ニューヨーク地下鉄の乗り方と路線図

ニューヨーク地下鉄の乗り方と路線図

ニューヨーク、と聞くとどんなイメージを最初に持つでしょうか?ニューヨークに行ったことがない人の多くが「ニューヨークは危ない」とイメージを持っているのではないでしょうか。もちろん日本ではありませんから、違う文化、ルールを持つ国には変わりないですが、昔と比べてニューヨークは短い時間の中で急激にアメリカでも治安のいい州に今も急成長を遂げています。

 

70〜80年代のニューヨークは、ニューヨーク史上の中でも犯罪も多く、アメリカ内で治安が悪い社会的に最悪の街とされていました。夜、女性は一人で歩けない、放火や強盗が相次ぐなど凶悪な犯罪も多かったそうです。中でもニューヨークの地下鉄はもっとも危険なエリアに指定されており、有名な落書きだらけの車両の写真などはこの頃の写真と言われています。

ですが、その痕跡を感じられないほど近年で大きく変わったニューヨーク。中でも地下鉄は今ではニューヨークに暮らす全ての人を支える無くてはならない、大切な交通手段となっています。

そういったニューヨークの地下鉄について乗り方や特徴など簡単にご紹介していきたいと思います。これを読めば、ニューヨークの地下鉄通への第一歩を踏み出せるかもしれません。

ニューヨーク地下鉄の路線図

ニューヨーク地下鉄を運営しているのはMTA(Metropolitan Transportation Authprity)というニューヨーク州の独立公益会社。

彼らが運営しているのは電車だけではなくニューヨーク中を走るバスも運営しているので、地下鉄と合わせて利用する人は結構多くいます。地下鉄だけでいうと路線の範囲は北はブロンクスから、南のブルックリンから東側のJFK空港近くまでの広範囲。また、ニューヨーク地下鉄は、色と番号で行き先が分かれています

路線によってはクイーンズからマンハッタンを通りブルックリンまで行くものもあるので、区間によっての説明は難しいですが、路線は全部で23線。

それぞれ、エクスプレス(急行)とローカル(各駅停車)に分かれていているのですが、ローカル線の平均がだいたい1駅がだいたい10ストリート前後の間隔で停車します。

地下鉄路線図

ニューヨーク地下鉄のいいところ(長所)

 

ニューヨーク地下鉄の便利なところは、どこまで乗っても出口を出なければ乗換え自由なこと。

そのため、万が一行先を間違えても反対側のホームに行けばの乗換えすることができますし、追加料金なしで利用することができます。ただ駅によってはどうしても反対側のホームに行くのに外に出ないといけない駅も少ないですが存在しています。

そういう場合にはもう一度お金を払ってチケットを買って中に入るか、もしくはカードがアンリミテッドという乗り放題のカードであれば18分待てばまた同じように入ることができます。でも18分待つならこの際次の駅まで歩いてしまった方が早い場合もよくあります。

持っているカードの種類でできることが変わるので、待つべきか、新しくチケットを買うべきかは状況や人によってそれぞれでしょう(下記で地下鉄のチケットについては詳しく説明)。

ニューヨーク地下鉄の悪いところ(短所)

地下鉄駅

もちろんニューヨーク地下鉄には悪いところもあります。

たとえば、ニューヨーク地下鉄は24時間運営ですが、利用者が少なくなる深夜から(だいたい12時過ぎ頃から)その本数は激減。次の電車が来るまで30分待ちということもザラです。待てばもちろん電車に乗れるわけですが、待つよりも一刻も早く帰りたいという人は、ウーバーなどの配車サービスを使う人も多いです。

また冬はニューヨークの寒さをしのぐために地上のホームレスが地下鉄の駅や電車内に留まることが多いですし、昔に比べて減ったといえど、路線と時間帯によっては暴力事件などは今でも起きているので、やはり深夜の時間帯にタイムズスクエアなどの観光者が多いエリア以外、地下鉄を使うのはお勧めしません。

 

またニューヨークの地下鉄は駅構内の行き先の表示が北上する「Uptown」か、南下する「Downtown」のふた通り(場合によってはQueens、Brooklynと表示されている駅もある)。なので、マップ上、縦に移動するのは本数も多いしものすごく便利なんですが、それに比べ東と西を行き来する横を移動できる交通手段が驚くほど少ないです。そう行った場合はバスなどを使うか、歩く、もしくはミッドタウン周辺の大きな駅などに行き、乗り換えをする方法しかありません。

 

