アイルランドの公用語であるアイルランド語はしっておくべき?

英語はアイルランドの公用語の一つで、英語を学ぶためにアイルランドへ留学を検討されている方も多いです。アイルランド=英語が話されている国というイメージが強いですが、実は公用語としてアイルランド語が存在しています。

では、このアイルランド語はアイルランドで実際に使われているのでしょうか。アイルランドに留学するうえでアイルランド語を少しは理解しておくべきなのでしょうか。

留学生にアイルランド語は不要

はじめにお伝えしておくと、留学生にアイルランド語の理解は不要です。

実際にアイルランドでアイルランド語が使われている比率は低く、アイルランド西部でわずかに使用されている程度です。

アイルランド語の人口は2016年の統計で9万6000人くらいで、アイルランド語を実際に話しているのは更に低くこのうちの3分の1程度と言われています。数字にすると3万2000人程度です。

アイルランドの人口が490万人なので、全人口の割合でいうとわずか0.6%に過ぎません。

アイルランドでも多くの人々がアイルランド語を普段から使用していないということもあるので、アイルランドに留学した時に留学生がアイルランド語を理解しておく必要はありません。

もちろん、アイルランド語にご興味やご関心がある方は積極的に勉強して行くべきではありますが、それと合わせて英語もしっかり理解しておかないと実際にアイルランドでの留学生活には支障をきたす可能性が高いです。

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アイルランド語の併記

アイルランドに行くと、空港や公共交通機関の案内などに英語と並んでアイルランド語が併記されたサインや案内があちこちで見ることができます。

実際の使用率は低いながらも、アイルランドのアイデンティティとしてアイルランド語を見直す動きもあるためです。

アイルランドの小学校ではアイルランド語で授業が受けられるようになっています。またアイルランド語によるラジオ局やテレビ番組もあります。

アイルランド語はアイルランドの象徴

アイルランド語はかつては広く利用されていましたが、イギリスに統括された歴史により英語の利用も広まり、更に19世紀のジャガイモ飢饉によってアイルランド語の衰退に拍車がかかったと言われています。

その後イギリスからの独立運動でアイルランドのアイデンティティとしてアイルランド語を見直す機運も高まり、イギリスから独立した後は学校教育でアイルランド語の授業が組み込まれていくようになりました。

ただ、幅広く話され使われる程までには普及せず現在に至っています。

アイルランド語の普及にはまだまだ

アイルランド全土で英語が広く使用され英語の利便性のほうが高いということもあって、アイルランド語を好んで勉強し利用しようという動きがなかなかでてきていません。

アイルランド語を勉強するのは就職に有利といった動機によるものが多いのが現状のようです。というのもアイルランドで公務員になろうと思えばアイルランド語の理解が求められるためです。

こういった限定的な理由でアイルランド語の利用が求められている現状を考えると、アイルランドでアイルランド語が真の公用語として普及していくにはまだまだ多くのハードルがあると言っても良いかもしれません。

参考文献:アイルランドを知るための70章【第3版】 (エリア・スタディーズ)

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