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カナダの移民対策

2015年の秋より、シリアなどの中東諸国でたくさんの難民の生活事情が今までになくメディアで報道されました。

カナダでも、ヨーロッパ大陸を目指していたシリアからの難民が乗ったボートの事故が相次ぎ、国民の注目を集めました。

カナダの移民受け入れ

そして、その時期ちょうど行われていたのたが、カナダの総選挙。

以前から積極的に難民を受け入れており、アメリカに次いで2番目の難民受け入れ国のカナダですが、この総選挙で勝利を収めた自由党を率いるJustin Trudeauは、もし当選したら、2015年末までにシリアからの難民25,000人を受け入れる、と宣言しました。

さすがに、当選後から年末までの2ヶ月間ではこの目的を果たすことはできませんでしたが、今年2月末に25,000人もの難民をシリアから受け入れることに成功しました。

このように、カナダでは難民を含めた移民が毎年受け入れられています。

このような移民人口が、カナダ経済や文化を潤しているのです。

カナダの永住権カテゴリー

カナダへ移民してくる人々は難民、家族スポンサーシップ、個人プログラムなどの様々なカテゴリーで永住権を得ます。

移民の数が最も多いカテゴリーが、Economic カテゴリーと呼ばれる、ポイント制の個人移民です。

このカテゴリーの審査内容として、カナダの公用語能力、学歴、指定された職種の職歴などが含まれます。

2015年に導入されたExpress Entryと呼ばれるシステムで、Federal Skilled Worker, Federal Skilled Trades, そしてCanadian Experience Classという、3つのサブカテゴリー下の、一定のポイントを得た応募者に永住権の権利が与えられます。

2016年度の移民数ターゲットとして、IRCC(カナダ移民局)は、この3プログラム内で54,000から59,000人を受け入れると発表しました。

今回は、留学生としてカナダに来た場合に、最も可能性がある、Canadian Experience Class(CEC)について詳しく見てみます。

Canadian Experience Class

海外での就労経験も審査する他の2つのプログラムに対し、CECプログラムはカナダ国内の経験を審査します。

カナダ国内で指定職種の就労経験の年数が多いほど、ポイントは高くなります。

カナダ留学後の就労経験

さて、カナダで留学経験がある方たちはどのように就労経験を得るのでしょうか?

カナダで学部・または大学院留学生として滞在していた場合、学部修了後に“Post-Graduation Work Permit”と呼ばれる雇用先の条件がないオープンワークパーミットを申請することができます。

カナダの永住権を希望している多数の元留学生は、公用語能力の条件を満たしている場合が多いですが、就労経験がない場合がほとんどです。

その為、このパーミット保持している間に、カナダ国内で指定された職種で、必要時間分(1560時間)の就労経験を得ることで、永住権申請に一歩近づくことができます。

最初からカナダ移住を目的として留学される方も多いので、留学時の学部はしっかり考えて選びましょう。

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