留学に行けば世界が変わる?

アメリカ体験談4回目その3

ニューヨークの留学を経験されたモコさん。ニューヨークだけでなく海外に留学することで、自分の世界は変わったりするものなのでしょうか?その点をモコさん的な視点で説明してもらっています。世界は変わるか?

自分探しの為に海外へ行く。留学をすることで価値観が変わる、などといった言葉をよく耳にします。私の周りにも留学に行っている友人がたくさんいましたが、前述したように留学したら価値観が変わって自分を見つけることができるのでしょうか?

あくまでも個人的な意見ですが、私としての答えはNOです。

ただ、日本を出て異国の地で生活することは今までの自分の人生では経験ができなかった感動や、一方でそれまで経験してこなかった壁にぶつかることもあると思います。

そのような経験をすることで、留学する前よりも留学後は成長していることは確実に言えます。

積極的な学ぶ姿勢が必要

語学力に関しては、ニューヨークに留学していても積極的に学ぶ姿勢をもって、ニューヨークの現地の人とコミュニケーションをとるなど、努力をしないと体得できません。

留学して英語の勉強していなくても覚えられるだろうとあぐらをかいてなんとなく毎日を過ごしている人と、日本にいて毎日英語を本気で勉強している人だと、後者のほうが英語の体得は早いでしょうし、前者は留学から戻ってきても勉強せずどんどん英語を使わなくなって忘れていくと思います。

留学は英語の勉強だけの目的で行くわけではないと思います。それ以上の経験や感動を感じることのできる経験だと思います。

しかし、英語がわからないで生活するよりも英語の話の内容が理解できたうえで生活するのとでは経験の幅も確実に変わると思います。日本では見ることのない光景も見ることができます。

メトロポリタン美術館

辛い体験が成長させてくれる

ニューヨークに留学して、育ってきた環境が全然違う、文化も違う国に住むことで楽しいこともありましたし、一方で辛い思いもしました。

留学してすぐは店員さんが冷たく感じて、さらに英語が全くできない状態で行ったのでレジに並びたくなくて仕方なかったこともありました。

混雑している店内で日本では言わなくても察して避けたり、ちょっとお互い触れてしまってもスルーすることが多いと思いますが、アメリカでは近づくときや自分が通りたい道があると必ず一言声を掛け合っていますよね。

ニューヨークに留学した当時、英語に自信がなくてできるだけ喋りたくなくて、声をかけずにおじさまの後ろを通って腕が当たってしまった時に、「通るなら何か言え!」と怒られたことがあります。初めて外国の人に怒られて怖かったですし、ショックでしたがその小さな出来事がきっかけで、いつまでも日本人気分でいないで自分が滞在する国の文化を受け入れて生活していかないといけないことを学びました。

特にニューヨークでは様々な国からの観光客や留学生がたくさんいる国です。

そういった意味では、ニューヨークでの生活はその分たくさんの葛藤があると思います。

しかしその分、成長できるチャンスもたくさんあると実感しました。人それぞれ滞在時間は違うと思いますが、留学期間中は葛藤があってもそう簡単に帰国できないですから、受け止めて乗り越えていくしかないためです。

留学してすぐは日本に早く帰りたいと思っていても帰国間際にはずっと住んでいたいと感じる人が多いともいます。そうやって、たくさんの人が母国以外の国を好きになれたら素敵なことですよね。

セントラルパーク

様々な価値観と触れ合おう

留学の目的は人によって様々ですが、ただ漠然と自分探しの旅のために留学をしいても現実には海外に行っただけではその答えを見つけることは難しいでしょう。動機が自分軸で、海外での生活でもずっと自分軸で考えて行動していたら、日本で生活していた時と何も変わらずに終わると思います。

ニューヨークをはじめ、海外に留学するとたくさんの国の文化や人と触れ合う機会があるので自分の考えを持つことや目標に向かって努力するのはもちろん、出会った人達の価値観や考え方をたくさん聞いてみると新しい発見が生まれて、今までの自分の中には無かった世界を知り、感じることができると思います。

私はニューヨークに留学して世界が変わったというよりは、色んな世界を知ることができて、自分とは違う考え方の人の考えを面白いと思えるようになりました。

留学の醍醐味を見事に語ってくれていると思います。留学は語学習得だけではないんです。自分と違ういろいろな文化や習慣、そして価値観と出会うことができるのが留学の醍醐味でもあります。留学を通して次の自分へつなげていくこともできるんです。

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