これまでのカナダ留学の記事の中で、カナダでアルバイトをするために必要な条件等をお話しましたが、今回はカナダでの仕事の探し方についてお話します。
日本とカナダでの仕事の見つけ方は大きく違う為、カナダで受け入れられている方法をしっかり知っておきましょう。
履歴書(レジュメ)
求人に応募するにはまず、履歴書が必要です。
日本では、白紙の履歴書を用意し学歴や経歴等を書き込むようになりますが、カナダでは主にワード等を使い、全くの白紙から書き上げていきます。
このような履歴書のことを、カナダではRésumé(レジュメ)と呼びます。
学歴、資格、スキル、雇用歴など、内容的には、日本の履歴書と似ています。
しかし、大きく違うポイントは、顔写真、生年月日、性別はレジュメに記載しないということです。
これは、カナダの労働基準法で人権が守られており、偏見・差別に繋がる要素を取り除くためです。
レジュメの長さも大体1−2ページと簡潔に収めましょう。
カバーレター
レジュメの次に、Cover Letter(カバーレター)を用意しましょう。
カバーレターとは、レジュメと一緒に提出するもので、雇用者が一番初めに目を通す書類です。
カバーレターの目的は、沢山の応募者の中から、なぜ自分が選ばれるべきかを、志望動機、応募先で働きたいという熱意、自己PRを通して、雇用者側に訴えることです。その為、カバーレターは、違う求人に応募する度に変えていく必要があります。
求人情報
次に求人情報の探し方です。
大きく分けて主に3つの方法があります。
1)一つ目は、毎週発行される求人マガジンを読むことです。
このようなマガジンはコンビニやスーパー等の入口付近に置いてありますので、気にして見てみましょう。しかし、求人マガジンには雇用者が払う広告費があるため、載ってある求人数は多くはありません。
2)二つ目に、やはり一番多くの求人情報を見つけることができるインターネットです。カナダ政府のウェブサイトのJob Bankであったり、大手求人サイトのIndeedなどを使って、住んでいるエリアの求人を探しましょう。
インターネット上やマガジン上の求人には、比較的詳しく、学歴や職歴の必須条件が書いてありますので、それらをしっかり読んで応募しましょう。応募の仕方も求人情報内に記載されていることが多いので、そこを見逃さないように注意しましょう。
主に、インターネット上のフォームにて応募、メールでレジュメ、カバーレターを添付、又は直接雇用先に持って行き手渡す、という方法があります。
3)そして最後に、隠れている求人を自分から見つけ出す、という方法です。
例えば、サーバー(ホールスタッフ)のアルバイトを探している場合は、自分がよく行くレストランなどに出向いで、人手は足りているか聞いてみましょう。
自分がよく食事をするレストランであれば、メニュー等は多少把握しているため、雇用者はそこを気に入ってくれるかもしれません。
今回は仕事の見つけ方のコツをお教えしましたが、次回は、求人に応募した後のプロセスなどを見ていきましょう。
■ 関連リンク
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