イギリス語学学校ランキング2021の結果

イギリス語学学校ランキング2021の結果 | 留学スクエア

イギリスの英語教育業界の専門雑誌EL Gazetteは毎年ブリティッシュカウンシルの審査結果を基に、イギリスの語学学校のランキングを発表しています。

2021年版も2020年9月に発表され、当社での取り扱い語学学校も多く上位にランクされています。そこで、このランキングのシステムと実際に2021年版のランキング結果をご紹介してきます。今後のイギリスの語学学校選びの参考に役立ててみて下さい。

イギリス語学学校ランキングとは

イギリスの語学学校の多くはEnglish UKというイギリスの英語学校団体に認定を受けています。そしてこのEnglish UKに認定を受けている学校はブリティッシュカウンシルの認定校としても扱われ、ブリティッシュカウンシルを通じて世界中でイギリスへ語学留学するための教育機関として紹介されたり、ブリティッシュカウンシル主催の英国留学フェアに参加できるようになります。

そして、Accreditation UKというスキームでブリティッシュカウンシルがEnglish UK加盟校を対象に毎年インスペクションという形で語学学校の審査を下の15項目にわたって行っています。(各学校へは4-6年に一度)

  • Strategic and Quality Management(戦略的品質管理)
  • Staff Management(スタッフ管理)
  • Student Administration(学生に対する管理)
  • Publicity(広報)
  • Premises and Facilities(施設や設備)
  • Learning Resources(学習教材)
  • Academic Staff Profile(教師の経歴)
  • Academic Management(カリキュラム運営)
  • Course Design(コースデザイン)
  • Learner Management(学習者管理)
  • Teaching(教え方)
  • Care of Students(生徒へのケア)
  • Accommodation(滞在先)
  • Leisure Oppotunities(課外活動の機会)
  • Care of Under 18s(18歳以下のケア)

ブリティッシュカウンシルでは、これらの項目で優れた評価を与える場合は「Strength」(=強みがある)、という評価を下します。そして改善が必要な項目には「Needs Improvement」(=改善が必要)という評価を下します。

El Gazetteは、この15項目で強みがある項目を1ポイントとし、強み無しの項目が0ポイント改善が必要という項目を-1ポイントとして計算し総合評価を出しています。

イギリス語学学校ランキング2021結果

それではEl Gazetteがまとめた2021年向けのイギリス語学学校ランキングの結果を以下でご紹介します。1位、2位といった順位ではなくトップグループや第2グループなど、ある程度同じスコアをまとめてグループ化してランク分けしています。

サマースクールのみの学校やボーディングスクール、そして職業訓練カレッジは除いてご紹介しています。

トップグループ校

全ての項目においてStrength(強み)が評価されており、総合スコアは、10.00の満点です。

改善点はもちろん強み無しといった扱いもされていない学校グループです。どの学校もQuality English加盟校で、ほとんどがTENというグループに入っています。

第2グループ校

トップ2%の枠に入る学校グループです。総合スコアは、9.47となっています(下位1校は9.44)。

1項目を除いた全ての項目においてStrength(強み)が評価されています。強み無しの扱いは1項目のみです。ほとんどは「滞在」や「18歳未満のケア」が強み無しとみなされ、トップグループに比べて弱い点としてあげられます。

学校名都市
ベルケンブリッジケンブリッジ
ブロードステアーズイングリッシュセンターブロードステアーズ
イングリッシュインチェスターチェスター
IHロンドンロンドン
マンチェスター大学マンチェスター

第3グループ校

トップ5%の枠に入る学校グループです。総合スコアは、8.95となっています(下位3校は8.89)。

強み無しは2~3項目挙げられています。「広報活動」・「滞在」・「教師の経歴」などに強み無しとみなされています。

学校名都市
ELCイーストボーンイーストボーン
リバプール大学リバプール
エッジヒル大学オームスカーク
マーカスエバンズリンガラマロンドン
シェフィールド大学シェフィールド

第4グループ校

トップ8%の枠に入る学校グループです。総合スコアは、8.42となっています(下位2校は8.33)。

第4グループ校になると学校数も増えてきます。強み無しの項目はどの学校も3項目あります。多いのは「広報活動」・「教師の経歴」にほとんどの学校で強み無しとされています。そして分散はしますが、その次に多い強み無しポイントが「18歳未満のケア」となっています。

学校名都市
ビートランゲージセンターボーンマス
ECブリストルブリストル
ECオックスフォードオックスフォード
EFオックスフォードオックスフォード
IHブリストルブリストル
IHニューカッスルニューカッスル
カプラン・マンチェスターマンチェスター
キングスカレッジロンドンロンドン
リバプールスクールオブイングリッシュリバプール
ロクスデールイングリッシュセンターブライトン
セントジャイルズ・ブライトンブライトン
セントジャイルズ・ハイゲートロンドン
セントジャイルズ・ロンドンロンドン
ブライトン大学ブライトン
レスター大学レスター

第5グループ校

トップ12%の枠に入る学校グループです。総合スコアは、7.89となっています。

第5グループ校になると更に学校数も増え、強み無しの0ポイントはどの学校も4項目に増えます。多いのは「広報活動」・「教師の経歴」にほとんどの学校で強み無しとして挙げられています。そして、「教え方」と「18歳未満のケア」に対する強み無しが多い順となっています。

