イギリスで病気や怪我をした時の対処法

イギリスで病気や怪我をした時の対処法

海外で生活するにあたり、普段以上に体調管理には気をつけるものの、病気や怪我をしてしまうこともあります。慣れない土地での病気や怪我は不安なもので、十分な備えや知識がそんな不安を軽減させてくれます。では、イギリスに留学した時に万が一イギリスで病気や怪我をしたときどうすればよいのでしょうか。その対処法について紹介していきます。

イギリス人流病気や怪我の対処法

まずはイギリス人流の病気や怪我をしたときの対処法を紹介していきます。

風邪ぐらいでは病院に行かない!

イギリス人は最寄りのGP(日本のかかりつけ医のような存在)に登録が必須となっており、体の調子が悪いときは、その症状に関わらず、まずGPの診察を受ける必要があります。なお、滞在6ヶ月以上でビザ申請時に保険料を支払っていれば日本人もGPの登録が可能です。

イギリスでは保険料が高いものの、NHSという制度によりプライベートの医者以外の診察費、治療費、手術費、入院代などが全て無料となっており、日本のように治療費の心配をする必要がありません。

その反面、どのGPも予約が取りづらいことが有名で、予約が1ヶ月後ということも稀ではありません。そのため、イギリス人はちょっとした風邪などでは病院には行きません。

薬局で薬購入そして薬剤師に相談

ロンドンの街中のいたるところにあるBootsやSuperdrug、また個人経営の薬局。多くのイギリス人がこのような薬局で薬を購入し、GPを頼らず症状の改善に努めます。

薬局には様々な症状に対応する薬が数多く販売されており、どの薬が自分の症状に適しているかわからない場合は常駐している薬剤師に相談すれば親身になって答えてくれます。

薬が安い!

種類にもよりますが、イギリスの薬は日本の薬に比べ比較的安価な傾向にあります。

特に頭痛薬は安く、イギリスでも多くの頭痛薬が販売されていますが、1箱が1ポンド以下という値段の頭痛薬も少なくはありません。

風邪にはLEMSIP!

イギリスで風邪を引いたときに多くの人が愛用するのがLEMSIPというお薬です。風邪の諸症状を緩和してくれるお薬で、お湯に溶かして飲むタイプと錠剤タイプがあります。

購入はケミスト(薬局)のほか、スーパーやオフライセンスでも販売されていて、気軽に購入ができます。「風邪をひいたかな?」というときはぜひ試してみてください。(ただし薬剤アレルギーの人は購入前に薬剤師に相談してください。)

lemsip

インフルエンザでも病院に行かない!?

冬に大流行するインフルエンザ。イギリスでも大流行し、9月に入ると病院や薬局で予防接種を促す広告が多く掲示されます。(NHSに加入していれば予防接種は無料で受けられます)

しかしイギリスではインフルエンザにかかっても、検査のためにすぐに病院に行ったりする習慣はなく普通の風邪のように「ケミストで薬を買って寝て治す」のが通常です。

またNHSのホームページでも特にすぐに医師の診断を仰ぐような指示はされていません。ただし、熱が1週間以上下がらない場合は、病院に行くように注意喚起されています。

病気や怪我の場合の対処法

GPを利用

先の項目で紹介した通り、6ヶ月以上の滞在の場合はGPへの登録が可能です。最寄りのGPはNHSのホームページで検索が可能となっていますので、住居が決まったらGPに赴き、登録を行いましょう。

体調が悪くなった当日やすぐの予約はなかなか取れないものの、イギリスではGPの紹介なしには大きな病院での診察は受けられません。気になる症状がある場合は早めに予約を取り、GPの診察を受けるようにしましょう。

ウォークインセンターやA&Eを利用

上記で説明した通り、イギリスではGPに具合が悪くなった当日に診察してもらえることは稀と言えます。

しかし応急処置が必要な怪我をしてしまったり、病気になってしまうこともあり得ます。そのような場合にはNHS管轄のウォークインセンターや大きな病院に併設されているA&E(救急センター)で診察を受けることが可能です。

ウォクインセンターもA&Eも常に多くの患者で混み合っていて長時間待たされるものの、当日中には診察を受けることができるため、緊急やGPの診察を待つことができない症状の場合に利用されています。

なお、A&EはNHSに加入していない短期滞在者や旅行者でも無料で診察・治療を受けることができます。

プライベートの医者を利用

GPの診察は待てない、しかしウォークインセンターやA&Eのお世話になるほどの症状でもない、というときにはプライベートの医師の診察を受けることが可能です。

ロンドン市内で「日系の診療所」として親しまれている「ジャパングリーンメディカル」や「ロンドン医療センター」などはプライベートの医者に分類されます。

NHSのGPとは違い、診察や治療に料金が発生し、またその料金も日本の医療費に比べ割高になるものの、多くが海外健康旅行保険の適用が可能な場合が多く、異国の地で慣れた日本語で診察や治療を受けたい日本人が多く利用しています。

まとめ

日本ではちょっとした風邪や体の不調でも医師の診察を受けることが一般的となっていますが、イギリスではちょっとした体調不良では体を休めて体調回復に努めたり、薬局で購入した薬を服用して体調を回復させることが常となっています。

また普段からホメオパシーやアロマセラピー、ハーブ療法などの代替医療を取り入れている人も少なくはありません。

慣れない土地で体調を崩したり怪我をすることはとても不安なことです。しかし日系の医師にかかることが割高なため、医師にかかることを躊躇してしまうこともよくありません。

まずは体調管理に努め、そして少しずつイギリス人流の病気や怪我の対処法を学び、健康的なイギリス生活を送ってみましょう。

堀江保夫(編集長)

英語圏を中心とした留学を無料でサポートしているトランスリエゾン株式会社)のマーケティングを統括。大学進学希望者へのカウンセリングも行っています。留学経験者の体験をヒアリングしながら記事の作成をまとめています。

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