英語を含め、外国語をマスターするのは結構時間がかかります。
当留学スクエアのスタッフも、受験英語を経て大学生のころから英語を学習し(間に語学留学もしていたりしました)、大学院へ留学し、大手自動車メーカーで英語環境の中で仕事をしていたりして、そこそこ英語は不自由ないつもりでいます。
ですが、英字新聞を読んだりすると知らない単語もちらほら出てきますので、正直まだまだだとも思っています。
先日も英字新聞を読んでいていて、delugeの意味が分からず調べたりしました。
そのため、語学をマスターするのは年単位の時間を要し、英語学習方法に王道はないというのが持論です。
その中での英語学習方法を参考までにご紹介したいと思います。
もくじ
● 英文法の学習方法
● 英単語の学習方法
● リスニングの学習方法
※リーディング学習方法などその他学習法は次回!
英文法の学習方法
文法の重要性をぞんざいに捉えている方もいたりしますが、文法は重要だと思っています。
受験英語のなんというかマニアックなアカデミック論文に出てきそうな文法まではマスターする必要はないですが、基本的なことはしっかりマスターしておくべきだと思っています。
文法が分かってないと、言いたいことが組み立てられません。
基本的なところは押さえておいて、言いたいことがある程度は言えるようになっておいた方が良いです。
じゃあ何が基本的なところなのかといわれると英文法講師ではないので、細かくわかりませんが、こういうときにはto不定詞じゃなくてingの動名詞を使えとか、そんな細かいことにとらわれるなという意味です。
文法書も英語で書かれた文法書で学習しろという方もおられますが、個人的には日本語でかかれた高校生向けの英文法参考書でよいと思います。
日本語の方が、使い方や意味がすっと入ってきますので。
とはいえ、英語でのコミュニケーションでの日本人の悪い癖は、文法にとらわれてしまって頭で考えて英語を発することができなくなってしまうことです。
基本さえ押さえておけば、あとは基本文法に沿って単語を組み立てる形でもいいので、どんどん声を出して話しましょう。
話す機会が多くなれば、その分自然に言いたいことが出てくるようになります。
英単語の学習方法
英語を学習する時には必ず英単語も覚えていくようにしてください。
一気に100単語とか覚えていけるのなら、それもそれでいいですが、たいてい忘れるのが早いので、1日30単語とか無理のないように覚えていきましょう。
で、覚えたつもりでも、必ず忘れていますので、何度も覚える鍛錬をして、定着するまで覚えこみます。
Thisと言ったら「これ」っていう意味ですが、(ほぼ100%の確率で)ほとんどの人がthisは「これ」って答えられますよね。
瞬時に英単語を聞くと、瞬時にその意味が分かる。
別に正確に日本語の意味を答えられなくてもかまいません。
この単語は“こんなことを言いたいイメージ”でも構わないと思います。それでも前後の文脈で言いたいことはわかりますので。
そんなレベルにまで持っていける単語数を増やしていきます。
これは日々覚えていくことが重要になります。
英語のレベルをどんどん高めていきたい方には、なかなか終わりはないです。
なので、早いうちから英単語をしっかりマスターしていけるのは後々役に立つことが多いです。
リスニングの学習方法
リスニングですが、この鍛錬には苦労しました。
昔はなかなか昨今ほど良いメディアはなかったので、BS放送のCNNやBBCを副音声で見たり、洋画の字幕をガムテープで貼り付けて見えないようにしたり、有線のラジオ放送を聞いたりと選択肢は限られていました。
今では、ネットを中心にリスニング素材は山ほどあります。
一番役立つなと感じるのがネットラジオです。
ネット上では世界中のラジオ放送が聞けるので、好きな番組のラジオ放送を聞く習慣をつけましょう。
あとは、Youtubeで英語ネイティブの素材を見つけて、それで徹底的に訓練するというやり方もあると思います。
他には英語ネイティブの方がYoutubeで英語学習者向けに英語のレッスンの動画をアップしていたりするので、まずはそこから入っても良いかもしれません。
最初はわかんなくてもいいです。
わかんなくても、聞くという行為が大切です。
その代わり聞くときにはしっかり耳を傾けます。
それを毎日着実にこなしていくと、だんだん耳が英語の発音に慣れてきます。
※慣れてくるまでには時間がかかります。いつまでたっても言っていることがわからないままで途中挫けそうになるかもしれませんが、そこはあきらめずに「続けていればそのうちわかるようになるんだ」という気持ちを持って臨むことが大切です。
そうしていくと、だんだんと単語が拾えるようになります。
単語が拾えるようになれば、その単語の意味を知っていれば言っていることがわかるというようになります。
特定の単語の意味が分からなくても、その単語の前後の単語がわかっていれば、あとは文脈で言いたいことはわかります。
ただ問題は、単語が拾えるようになっても、意味を考えているうちにしゃべり手は先先しゃべってしまっているので、結局ついていけないという点です。
なので、だいたいの意味が瞬時に分かる英単語を増やしておくことが大切になります。
そして、もう一点として、リスニング中しゃべり手はどんどんしゃべるので、そのまま早口でしゃべられると、その英語の文章の組み立てを理解するのに時間がかかり、挙句の果てについていけなくなるということです。
ここで役立つのが、リーディングになります。
ちょっと長くなったので、リーディングやライティング・スピーキングについては次回に回します。