中学生でも海外留学はできる!種類やおすすめの渡航先、メリット、注意点を解説
中学生の留学について、このような悩みはありませんか?
「中学生が参加できる留学プログラムは?」
「中学生にもおすすめの渡航先は?」
「中学生が留学に行くメリットや注意点を知りたい」
日本で英語力が求められるようになってきたこともあり、中学生のうちから留学をするというご家庭も増えてきました。
とはいえ、中学生をひとりで留学に行かせることに大きな不安を抱えているご家族も多いですよね。
実は中学生むけの留学プログラムも多く用意されており、中学生でも安心安全に留学することができるサポートがあるのです。
ここでは、中学生が利用できる留学プログラムの種類やおすすめの渡航先、メリット・注意点について詳しく解説します。
「中学生って留学に行けるの?」と思っている方でも最後まで読んでいただければ、中学留学について知ってもらえますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
中学生でも留学はできる?
結論から申し上げますと、中学生でも参加できる留学プログラムはたくさんあります。
中学生の子どもにネイティブの英語を勉強してもらいたいけれど、ひとりで海外に留学させるのは心配という方でも安心して留学に送り出せるプログラムもありますし、親子で一緒に留学することのできるプログラムもあります。
このように、中学生でも安心して参加できる留学プログラムはさまざまですので、まずはどんな留学プログラムがあるのかをチェックするところから始めることがおすすめです。
中学生の留学プログラムの種類
中学生の留学プログラムの主な種類は以下の通りです。
- 公立中学校への留学
- ボーディングスクールへの留学
- 親子留学
- スポーツ留学
- 海外ボランティア
- ファームステイ
- ホームステイ
- サマースクール
- 語学留学
それぞれの種類について、以下で詳しく解説します。
1.公立中学校への留学
留学先の公立高校に通いながら、地元の中学生との交流や語学の勉強をすることができます。
公立中学校は地元の中学生が多く通っているため、地元の文化や生活環境、スラングなどの生きた英語などを学ぶことにも繋がります。
公立中学に通う留学をする場合、現地でホームステイをすることが多いので、より現地の人との関わりを持つことができるはずです。
2.ボーディングスクールへの留学
ボーディングスクール(Boarding School)とは、全寮制のスクールのことを指します。
世界には国際ボーディングスクールが数多く設置されており、世界中の中学生とともに英語を学びながら生活をともにしていく生活をすることができます。
3.親子留学
中学生の場合は親子で一緒に留学することができます。
単に子どもの付き添いという形で親子留学することもできますが、子どもを地元の中学に通わせて、親は語学学校に通うというように、一緒に英語を勉強することも可能です。
また、留学先によっては中学生1人の留学が制限されており、親同伴でなければならない場合もあります。
4.スポーツ留学
将来プロを目指しており、レベルの高い環境に身を置きたいと考えている中学生はスポーツ留学をすることもできます。
世界中からトッププレイヤーを集めたり、世界トップクラスの環境でスポーツに取り組めるため、非常に充実した時間を過ごすことができます。
短期的な留学プランも多いですが、期間が短いと十分な効果が得られないこともあるため、目的に応じて期間を決めるといいでしょう。
5.海外ボランティア
海外ボランティアを通じて留学することもできます。
中学生1人で参加できるボランティアもあれば、家族みんなで参加できるボランティアもあります。
一般的な留学に比べて費用を抑えることができるため、ボランティアに興味のある方はチェックしてみるといいでしょう。
6.ファームステイ
ファームステイとは、農家に滞在しながら家畜のお世話や農作物の収穫など、農家の生活を体験できるプログラムです。
アメリカやカナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、世界中にファームステイの候補地がありますが、ファーム先によって費用が大きく異なる場合があるため注意しましょう。
7.ホームステイ
ホームステイとは、渡航先の一般家庭に滞在しながら現地と同じ生活を送ることのできるプログラムです。
ホームステイだけを体験することもできますし、先ほどもお伝えしたとおり現地の中学校や語学学校に通うこともできます。
また、英語教師の自宅でホームステイをしながら英語を教えてもらうティーチャーズホームステイといった形で留学することもできます。
8.サマースクール
サマースクールとは、渡航先の語学学校や教育機関が夏に開催する研修プログラムです。
中学生を対象としたサマースクールは語学学習や異文化交流が主となっていることが多く、夏休みを利用して留学することもできます。
9.語学留学
語学留学とは、語学の向上を第一の目的としたプログラムです。
そのため、語学勉強が中心の生活となりますが、異文化交流もすることができます。
中学生の長期留学と短期留学のそれぞれの期間は?
