休学留学について(メリットやデメリットなど)

休学留学という言葉は所々でちらほら耳にするようになりました。休学なので学校を休んで留学するという事なのではと想像はつきますが、どういった形態やパターンで休学するケースが多いのか、留学して受講するコースはどういったものなのか、その休学留学の具体的な点についてここでは深堀してみたいと思います。
休学留学の始めの一歩
休学留学とは、大学に在籍中に許可を取り一定の期間、大学を休学して学校に籍を残した状態で海外に留学することです。
では、実際に休学留学をするためにはどのようにするべきなのでしょうか。それは、留学先や留学の内容を決め、大学で休学の手続きをすることから始まります。
休学留学では、自分で留学する国や現地でどのようなことをやっていくのか検討して自由に決めることができます。そのため、自分自身で語学学校、滞在先、ビザなどを手配する必要が出てきます。または、目的や必要に応じて留学エージェントを利用する方法もあります。
休学留学に向けてやること
大学を休学するためには、まずは休学届を大学に提出する必要があります。大学の規定によって定められた期間内に休学届を提出することによって、休学が認められるよになります。
ですが、定められた期間を過ぎて提出した場合は、その学期の休学が認められず、授業料の支払いの義務が発生してしまうので注意しましょう。
休学届を提出する期間や休学中の在籍料、授業料を支払うか否かは大学によって様々なため、休学留学をするためには、自分が通っている大学の規則を確認することが重要になってきます。
休学留学のメリット
それでは、実際に休学留学にはどのようなメリット、デメリットがあるのか考えてみます。
就職活動で有利に
休学をして留学をするメリットは、就職活動で有利に進めていける点が挙げられます。
現在、日本企業のほとんどが新卒の一括採用が中心となっているため、新卒で就職活動をすると情報量や採用の枠で有利になってきます。
休学留学は、大学に籍を残した状態で留学をすることができます。大学に籍を残すことで、留学から帰国して大学に復学すれば、新卒の枠で就職活動ができるようになります。そして、休学留学をすると就職活動で留学のエピソードをアピールできるので、他の学生よりアドバンテージを持つことができるとも言えます。
留学の計画が自由
もう1つのメリットは、留学を自由に計画できるという点です。休学留学は、自分の留学先や現地でどのようなことをやるのかを自分で決めることができます。
例えば、留学の予算が少ない場合、物価や授業料の安い国に留学したり、語学力を向上させたい場合は語学学校に通ったり、海外で働いてみたい場合、海外の企業で仕事やインターンシップをする留学もできたりします。このように、自分の現状や希望によって留学をアレンジすることができます。
休学留学のデメリット
一方で、デメリットは費用がかかることと手続きが面倒という事が言えるでしょう。
費用が掛かる
休学留学は、自費で留学するため海外留学中の学費や現地での生活費、渡航費を支払うことになります。そして、大学を休学して留学することになるので、日本の大学を4年間で卒業することができなくなります。そのため、休学した分の大学の在籍料、大学に復学してからの大学の学費や生活費を支払うことになり、大学4年間で卒業する学生よりも多くの費用がかかるようになります。
手続きが面倒
もう1つのデメリットとしては、留学の手続きが大変なことも言えるでしょう。休学をして留学する場合、自分で留学先や現地でどのようなことをするのかを自分で検討して手続きをするようになります。そのため、外国語で語学学校や滞在先の申し込み、ビザの申請をする必要が出てきます。
また、大学を休学するために、学内の規則や学費の支払いの有無を確認して、休学届を提出したりなど大学内の事務手続きが必要になってきます。そのため、休学留学をするためには、煩雑な手続きがあるため、負担となってしまう可能性も出てきます。
最後に
休学留学は、大学を休学して学校に籍を残した状態で留学する形態となります。この留学方法は、就職活動に影響することはあまりなく、自由に留学をアレンジすることができます。
その一方で、自分で留学や学内の手続きをすることになるため、休学留学するためには、目的意識や計画性を持って留学や大学生活を送ることが重要と言えます。