アメリカの入国審査にむけ知っておくべきこと

アメリカの入国審査で知っておくべきこと

アメリカ留学では、事前にビザの申請が必要なF-1ビザやM-1ビザを取得して入国するか、または事前にビザ申請が必要ないESTAで入国するかのどちらかになります(※日本国籍を前提とした場合)

もちろん、他のビザで入国するという場合もありますが、こと留学となると多くの場合、ビザありかビザ免除かのどちらかのパターンになるかと思います。

そしてアメリカ留学の最初の関門(ビザ取得者の場合は次なる関門とでも言ったらよいでしょう)が、入国審査となります。

アメリカの空港に到着して、入国審査までの一連のステップをロサンゼルス空港の例でご紹介しています。

なお、アメリカの場合は、アメリカ国内で乗り継ぎして他国へ向かう場合でも、最初に到着した空港で入国審査が行われます。そのため、アメリカで乗り継ぎをする場合でも、入国審査を念頭に入れておくことがカギとなります。

飛行機を出てから入国審査場へ

飛行機がアメリカの空港に到着すると、まず先に向かうのが入国審査場です。アメリカでは国際線でも国内線でも乗り継ぎする場合も含めて、到着した空港で預けた手荷物を引き取らなければいけませんが、荷物を受け取れるのは入国審査が終わってからとなります。

US Customs and Border Protectionとある案内表示

飛行機を出たら、まずは「US Customs and Border Protection」とある案内表示に従って進んでいきます。

どのタイプがAPCが使えるかの案内

しばらく歩くと、案内表示にAPCについて書かれた案内表示も見えてきます。

APCとは、Automated Passport Controlの略で、入国審査を簡略化する目的でKioskと呼ばれる端末でパスポートチェックを自動で行うシステムのことです(後述しています)。ただ、このAPCは全ての渡航者が利用できるようになっておらず、以下のようにAPCを利用できる対象者は限られています。

  • ESTA渡航者
  • アメリカ国籍保有者
  • アメリカ永住者
  • カナダ国籍保有者
  • B1/B2、またはDビザ

留学関係でいうと、ESTAで入国するかたはAPCが利用できるようになりますが、残念ながらF1やM1ビザではこのAPCが利用できません。

アメリカ国旗がお出迎え

入国審査場への途中には、このようにアメリカ国旗も出迎えてくれます。

ご注意
ここでご注意いただきたいのが、後程この惨状はご紹介していきますが、入国審査場はタイミングが悪いと非常に混みあいます。特にロサンゼルス空港は、入国審査待ちの行列が酷い状態です。APCの導入により改善はされてきているようですが、到着便が集中する時などは非常に混みあうので、できるだけ早く空港の外に出たい場合や、乗り継ぎ便に時間的な余裕がない場合などには、入国審査場到達までにかける道中の時間が勝負を決める場合もあります。急いでいる場合は悠長に歩かずに、早めに飛行機から出て、駆け足で入国審査場に向かいましょう。

入国審査前のAPC

先にもご紹介したように、入国審査官と入国審査を受ける前に、ESTAで留学される場合は、まずはAPCでパスポートの登録をしてなければなりません。

APCのKioskが並んでいる様子

こんな具合にAPCのKioskの端末が何十台体制で並んでいます。

APCのKioskへの道順

アメリカ国籍(永住者含む)以外は、こっちに進んでいくださいという案内があり、ESTAや学生ビザの場合はNon-US Citizensの方へと進みます。その先にKioskが並んでいます。

APCのKiosk

Kioskはこのような端末になっています。この端末上で、パスポートのスキャン、指紋採取、顔写真を撮るようになります。日本語での案内もありますので、英語がわからなくても全然問題ありません。

この機械のすごいところは、背の高さに応じてカメラの位置が自動的に上がったり下がったりします。

Kiosk上で、税関申告書の内容も質問に出てきます。その為Kioskで答えておけば基本税関申告書の記入は必要ありません。学生ビザで入国される場合は、税関申告書は飛行機の機内で渡されますので、税関申告書の記入を予めしておきましょう。

もし何か不明なことがあれば、Kioskの周りには空港スタッフもいますので、この場合は英語にはなりますが、アメリカ到着後最初の英語での会話練習と思って質問してみるのも良いかもしれません。的確な答えをくれるかは別として。

