【2023年版】カナダ留学に必要な費用を徹底解説

【2023年版】カナダ留学に必要な費用を徹底解説 | 留学スクエア

カナダへ留学しようと思うと、気になることの一つが費用のことだと思います。

カナダは美しい大自然と多文化共生社会、優れた教育制度で知られており、世界中から多くの留学生が訪れる国です。留学は人生でも大きな投資でもあり、計画を立てる際には、必要な費用についての正確な情報が不可欠です。

ここでは、カナダ留学を検討している方に向けて、カナダ留学に必要な費用について解説します。学費から生活費、その他の必要な費用まで、カナダ留学に必要な費用を明らかにし、留学計画を成功させるための貴重なガイドとなることでしょう。

※本記事は、2023年7月時点の為替レート1カナダドル=105円を使用しています。

カナダ留学の費用目安

カナダ留学費用の目安

カナダへ語学留学する場合のおおまかな費用目安を期間別にご紹介します。実際にかかる費用は留学する都市や期間、為替レートの変動などの諸要因に応じて異なりますので、大体の目安としてご参考にしてください。

また、不定期ではありますが、学校の割引などを利用すれば安くなる可能性もあります。

1ヶ月 約45万円 約75万円
3ヶ月 約65万円 約95万円
半年 約105万円 約160万円
1年 約260万円 約430万円

上記概算費用には、以下の費用項目を含めています。

  • 学校授業料
    (週20レッスン前後)
  • 入学金
  • ホームステイなどの滞在費
    (1日2食付き)
  • 滞在手配料
  • 空港送迎(片道)
  • 航空券
  • 海外保険料

1ヶ月滞在の費用目安一覧

カナダに1ヶ月語学留学する場合の概算費用は、約45〜75万円です。あくまでも目安となりますが、費用の内訳をご紹介するのでご参考にしてください。

学校授業料
(週20レッスン前後)
約8万円 約20万円
入学金 約1.5万円 約2.5万円
ホームステイなどの滞在費
(1日2食付き)
約10万円 約15万円
滞在手配料 約1.5万円 約2.5万円
空港送迎(片道) 約1.5万円 約2万円
航空券 約20万円 約30万円
海外保険料 約1.5万円

1年滞在の費用目安一覧

カナダに1年語学留学する場合の概算費用は、約260〜430万円です。滞在期間が長くなる分、現地での滞在費がかかります。目安の内訳を以下にご紹介します。

学校授業料
(週20レッスン前後)
約90万円 約200万円
入学金 約1.5万円 約2.5万円
ホームステイなどの滞在費
(1日2食付き)
約120万円 約165万円
滞在手配料 約1.5万円 約2.5万円
空港送迎(片道) 約1.5万円 約2万円
航空券 約20万円 約30万円
海外保険料 約20万円
ビザ申請料 約1.5万円

実際にかかる費用は、学費の違いや滞在方法、生活スタイルなどによっても大きく振れ幅が出ます。カナダへの留学費用に関するご相談や見積もり希望がございましたら、お気軽に「お問い合わせ」または「お見積り」よりご連絡ください。

カナダ留学の費用項目

カナダ留学の費用項目

カナダ留学に必要な費用は、渡航費やビザ申請費、学費、生活費、その他の費用から成り立っています。

これらの費用では、渡航費や学費が大きなウエイトを占めます。以下にそれぞれの概要を説明します。

渡航費

カナダへの渡航費は、航空券代や海外留学保険、パスポート取得費用などが含まれます。渡航費は、シーズンによって変動する可能性があるため、事前チェックが重要になります。

ビザ申請費

カナダの学生ビザを申請するためには、ビザ申請費として235カナダドル(申請料150カナダドルとバイオメトリクス登録料85カナダドル)が必要です。

学費

カナダの語学学校やカレッジなどの学費は、選択するコースやプログラム、学習期間によって異なります。一般的には、1ヶ月あたり10~15万円、1年間で150~200万程度必要となります。

生活費

カナダでの生活費は、住居、食事、交通、その他の日常生活費を含みます。これらの生活費は、毎日の生活スタイルによって大きく変動します。食費は特に自炊メインか外食メインかで差が大きいです。

その他の費用

TOEFLやIELTS、PTEなどの英語能力試験の費用、大学への申請費用など、その他の費用も考慮する必要があります。

具体的な費用は選択する語学学校やプログラム、生活スタイルなどにより変動します。

カナダ留学の学費の詳細

カナダ留学の学費の詳細

カナダでの学費は、選択するプログラムや学校により異なります。語学学校、ワーキングホリデー、大学留学、中学・高校留学と、留学の目的別に目安費用をご紹介します。

語学学校

語学学校では、学校ごとにフルタイムの授業や短時間の授業など、授業のスケジュールが異なります。また、一般英語のコースだけでなく、大学やカレッジへの進学を目指す学生向けのPathwayコースやビジネス英語コースなど、多様な学習コースが提供されています。これらのコースによって、学費が変動することも理解しておきましょう。

ここでは、フルタイムで授業を受ける場合の学費例を1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年間に分けて紹介します。

