BSCヨークのレビュー・評価（滋賀：20代女性）

コース中に何度か先生との面談があり、授業についての希望（どの分野を重点的に学びたいか、不満はあるか）などを聞いてもらえます。レセプションのスタッフもフレンドリーでした。図書室にいけば、どういった本がおすすめかも教えてもらえました。

バンクホリデーの期間についてのアナウンスがいつも直前だったこと。カレンダー通りの休みではないことがあるにも関わらず生徒にその旨が通知されない事が多かったため、生徒が連休の予定をたてられなかった。

ホームステイ関係の連絡がとても遅かったこと。私はとくに問題なかったのですが、周りの友達は担当者と話すために何日も待たされたり、返事待ちに何週間もかかったりしていたようです）

中級クラスでは文法の総まとめと併せて基本的な会話を事例にあわせてじっくりと練習できました。この期間に各国の学生のもつ独特のアクセントになれることができました。毎日の日記を先生がチェックしてくれたことでライティングの向上につながりました。

準上級クラスでは文法のまとめとさらに細かい文法を学び、特に発音についてもしっかりと特訓しました。先生がそれぞれの学生にあった発音の改善方法を提示してくれたことも良かったとおもいます。

上級クラスでは会話が重視されます。特に各国のマナーの違いをそれぞれ発表する課題は楽しかったです。クラスも最大10人ほどで、最少2人だけといった小規模クラスだったのでたくさん話す機会があったのでいい訓練ができました。

中級クラスでは、まだまだ会話が不自由なこともあるせいか特定の国籍の学生達が母国語で会話をしていることが多くてうんざりしました。先生によってはその都度注意してくれますが、中には生徒をコントロールできずにいる先生もいるので授業内容が脱線してしまうケースもありました。

ヨークのシティーセンターは小さいながらもお店がたくさんあったので閉店時間が早いこと以外は買い物に困ることはありませんでした。授業後は城壁を散歩したり、大聖堂へ讃美歌を聴きに行ったり、中世の建物の残る通りを歩いたりと美しい景色を堪能しました。カフェやベーカリー、マーケットなども学校の近くにありました。

ヨークは落ち着いた街で、中心部（城壁内）はこじんまりとした感じですが、ショップやレストラン、カフェなどがたくさんあり、9ヶ月の滞在でもすべて行きつくすことはできませんでした。ロンドンと比べても英国人の多さは比較になりません。まさに英国といった感じです。夕方以降はパブくらいしか行くところはありませんが、夜でも治安に不安はありません。むしろたくさんのお年寄りがパブで楽しんでいるのを見かけました。人はみんな親切で何度も助けて頂きました。

何度もほかの都市や国へ旅行に行きましたが、帰ってくる度に心からリラックスできる、のんびりとした素敵な街でした。住みやすさや安全面でもヨークはおすすめできます！

ステイ先のお宅は郊外のかわいらしい村にありました。バス停は徒歩1分ほど。大型スーパーは徒歩20分で、家の近くには生協と郵便局、パブがあり生活にはまったく支障なく過ごせました。

とても静かな環境で、近所の人たちも親切でした。

ホストマザーは料理やガーデニング好きのやさしい人で、生徒が勉強に集中できるようにいつも気を配ってくれていました。平日の昼食は料金に含まれていないにも関わらず、生徒がお弁当を持っていけるようにと毎晩夕食を少し多めに準備してくれたので非常に助かりました。

建物は古いですが、掃除の行き届いた学校でした。先生方もフレンドリーな人ばかりで楽しかったです。

退職して留学するという決断は本当に大変なものでしたが、この9か月間は非常に貴重なものとなりました。渡英当初は文法はできても会話はできず（文法が正しいかばかり気にして）歯がゆい思いをしていましたが、最終的にはアドバンスで自分の意見についてたくさん話せるようになりました。気づいたことは、他国の学生も流暢に話しているように見えて実は発音や文法にかなりの問題を抱えていること、日本語の文章をそのまま英語にすることをいったん諦めて簡単な表現で気持ちを表すことからはじめれば、話せないストレスも軽減するということです。

日本人は基本的な文法の力は十分に持っていると思います。あとは、実践する機会を持つことが非常に大切だと感じました。この経験を糧に、今後も学習を継続していきたいと思います。