Kioskで、パスポートを登録し、指紋も撮り、顔写真も撮り、質問にもすべて回答すれば、最後にレシートが出てきますので、そのレシートを無くさないようしっかりパスポートと一緒に握っておきましょう。

入国審査場への列

Kioskでの登録が終われば、いよいよ入国審査です。学生ビザの方は、このままKioskをスキップし入国審査に臨むことになりますが、タイミングが悪ければ、このように長蛇の列にはまることになります(ロサンゼルス空港の場合)。他の空港の状況は分かりませんが、ロサンゼルスはこの長蛇の列で悪名高いようです。カリフォルニアではまだサンフランシスコの方がましということも聞きました。

ちょうどこの画像を撮影した時は、Kioskで端末操作終了後、入国審査まで40分かかりました。もちろん、タイミングが良ければスムーズに行くこともあるようなので、常に並ばないといけないという事はないようです。ただ、乗り継ぎ便がある場合などは、この入国審査での待ち時間もしっかり念頭に置いておいた方が良いと思います。

入国審査ブース

運が悪ければこのように長い列にならんで待たなければいけません。長らく待った後、(ロサンゼルス空港では)沢山ある入国審査のブースで入国審査官とアメリカへの渡航目的などいろいろ聞かれて、問題なければ無事入国審査パスということになります。

学生ビザで入国審査場で提示するもの

ロサンゼルスに限らず、アメリカの空港での入国審査の時には、APCのKioskは利用できませんので、以下の書類を手元に用意して、そのまま入国審査に臨んでください。

  • パスポート
  • I-20(F-1/M-1の場合)
  • 財政能力証明(英文)※残高証明書など
  • 入学受け入れレター (Letter of Acceptance)
  • I-901 SEVIS費支払書
  • 学校担当者の連絡先がわかる書類
  • 税関申告書

入国審査で問題なければ、パスポートに入国スタンプが押されます。

ESTAでの入国審査

ESTAの場合は、F-1/M-1ビザの場合と異なりステータスは「ビジター」と同じ扱いになります。そのため、英語学習目的で入国審査に臨むと、勉強であればなぜ学生ビザを所持していないのかと不審がられるケースもよくあります。

ESTAで入国する場合は「観光」目的で入国するようにした方が無難です。

学校からの入学許可証などを提示すると逆に不審がられますので、パスポートを提示してそのまま入国で構わないかと思います。ただし、入国審査官によってESTAによる入国も厳しくチェックされる可能性もありますので、入国対策が予め必要になるケースもあります。

1ヶ月程度の留学であれば、通常の観光目的で大丈夫だとは思いますが、2ヶ月~3ヵ月の留学となると滞在上限(90日)期間ギリギリにもなりますので、2ヶ月~3ヵ月の期間観光で滞在する正当な理由をしっかり練っておくと安心だと思います。

なお、純粋に観光目的であれば、特に警戒することも無いかと思いますので、入国審査官にしっかりと渡航目的を伝えましょう。

乗り継ぎする場合

アメリカの空港で、アメリカ国内へ乗り継いだり、アメリカ国外(例えばカナダ)へ乗り継いだりする場合は、アメリカで最初に到着した空港で、国内線であろうが国際線であろうが、必ず入国審査を受けなければなりません。しかも、入国審査の後には、到着便の飛行機に預けた荷物を、必ずピックアップもしなければいけません。更に、ロサンゼルスなど大空港となれば、場合によって次の乗り継ぎ便に搭乗するためターミナル移動という事態も発生します。

初めに到着したアメリカの空港で、このように入国審査に時間がかかることも想定しておいたうえで、余裕を持った乗り継ぎを計画するようにしておきましょう。飛行機のチケットを予約する時、アメリカの空港での乗り継ぎ時間が、規定の最低乗り継ぎ時間を満たしているだけで、現実と少しかけ離れた乗り継ぎ時間で航空チケットが予約できたりもします。

実際に、予定した乗り継ぎ便に間に合うかどうかは、予測できない入国審査での待ち時間が大きく関わってきますので、余裕をもって乗り継ぎ便を手配するようにしましょう。

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