ここでは、中学生が留学に行くときの長期留学と短期留学のそれぞれの期間について詳しく解説します。
1.長期留学の期間
長期留学の期間は、4ヶ月以上を指すことが一般的です。
長期留学をする場合は多くの国でビザが必要となるため、事前にビザの申請を行う必要があります。
とはいえ、長期留学は時間がたくさんあるため、語学学習だけではなく異文化交流やスポーツなど、さまざまな体験をすることもできます。
2.短期留学の期間
短期留学の期間は、数週間〜3ヶ月ほどが一般的です。
国ごとのルールによっても異なりますが、短期留学の場合は観光ビザのみで渡航できますし、学校の長期休暇を利用して参加することもできるため、はじめての留学でも挑戦しやすいというメリットがあります。
一方で、語学学習や異文化交流の時間が足りないことが多いというデメリットもありますが、はじめての留学は短期留学を選ばれる方も多いです。
中学生におすすめの渡航先
中学生におすすめの渡航先は以下の通りです。
- オーストラリア
- ニュージーランド
- カナダ
- アメリカ
- マルタ
- フィリピン
それぞれのおすすめの渡航先について、以下で詳しく解説します。
オーストラリア
オーストラリアは日本からの距離も近く、親日家も多い国となるため、留学先としても定番です。
日本とオーストラリアの時差は1時間〜2時間ほどですので、家族や友達との連絡も取りやすいですし、現地には多くの日本人が滞在しているため、外国人だらけの環境にならずに安心できます。
ニュージーランド
ニュージーランドでは、18歳未満の留学生は保護者との連絡手段を決めておく「留学生の生活保障に関する服務規程」や、海外旅行保険加入の義務化など、中学生留学生でも安心して学べる環境が整っています。
現地の治安も悪くなく、フレンドリーな人柄が特徴的です。
また、英語力に合わせてさまざまなコースを選ぶことができます。
カナダ
カナダはキレイな英語を学べることでも有名な国です。
英語にも若干の訛りがある地域もありますが、カナダであればその心配はありません。
また、カナダのバンクーバーやトロントなどの大都市には留学エージェントも数多くあるため、いつでもサポートを受けることができますし、ほとんどの語学学校、大学には日本人スタッフが駐在しているため、中学生でも安心して留学することができるでしょう。
アメリカ
アメリカは中学生の留学先としても非常に人気の高い地域となるため、中学生向けの団体ツアーが毎年組まれます。
団体ツアーでは、日本人のスタッフが日本から現地まで付き添うことが多いため、現地にいても日本語でのサポートが充実していることも特徴です。
そのため、はじめての留学や、ひとりで飛行機に乗ることに慣れていない、子どもを一人で留学させるのが心配という方でも安心して留学にいくことができます。
また、アメリカにはディズニーランドやハリウッド、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)など、日本ではできない体験をすることもできるため、短期留学でも満足度の高いプログラムが多いです。
マルタ
マルタはヨーロッパの中でも圧倒的に物価が安いことでも知られており、東京の物価よりも少し安いほどです。
そのため、現地での生活費を少しでも抑えたいという方にもおすすめの渡航先となっています。
また、「バレッタ市街」や「マルタの巨石神殿群」、「ハル・サフリエニの地下墳墓」という3つの世界遺産があり、日本では感じることのできないヨーロッパらしい街並みを感じられることも大きな魅力となっています。
フィリピン
フィリピンは物価が安く、マンツーマンレッスンも多いため、英語を学ぶ中学生にも人気の高い渡航先です。
しかし、フィリピンでは基本的に15歳未満の子どもが単独で留学することが認められていないため、親子留学もしくは事前にビザ申請をしてフィリピン政府から認可を得る必要があります。
そのため、希望していても単独でも留学が難しい場合もあるということを覚えておくといいでしょう。
中学生が留学に行くメリット
中学生が留学に行くメリットは以下の通りです。
- 求められる英語力が低い
- 将来の選択肢を広げることができる
それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。
1.求められる英語力が低い
中学生向けの留学プログラムでは高い英語力を求められることがないため、英語が話せないという方でも問題ありません。
英語力に応じて留学生向けの授業やレッスンを行ってくれるケースもあります。
ただし、簡単な英語を身につけてから留学に行ったほうが吸収しやすくなるため、ある程度は日本で学ぶこともオススメです。
2.将来の選択肢を広げることができる
海外留学ではネイティブな英語を学ぶことができますが、日本では英語を話せるだけでも就職や進学で有利になるケースが多いため、将来の選択肢を広げることができます。
また、海外留学では語学勉強だけではなく、異文化交流や自然や文化遺産などと触れ合うことで、価値観が大きく変化することで、さまざまなことに興味を持つきっかけになるのです。
大人になってからの留学ではこのような体験が将来に大きな影響を与えることは多くはありませんが、中学生であれば留学が将来を左右することもあります。
中学生が留学に行くときの注意点
中学生が留学に行くときの注意点は以下の通りです。
- 子ども学びたい気持ちを優先する
- 現地の物価についても調べておく
- 治安面もチェックしておく
それぞれの注意点について、以下で詳しく解説します。
1.子ども学びたい気持ちを優先する
留学は子どもが学びたいという意欲を持っていないと意味のないものになってしまうため、子どもの学びたいという気持ちを優先することが大切です。
親目線からすると中学留学に行かせた方が将来的に良いことだと分かっていても、やはり子どもの子持ちを第一優先にすることが留学および語学勉強には大切になります。
2.現地の物価についても調べておく
国によって物価が大きく異なるため、トータルでの留学費用だけでなく、生活にかかる物価についても確認しておきましょう。
3.治安面もチェックしておく
中学生の留学プログラムが用意されている国は比較的治安は良いですが、日本に比べるとやや治安の悪い国も多いため、どのようなことに気をつけるべきかをあらかじめ確認しておくことが大切です。
まとめ|安心して送り出せる留学プログラムがたくさん!
ここでは、中学生が利用できる留学プログラムの種類やおすすめの渡航先、メリット・注意点について詳しく解説しました。
中学生むけの留学プログラムは親子で一緒に参加できるものや、日本人スタッフが身近にいる環境が用意されているなど、安心して学べる環境が用意されています。
とはいえ、中学生の留学は本人の学びたい気持ちが大切になるため、しっかりと話し合って興味関心を持てそうな留学先を選ぶことが大切です。
ぜひこのページを参考にして、中学生の留学についてチェックしてみてください。