イギリス・ワーキングホリデー(YMS)にかかる費用と収入

イギリス・ワーキングホリデー(YMS)にかかる費用と収入 | 留学スクエア

イギリスへのワーキングホリデーを実現するためには、事前の計画と準備が欠かせません。

とはいえ「事前にかかる費用はいくらなの?」「イギリスのワーキングホリデーを計画しているけど、収入面が心配……」と、疑問や悩みはつきないですよね。

今回はイギリスワーキングホリデーについて、出発前と現地で必要になる費用についてくわしく解説します。

イギリスワーキングホリデーにかかる費用や収入について具体的に知っておけば、安心して渡航の準備ができますよ!

ぜひこの記事を参考にして、あなたのワーキングホリデーを成功させてください。

イギリスでワーキングホリデー!費用はいくら?収入も期待できる?

イギリスでワーキングホリデー!費用はいくら?収入も期待できる?

ワーキングホリデーとは、海外で働きながら旅をすること。イギリスでは18歳以上であればワーキングホリデービザを取得することで最長2年間滞在できます。

仕事をしながら異文化体験をできるワーキングホリデーですが、気になるのは費用や収入といった金銭面のことではないでしょうか。

ここからは出発前にかかるおおよその費用や現地でかかる費用、収入についてくわしく解説します。

イギリスでのワーキングホリデー出発前にかかる費用の内訳

2023年11月現在、イギリスワーキングホリデー出発前にかかる費用の内訳は以下のとおりです。

  • パスポート(旅券)申請料:20歳以上(10年間有効)16,000円/12歳以上(5年有効)13,000円
  • ビザ申請料金:約56,000円(298ポンド)
  • イギリス健康保険(NHS):約88,000円(470ポンド)
  • 往復の航空チケット: 18万円~35万円
  • 海外旅行保険:約20万円

他にもスーツケース購入や、必要な雑貨類など余裕を持って考えておくと安心です。

ビザ申請

2023年11月現在ビザの申請はオンラインで手続きが可能です。

ビザを申請するに当たっての資格や必要書類については、イギリス政府公式ホームページに細かく記載されています。

申請方法と合わせてチェックしておきましょう。

航空チケット

航空チケットは直行便や経由便、格安航空券などによってさまざま。

大手旅行会社JTBによりますと東京発ロンドン行きの最安値は、2023年11月現在往復で約18万円~35万円です。(参考:JTB

節約したい場合は格安航空券を利用するのもひとつの方法ですね。

医療・健康・海外保険について

またイギリスに渡航する際はビザ申請の時点で、イギリスの公的な健康保険医療制度(National Health Service:NHS)に加入しなくてはなりません。

イギリスの公的なNHSは基本予約制です。ただ日本の医療機関を予約するのとは訳が違い、緊急性が低い症状の場合は数ヶ月待ちになる可能性もあります。

「そんなに待っていられない!」という方は、プライベート医療機関を検討してみましょう。

全額自己負担というリスクはあるものの、待ち時間が短く日本語が通じる場合も多いです。

診療費は高くなる傾向ですが、海外旅行保険に加入していれば補償の対象となる場合もあるので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

(参考:外務省(世界の医療事情英国)外務省(ビザ:ワーキングホリデー制度)

イギリスワーキングホリデー現地到着後にかかる費用

出発前にも多くの費用がかかります。ですが到着後もさまざまな費用がかかります。

  • 家賃:賃貸やホームステイ、ルームシェアなど
  • 交通費:通勤や通学
  • 学費:スクールに通う場合
  • 食費:自炊か外食による
  • 生活必要品:スマートフォンなどの通信料、水道光熱費、生活雑貨、交際費など

他にも留学エージェントに相談するのなら、エージェント利用料がかかってきます。(当社留学スクエアでは無料)

