巷には留学エージェントが乱立しており、いざ留学するとなったら、留学エージェントを使うべきかどうか考えることもあるかもしれません。

留学エージェントを利用すべきかどうかについて、意見も分かれるところはあると思いますので、留学エージェントを利用した方が良いケースと利用しなくても良いケースについて当社の見解を述べていきたいと思います。

留学エージェントを利用しない場合

留学は必ずしもエージェントを通さないと実現できないものではありません。

インターネットが普及しているこの時代ですから、自分から学校に直接連絡をとり、手続きを進めて行くことは可能です。

次の条件に当てはまる場合は、エージェントを利用せず、自己手配を進めて行った方が良いと思われるケースです。

英語(その他外国語)ができるので、手間がかかっても良いから、ビザの申請も含めて留学手続き全てを自分で完遂したい

自分自身で全てを完結できるようであれば、全てを自分で進めて行った方が良いです。

例えばフィリピンの場合だと、仮に英語ができなくても、日本資本の学校も数多くありますので日本語も通じます。韓国資本の学校でも大抵日本人スタッフはいますので、日本語で返事が返ってくると思います。

そのため、学校のウェブサイトから連絡をとってやり取りしていけば済みますし、フィリピンの場合はビザも現地申請で学校が面倒を見てくれるため、渡航前までのビザの心配もありません。

エージェント経由でないと学校側は生徒さんの申込を受け付けてくれないということを言ってくる業者さんもありますが、よほどのことがない限り、まずそんなことはありません。学校側も手間は発生しますが生徒さんからの直接申込であれば、エージェントに支払う手数料が不要になるため受け付けないということはまずないと思います。

学校の比較情報などはエージェントが情報も持っていると思いますので、学校を検討する段階でエージェントを利用し、最終的な手続きは直に学校と連絡をとって手続きを進めて行けば済みます。

全ての手続きを自己完結させたい場合は、限定的にエージェントを利用して、学校手続きは学校のウェブサイトから進めて行くのが良いと思います。

留学エージェントを利用するケース

留学エージェントを利用した方が良いケースは様々です。

以下のケースはエージェントを経由して手続きを進めた方が良いと思います。

① 留学手続きを自己完結できる自信がない、または、自己完結できない。
② 留学先でも何かしらサポートを付けたい
③ 留学費用を安く抑えたい

①に相当するケース

英語力などに自信がなく、学校の申込やビザの申請などの手続きを自分で進めて行くことにもお手伝いを求められている場合、留学エージェントの利用をされたほうが良いかと思います。

留学エージェントは年に何千何百の申込を扱っていますので、英語による学校の手続を進めて行くのは慣れています。

また、エージェントによって差の出てくるところはありますが、ビザの申請手続きも何件もこなしているので、ビザ申請手続きサポートも慣れているところが多いです。

ビザ申請手続きに慣れていなくても、基本的にはビザの規定について知識はもっています。

そのため、英語で自己手続きしていく自信がない方や、仕事などでなかなか留学手続きの時間が取れない方は、エージェントに任せた方が安心ではあります。

また、自己手続きできるけれども、所々でサポートが欲しい方も、留学エージェントによっては部分的にサポートしてくれる場合もありますので、そこは相談しながら進めて行くとよいでしょう。

②に相当するケース

留学先でも何かしらサポートを付けたい場合も、エージェントを利用するとよいです。

ただ、場合によってはエージェントを利用しなくても現地でのサポートを受けられることもあります。

それは、学校に日本人スタッフが常駐している場合です。

カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・フィリピンにある学校の多くは、日本人スタッフが常駐しています。

このような学校に通う場合は、エージェントによる現地でのサポートがなくても、学校で日本語のサポートが受けられます。

学校側も受講する生徒に学習上や生活上の問題なく滞在してほしいというポリシーですので、日本人スタッフがいる学校では日本語のサポートが現地でもうけられます。

もちろん、日本人スタッフがいなくても、英語などでのサポートは学校側でしっかり行ってくれます。

ただ留学先でも何かしらサポートを受けたい場合、例えば、コース変更の手続き・滞在先変更の手続き・キャンセル手続き・授業追加の支払い手続き・日本にいる両親とのやり取りなど、現地にいる間も何かしらサポートが欲しい場合は、エージェントの利用を考えましょう。

ただし、ワーホリなどで学校に通わないけど現地でサポートが欲しいという場合は、留学エージェントの現地サポートサービス(利用可能であれば)を確実に利用した方が良いでしょう。

③留学費用を安く抑えたい

学エージェントを使うと高くつくというイメージは残念ながら、まだまだ根付いていると思いますが、手配料無料の留学エージェントも出てくるようになって、エージェント利用で自己手続きより留学費用を安く抑えられるというケースも出てきています。

例えば、学校が留学エージェントに対して行う割引などのプロモーションです。

自己手配だとこういったプロモーションは適応されないけれど、エージェント経由でプロモーションが適応される場合などです。

ただ、プロモーションを適応しても、留学エージェントのその他の料金で結局高くついたとなっては意味がないかもしれませんので、費用重視されたい方は、総合的に確認しながら進めて行きましょう。

手配代行無料でも、為替レートでの計算に上乗せレートを使用したり、本来必要のない消費税を掛けてきたりといったケースもあったりしますので、見積もり段階でしっかり確認しましょう。

※見積りは必ず複数とって比較検討するようにしてください。

ちなみに留学エージェントの料金に関してチェックすべき項目は以下の通りです。

・手配代行料がかかるかどうか(かかるならいくらか)
・ビザ申請サポート料がかかるかどうか(かかるならいくらか)
・留学費用を計算する為替レートの設定
・留学費用に請求段階で消費税を掛けてこない(海外学校料金には消費税は不課税)
・支払いだけでも学校へ直接払いできるか
・その他に必要なサポート料(書類翻訳・現地サポート・保険・航空券など)

まとめ

留学エージェントを利用するかどうかは、留学手続きに対して何を求めるかで変わってきます。

留学手続きを全部自分でやりたい、他からサポートは受けたくないということであれば、情報はエージェントから集めて、手続き段階で直接学校に申込むということでエージェントを利用しないでも良いかと思います。

ですが、全ての手続きにおいて自己完結が難しい場合、何かしら少しでもサポートが欲しい場合、留学費用を安く抑えたい場合は、留学エージェントの利用も考えてみる価値はあるかと思います。

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