリデー(YMS)ビザを申請する場合、以下条件を満たす必要があります。
- イギリスで、最長2年間就労し生活する意思があること
- 18歳~30歳(申請時点)
- 2530ポンド(約¥475,640)の資金が証明できること
- 日本のパスポートを保有している
なお、発給枠は年間1,000名です。(2021年は1,500名へ増加)
YMSビザでできない事
YMSビザを取得することで最長2年間イギリスで暮らし就労することが認められていますが、以下の項目に関してはYMSビザでは許可されていません。
- スポーツ選手やコーチとして働くこと
- ビザの延長
- 公的資金に頼ること
- 扶養家族の帯同
イギリスワーキングホリデー(YMS)ビザ申請方法
YMSの条件を満たす場合、イギリスのワーキングホリデー(YMS)ビザを申請するためにまずは抽選により当選しなければなりません。
抽選方法から申請までは以下の手順で行います。
メールによる応募
UKVIが指定する方法にて、メールによる申請応募を行います。
例年、年に2回応募が行われます。1回目は1月に800名を対象に行い、2回目は7月に200名を対象に行います。(※2021年については第2回に700名の募集となっています)
申請書類を揃える
当選した場合、当選メールに記載されている期日までにオンラインにて申請フォーム(英語)を作成し、オンライン上でビザ申請料と保険料の支払いを済ませます。
必要書類を揃えて東京または大阪のVFSグローバルのビザ申請センターに申請者本人が直接出向いて申請しなければなりません。
※ビザ申請センターへ出向くには事前に予約を取るようになります。
2021年の例だと、1回目でYMSに当選した場合、2021年3月1日(月)までにビザの申請料の支払いをオンライン上で済まし、申請料決済日の90日以内にVFSグルーバルにて申請書類を提出しなければなりません。
■ ワーキングホリデー(YMS)ビザ必要書類
イギリスのワーキングホリデー(YMS)ビザ申請にあたり、以下の書類を事前に用意しておく必要があります。
- ★オンライン申請フォーム
- オンライン上で入力した申請フォーム
- ★チェクリスト
- オンライン申請フォーム完了後にダウンロードできます
- ★パスポート
- 現在有効のパスポートで、抽選メールに記載した旅券番号のもの
- ★古いパスポート
- 過去10年間に使用した期限が切れた古いパスポート
- ★資金証明
- 過去28日以内継続して2530ポンド以上を証明できる預金通帳・取引明細・残高証明のいずれか(英文でないものは翻訳も用意)
- ★YMS当選メール
- 応募した際に提出したメールアドレスに届いた当選メールを印刷
- ★ビザ申請センター予約票
- VFSグローバルにて予約完了後に印刷できるようになります
■ ビザ申請に係る料金
ビザ申請に関わる料金は予告なく変更される場合がありますので、必ずGOV.UKのウェブサイト及びVFSグローバルのウェブサイトで最新情報をご確認ください。
- ビザ申請料:£244(約¥45,872)
- IHS保険料:£940(約¥176,720)
- 大阪で申請:£55(約¥10,340)
- VFS郵送サービス:¥2,070(任意)
- VFS書類チェック:¥2,875(任意)
- VFS書類スキャン:¥2,070(任意)
期限までに入国
問題なくビザがおりましたら、パスポートにビグネットと呼ばれるシールが貼られてパスポートが返ってきます。
このビグネットに入国期限日が記載されていますので、この入国期限内にイギリスに入国するようにします。
YMSビザの有効開始日は、オンラインフォーム上で任意に設定する【イギリス入国予定日】から2年間となります。
イギリス入国期限は、設定した入国予定日から30日以内となっています。
入国後の対応
イギリス入国後10日以内にオンラインフォームで設定したイギリスの滞在先住所の最寄りの郵便局でBRPカードと呼ばれる外国人登録カードの受け取りが必須となっています。
YMSビザの注意点
イギリスのビザでは、ビザ申請日(=ビザ申請料決済日)から6ヶ月以内の間で【イギリス入国予定日】を設定しなければなりません。
(例えば、8月15日をイギリス入国予定日として設定したい場合、2月15日を過ぎてからでないと申請料の決済ができません)
そのため、2021年の場合、3月1日までに申請料の決済を完了しなければいけないため、イギリス入国予定日は遅くても9月1日までに設定しなければいけないことになります。