食費は自炊すればさほどかかりませんが、外食するとなると物価が高いロンドンではかなりの費用を負担しなければなりません。

節約したいのなら自炊を考えましょう。

イギリスワーキングホリデー出発前にかかった実際の費用

実際にイギリスワーキングホリデーへ来る前にかかった費用についてイギリスのワーキングホリデーを経験された方の例で見てみます。

2018年時点の少し古いデータにはなりますが、実際にかかった費用としては462,730円でした。

数年前参考までに内訳は下記の通りです。現時点では各種料金も値上がりし、物価も上がっていますのでこれ以上に必要になってくると考えておいてください。

  • ビザ申請料金+NHS:83,460円(£535:2018前期の時点)
  • 海外旅行保険料:160,670円
  • 航空券代:118,300円(往復)
  • 渡航直後のホステル代:40,300円(11泊)
  • 生活必需品:約60,000円

他に生活必需品として用意したものとして以下も準備されていて、こちらの費用も掛かっています。

  • 調味料(醤油、みりん、白だし、味噌)
  • 調理用具(包丁、しゃもじ、菜箸)
  • 常備薬(漢方、鎮痛剤ほか飲みなれた薬)
  • シャンプー、トリートメント
  • 化粧品
  • コンタクトレンズ

想定よりも必要とするものは多いですので、必要なものを書き出し、予算を把握することをおすすめします。

特に調味料やしゃもじなど日本独自のものは、イギリスで買うと2~3倍の価格となるため、必要と感じられる方は日本から持参しましょう。

イギリスワーキングホリデーにおける1か月の生活費

もしロンドンで生活するなら、最低限必要となる生活費はどのくらいなのか、1ヵ月にかかる費用の大体の目安をご紹介します。

  • 家賃:£400~£700程度(フラットシェアでシングルルームを借りる場合)
  • 食費:£70~
  • 携帯などの通信費:£8~10(使用する容量や会社によって料金プランに違い有り)
  • 水道光熱費:£4~10程度(家賃に含まれている物件も有り)
  • 通勤などの交通費:£60~(交通費の最低費用 バスで往復£3×週5日で通勤した場合)
  • 洗剤やトイレットペーパーなど共用物の購入費£5~(2,3か月に1度、徴収する物件有り)

合計:£550~(約103,000円~)

生活費を抑えるポイントは家賃、食費、交通費の3つをなるべく安くすることです。

特に家賃と交通費は住むエリアや、職場との距離によって大きく左右されます。ゾーン1と呼ばれるロンドン市内中心部へ、ゾーン1以外から地下鉄で通勤する場合、最低でも片道£2.4以上(2019年8月時点)必要です。ゾーン1から離れているほど、交通費は高くなります。

ロンドン郊外に家賃の低い家を見つけても、交通費がかさんだら、生活費を抑えることはできません。住みたいエリアから職場へ通勤するのにどのくらい交通費がかかるか、事前に計算した上で家や職場を決めましょう。

またイギリスは日本より食材が安く手に入ります。外食やすぐに食べられる惣菜類は、値段もカロリーも高い物ばかりのため、なるべく自炊して食費も体調も上手にコントロールしてみてはいかがでしょうか。

あくまで上記に記載した費用は最低限必要な金額のため、人によっては更に交際費や旅費などが加算されてきます。

イギリスワーキングホリデーでの収入は期待できる?

イギリスでのワーキングホリデーでの収入は、仕事内容や働く場所によって異なります。

イギリス政府の公式ホームページによると、2023年4月現在の平均的な時給は23歳以上で10.42ポンド。日本円に換算すると2023年11月のレートで約1,960円です。

一見すると高い時給に見えますよね?