学校名都市
ECブライトンブライトン
ECケンブリッジケンブリッジ
ECマンチェスターマンチェスター
ユーロセンター・ボーンマスボーンマス
ユーロセンター・ブライトンブライトン
カプラン・バースバース
カプラン・リバプールリバプール
キングス・ロンドンロンドン
サルフォード大学サルフォード
ダンディー大学ダンディー

第6グループ校

トップ18%の枠に入る学校グループです。総合スコアは、7.37となっています。

第6グループ校になると一気に学校数も増え、全体のボリュームゾーンにもなっています。強みが無い項目はどの学校も5項目となります。多いのは「広報活動」・「教師の経歴」・「滞在」・「18歳未満のケア」においてほとんどの学校で強み無しとされています。後は分散している傾向です。

このグループでは、要改善としてマイナスポイントが付けられている学校も出てきます。

学校名都市要改善
アベリストウィス大学アベリストウィス
アクセントデボン
ブルネル大学ブルネル
ケンブリッジアカデミーオブイングリッシュケンブリッジ
ECロンドンロンドン
EFボーンマスボーンマス滞在
EFブライトンブライトン
EFイーストボーンイーストボーン
EFマンチェスターマンチェスター
ユーロセンター・ケンブリッジケンブリッジ
ヒルダーストンカレッジブロードステアーズ
IHトーキートーキー
カプラン・ボーンマスボーンマス
カプラン・ケンブリッジケンブリッジ
カプラン・オックスフォードオックスフォード
カプラン・トーキートーキー
キングス・ブライトンブライトン
キングス・オックスフォードオックスフォード
MLSインターナショナルブライトン
セントクレアーズオックスフォード広報
スタジオケンブリッジケンブリッジ

第7グループ校

トップ20%の枠に入る学校グループです。総合スコアは、7.22です。

第7グループ校になると学校数も減ってきます。強みが無い項目は、どの学校も5項目となります。どの学校も「広報活動」・「学生の管理」で強み無しとされています。後は分散している傾向です。

このグループでも、要改善としてマイナスポイントが付けられている学校も出てきます。

学校名都市要改善
ECSスコットランドエディンバラ
マンチェスターメトロポリタン大学マンチェスター
シェフィールドハラム大学シェフィールド広報
チチェスター大学チチェスター広報

第8グループ校

ランキング最後のグループです。トップ25%の枠に入ります。総合スコアは、6.84です。

第8グループ校では強みが無いとされている項目は、どの学校も6項目以上と評価されています。どの学校も「広報活動」・「教師の経歴」・「教え方」・「滞在」で強み無しとされています。後は分散しています。但し、要改善項目がありません。

学校名都市
チャーチルハウスラムズゲイト
クリスチャンイングリッシュクライストチャーチ
EFケンブリッジケンブリッジ
EFロンドンロンドン
ユーロセンター・ロンドンロンドン
ニューカレッジ・リバプールリバプール
ノッティンガムトレント大学ノッティンガム
OIEGオックスフォードオックスフォード
セレクトイングリッシュケンブリッジ
リーズ大学リーズ
ロンドン芸術大学ロンドン
ビクトリアスクールオブイングリッシュロンドン

ランキングの都市別分布

これらランクインされた語学学校がイギリスのどの都市に立地しているか、メジャーな都市別に学校数を数えてみました。

都市学校数
ロンドン12
ブライトン8
ケンブリッジ8
ボーンマス5
マンチェスター5
オックスフォード5
リバプール4
ブリストル3
その他各1

やはりロンドンが絶対的に多くなるのは必然ですが、全体的な学校数が多い割に数が少ないなという印象です。ロンドンであれば15~20くらいはあっても良いのかと思います。

学校数の割に健闘している都市は、ブライトンとケンブリッジでしょう。ブライトンとケンブリッジには、それだけ評価の高い学校が集まっていると言えると思います。

そしてブリストルは、全体で語学学校が3校のみなのに全ての学校がランクインしているというのは素晴らしいと言えます。ランクイン率100%です。

イギリス語学学校ランキングから言える事

カンタベリークライストチャーチ大学キャンパス

El Gazetteのイギリス語学学校ランキング2021は、先に書いたようにブリティッシュカウンシルのインスペクションをベースにしています。その為、El Gazetteが独自で調査してランキングを決定してるわけではなく、数字をまとめて計算しランクを付けているにすぎません。

またミシュランのような調査員が隠れてやってきて評価するのではなく、事前に学校へ連絡を入れたうえで調査が行われますので、学校側もそれに合わせて良く見せようとする意図が働くことも否定できません。

あくまでランキングはランキングです。ここでランクインされていない学校でも実際に通われた方の評価が高い学校はいくつもありますし、ランクインされている学校でも通われた方の評価が芳しくない学校も全然あります

学校の授業も教師と個々の相性などによって変わりますし、滞在先もホストや施設によってその評価も個々で全く変わってきます。ランキングはあくまで一つの指標と考えて学校選びをしていくようにしてきましょう。

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