以前、カナダでの求人情報の見つけ方や、応募の仕方についてご紹介しました。今回は応募した後に、現地のカナダ人はどのように仕事を自分のものしているのでしょうか。
応募書類がまずは大事
日本では、求人している会社等に直接電話をして面接を取り付けることが多いです。
しかし、カナダでは、求人情報に必須条件がとても詳しく記載されており、
第一にレジュメやカバーレターを通してのいわゆる「書類審査」が行われます。
雇用者は基本的にレジュメ提出締切日まで待ち、多くの応募者の中から、面接に呼ばれる数人の候補者を選びます。
つまり、第一ステップであるレジュメとカバーレターで判断されるので、
これらの書類が他の応募者の中でも栄えるように仕上げなければいけません。
小さなスペルミス等も全くないようにしましょう。
応募=面接ではない
カナダのアルバイトの求人では、求人数も多いため、
書類審査に通りやすく、面接に呼ばれるチャンスも増えます。
しかし、フルタイムで正社員向けの採用であると、必須条件が厳しくなったり、
応募者が多く競争率がとても高くなるため、
面接に呼ばれることが少なくなるかもしれません。
どちらの場合でも、応募したら必ず面接を受けられる、というのは当たり前ではないということです。
つまり、面接までたどり着けることが大変なステップなのです。
そんな中で、現地の人はどのようにして仕事を自分の手にするのでしょうか?
応募書類の留意点とその後
まずカバーレターですが、多くの応募者が、あて先を“Dear Hiring Manager”など漠然とした宛名を書きます。
アルバイトに応募する場合はこれで十分かもしれません。
しかし、競争率の高そうな求人であれば、他の応募者の中で目立つカバーレターを書くために、
雇用先に電話をかけ、その求人の責任者の名前を聞きだし、その名前・職名を宛名として書きます。
このようにわざわざ電話をかけていることによって、相手に熱意と真剣さが伝わります。
こんな小さなこと、と思われるかもしれませんが、実はこういう部分も見られているんですね。
レジュメ、カバーレターを提出し、応募締め切り後、5日から1週間ほどたったら、
フォローアップの電話、メールなどをしてみましょう。
こうすることも、相手に本気さが伝わります。
しかし、もし求人情報内に“No phone calls, please”(電話はしないでください)など明確に記載されている場合は、それに従いましょう。
他にも、好印象を与える方法として、面接までたどり着くことができたら、面接後に感謝メールを送ることもいいでしょう。
まとめ
このように、カナダでの就職活動は、実際に雇用先に会う前までの中で、
色んな部分に気配りが必要です。
カナダで仕事を探すということは、現地のネイティブの人達の中での競争です。
いかにして、雇用者の目を自分に向けられるかを考えて応募しましょう。
■ 関連リンク
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