ただイギリスは年齢で細かく時給が分類されているのであくまでも参考程度に考えておきましょう。

  • 23歳以上:10.42ポンド(約1,960円)
  • 21~22歳:10.18ポンド(約1,910円)
  • 18~20歳:7.49ポンド(約1,410円)

以上のように年齢が下がれば下がるほど、比例して時給も下がります。

英語が堪能で専門的な知識や資格を持っている場合は、より高い給与を期待することも可能です。

ワーキングホリデーなら渡英前から仕事を探し、渡英してすぐ働くことも出来るため、貯金が少なくても生活は可能です。

ただ、国で定められた収入額を超えた場合、金額に応じてIncome taxやNational Insuranceという個人所得税が課税されます。

所得税なども考慮しましょう

上記で定められた最低賃金をもとに時給がそれぞれの職場で決められています。

実際にはその時給と働いた時間を掛けて収入が決まります。そこは日本と同じです。

収入が計算されると課税対象額が算出され天引きされた後、手取りの給与として受け取ります。給与明細にて、項目ごとに確認してみるといいでしょう。

事前に控除額を知りたい場合は、イギリスのGovernment ServicesのHPで、簡単に計算ができるようになっています。

年金受給対象者か、スコットランドの課税対象者かなど、いくつかの質問に答えて税引き前の収入額を入力すると、Income taxやNational Insuranceの両方を知ることが可能です。気になられる方は試してみてください。

給与の受け取り方法

イギリスのワーキングホリデーにおける給与の受け取り方法は2つあります。

  • 銀行振り込み
  • 現金手渡し

仕事を始める前または仕事を始めてすぐに、銀行口座の開設が出来ている場合は、大体の会社において銀行振り込みとなります。

しかし銀行口座の開設が間に合っていない、National Insurance Numberが未登録の場合は、現金で手渡しとしている場合があります。

稀に銀行振り込みをしておらず、現金手渡しのみの会社もあるようです。

銀行口座の開設には、様々な公的書類と時間が必要となります。入社前にどちらの受け取り方法になるか、確認しておきましょう。

イギリスワーキングホリデー仕事探しのポイント

イギリスワーキングホリデー仕事探しのポイント

イギリスに行く前から働く場所が決まっているのなら安心ですよね。

ですが現地でアルバイトなどを探す場合はいくつかのポイントを把握しておくことが大切です。

イギリスワーキングホリデーで働くための求人情報の探し方

イギリスでのワーキングホリデーで働くためには、求人情報を活用しましょう。

インターネット上の求人サイトや、留学エージェントのサポートを活用することが一般的です。

仕事探しに必要なスキルや資格

イギリスワーキングホリデーを利用して仕事をするためには、特定のスキルや資格が求められる場合もあります。

たとえばホテルやレストランで働く場合には、英語の会話能力やホスピタリティの基礎知識が必要となりますよね。

また業種によっては専門的なスキルや資格が必要となることもあります。

事前に自分の希望する仕事の条件を確認し、必要なスキルや資格を取得しておくことが重要です。

イギリスワーキングホリデー:まとめ

イギリスワーキングホリデー:まとめ

本記事はここまで、イギリスワーキングホリデーにかかる費用や収入について解説しました。

事前にかかる費用の内訳は以下のとおりです。

  • パスポート(旅券)申請料:20歳以上(10年間有効)16,000円/12歳以上(5年有効)13,000円
  • ビザ申請料金:約56,000円(298ポンド)
  • イギリス健康保険(NHS):約88,000円(470ポンド)
  • 往復の航空チケット: 18万円~35万円
  • 海外旅行保険:約20万円

不足しているものはないか今一度確認し、購入しておくものは最低限しておきましょう。

いざという時に備えて普段飲み慣れている風邪薬や整腸剤、絆創膏なども忘れずに持っていきたいですよね!

現地に行ったらどのように過ごしたらよいのか、不安なことも多々あるかと思います。

お困りごとがありましたら留学スクエアまでぜひご相談ください。

留学スクエアロゴ

留学スクエア

は、アメリカ・イギリス・カナダなどの英語圏を中心にドイツやフランスも含めた留学を無料でサポートしているトランスリエゾン株式会社が運営している留学エージェントです。実際に学校や留学先現地を視察し学校の様子などの情報をお伝えしています。

会社概要

イギリス留学バナー



お役立ち情報リンク