また非常に困るのは、週末は工事の為運行本数がグッと減り、またその工事のために急行が各駅になったり、その路線全体が止まってしまい代わりに無料のシャトルバスが運行されることになったりと変更点がかなり多く出てきます。

あらかじめ決まっているものの場合は数日前から駅構内にお知らせのポスターが貼られるのですが、急遽路線変更などがあり、急に停まるはずだった駅をスキップするなど日本では考えられないことがわりと普通に起こります。ニューヨークの人はこういったトラブルに慣れているので、目的地までのルートを2~3通りあらかじめ知っておく人が非常に多いです。

ニューヨーク地下鉄の料金表

地下鉄車内

ニューヨークの地下鉄を運営しているMTAはニューヨークの中でも大きな会社。サブウェイだけではなく、ロングアイランドやニュージャージーに行く長距離電鉄なども運営していて、それらの値段はまた機会があれば紹介しますが、ここではニューヨークに来る人、住んでいる人が一番使う地下鉄の乗車チケットのみご紹介します。

 

サブウェイの値段は数年にわたり値上がりをし続けていますが、現在はこの値段です。

シングルライド $3.00
7デイパス(サブウェイのみ利用) $33.00
7デイ+バスライド $62.00
30デイズパス(地下鉄・バス両方乗車可) $127.00

サブウェイのチケットは基本的な料金は$2.75ですが、これはお得なパスを買った場合の値段。上記にもあるようにシングルライドのみの乗車チケットは現在は$3ドルとなりました。

ただ、サブウェイの値段設定は距離ではなく回数で指定されているので、一駅しか乗らない場合でも、マンハッタンの上から下まで地上を出ずに電車を利用した場合でも同じ値段ということなので、使い方や行き先次第ではお得だと考えるべきかもしれません。

メトロカードについて

メトロカード

ニューヨークの地下鉄を利用するのに便利なのが、メトロカードです。日本でいうPasmoやSuicaのような交通系カードに相当するものです。

 

メトロカードを持っていない場合は、新しいカードを1ドルで買い、残高がなくなったらリフィルと言って少しずつお金を継ぎ足していく方法か、または期限が来たら使い放題のプランをメトロカードに、継ぎ足していくかになります。シングルライド以外は、メトロカードは取っておけば期限が来るまで、使い回しすることができます。

 

メトロカードの購入や継ぎ足しは、クレジットカード、デビットカード、現金で購入できます。

オススメは購入は現金以外で購入すること、そしてレシートは必ず取っておくこと。滅多に起こらないと思いますが一度聞いたことがある話で、30日間のり放題のメトロカードを現金で購入しようとした人がいたのですが、マシーンの謎の不具合で、お金を入れた後もカードが出てきません。それをたまたま近くにいた係りの人に伝えたところ、あなたがお金を払った証拠がないから返金はできない、と言われてしまい結局お金は返ってこないままで泣く泣く諦めたそう。$127、日本円で13000円ほどの損失はなかなか痛手…。なので記録を残すために乗車券購入時は必ずクレジットカードかデビッドカードでの購入をオススメします。

また、30デイパスを買ったのにも関わらず、途中で何かの不具合で使えなくなってしまった場合も、レシートさえあれば残日数分ではありますが、返金してくれます。ただ、この返金もその場で返してくれるわけではなく、オフィスが取り扱っている指定の封筒に書類とレシートを入れての郵送手続き。帰ってこないよりマシですが、かなりめんどくさいことには変わりありません。

でもいつも気をつけておくべきは、購入にカードを利用するとき、背後の人にパスワードを読まれないようにすること。また購入後に話しかけてきて、助けてくれるふりをしてこっそりすり替えられたりする事件も起きています。

最後に

 

実は2019年4月中旬からMTAの運営するニューヨーう地下鉄は値上がりしましたが、それ以前はシングルライドは$2.75でした。30デイパスなども$121からの$6の値上がり。こういったことが値上がりする1週間前くらいから急にMTAによって予告されます。今の値段が発表された2019年4月には2021年にも値上がりするかも…というような曖昧な情報も流れているので、時期はともかく今後も値上がりは間違いなくする方向でしょう。

 

またニューヨークの地下鉄、治安がいくら良くなったとはいえ暴力事件は今でも起きています。早朝、夜間などの人通りが少ない時間帯、また不審者が近くにきた場合など気をつけましょう。

堀江保夫(編集長)

英語圏を中心とした留学を無料でサポートしているトランスリエゾン株式会社)のマーケティングを統括。大学進学希望者へのカウンセリングも行っています。留学経験者の体験をヒアリングしながら記事の作成をまとめています。

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