期間学費
1ヶ月10~15万円
3ヶ月30~50万円
6ヶ月75~100万円
1年間150〜200万円

※上記の表は、学費の大まかな参考例です。

ワーキングホリデー

18歳~30歳までであれば、最長1年間カナダで働きながら勉強することも可能です。事前に語学学校に通うかどうかで費用も変わってきますが、カナダでの収入も見込んで150万円程度を予算として用意していくことが一つの目安になってきます。

大学留学

北米の大学では、卒業には必要な単位を全て取得することが求められます。そのため、授業料は「単位あたりの費用」として表示されることが一般的です。

つまり、卒業するためには、少なくとも「卒業に必要な単位数」×「単位あたりの授業料」が必要となるということです。大学1年間の費用の相場としては、200~460万円がおおよその目安となります。

中学・高校留学

カナダでは、留学生は私立学校だけでなく、地元の教育委員会が管理する公立学校にも入学できます。

公立学校は、私立学校と比較すると一般的に費用が低めです。ですが、学費以外にも、修学旅行の費用、課外活動やクラブの参加費、制服のコスト、施設使用料、追加の教材費、手数料などが発生します。

これらの費用は、初年度が最も費用がかかると考えられます。中学・高校留学の費用の相場としては、公立学校が120~140万円、私立学校が200~300万円がおおよその目安となります。

具体的な学費は選択する学校やプログラムにより異なるため、具体的な計画を立てる際には、各学校のウェブサイトで最新の情報を確認することをお勧めします。

カナダ留学の生活費の詳細

カナダ留学での生活費は、選択する都市や個々のライフスタイルにより大きく変わります。しかし、一般的な目安として、以下のような費用が考えられます。

住居費

カナダの住居費は、選択する住居形態によります。カナダ留学では、学生寮やホームステイ、シェアハウス、アパート(bachelor suite)などが住居の選択肢になります。以下に、これらの費用の目安を表にしました。

住居形態費用の目安
学生寮18~22万円
ホームステイ10~15万円
シェアハウス6~10万円
アパート(個室利用)15万円~

もし経済的な負担を最小限に抑えたいと考えているなら、シェアハウスがおすすめです。2人から4人でシェアすることにより、家賃を半分から四分の一に抑えることが可能です。

一方、学生寮やホームステイは朝食と夕食が提供されるなどの利点がありますが、それに伴って家賃も高くなります。

滞在方法によっては滞在費が大きく変わるため、何を優先するかをよく考えて選択することが重要です。

食費

食費は、自炊するか外食するかによります。アメリカと比べてカナダの物価は一般的に低いですが、頻繁に外食をすると食費は急激に増加します。カナダでの外食を計画する場合、ランチは約1,500円、ディナーは2,500から4,000円を予算に考えておくと良いでしょう。

さらに、カナダではチップを渡す習慣があるため、外出する際の予算は少し余裕を持って計画すると安心感があります。

自炊を主にする場合、月額3~6万円程度が目安です。お金を節約するためには、自宅での料理を中心とした生活スタイルを採用することを強くお勧めします。

交通費

交通費は、移動手段によります。公共交通機関を利用する場合、月額15,000円程度が目安です。しかし、自転車や徒歩を主に利用する場合、この費用は抑えられます。

その他の費用

携帯電話、インターネット、エンターテイメント、健康保険なども考慮に入れる必要があります。これらは月額3~6万円程度が目安です。

これらを合計すると、月額18~22万円程度が一般的な生活費となります。

ただし、これはあくまで目安であり、個々のライフスタイルや選択により大きく変わることを覚えておいてください。また、初めての留学では予想外の出費が発生することもあるため、予備の費用を確保しておくことも重要です。

カナダ留学に必要なその他費用

ここでは、カナダ留学に必要なその他の費用について詳しく説明します。具体的には、航空券、ビザ申請費、保険費用、教材費などを取り上げます。

航空券

留学生が自国からカナダへ移動するためには航空券が必要です。航空券の価格は出発地と目的地、そして旅行の時期によって大きく変動します。

また、学生割引を提供している航空会社もありますので、事前に調査しておくと良いでしょう。さらに、往復航空券を購入すると、片道航空券を二つ購入するよりも割安になることが多いです。

カナダへの片道航空券は13~22万円が目安となります。

ビザ申請費

カナダでの留学を実現するためには、ビザの取得が必須となります。このビザ申請には費用が必要となり、また申請自体には時間がかかることがあります。

そのため、留学の開始日数ヶ月前にはビザ申請を開始することを強く推奨します。また、カナダ政府の公式ウェブサイトをチェックし、最新の情報を得ることを忘れないようにしましょう。

ビザの種類対象者費用
観光ビザ6ヶ月以内の滞在/留学7カナダドル
学生ビザ6ヶ月を超える留学235カナダドル
  • 申請料$150
  • バイオメトリクス$85
ワーキングホリデーフルタイム就労希望者346カナダドル
  • 申請料$161
  • 就労許可$100
  • バイオメトリクス$85

保険費用

カナダ留学では、海外旅行保険に加入することが強く推奨されます。カナダは医療費が高額なため、現地で病気やケガをすると高額な医療費が発生します。

滞在する地域や病気・ケガの内容によりますが、入院が1日でも10~30万円かかることもあります。保険料は保険会社やプランによりますが、平均的には月額1~3万円、年額18~25万円が目安となります。

教材費

語学学校やカレッジのコースによりますが、教科書やその他の学習教材の費用が必要となります。

新品の教科書は高価ですが、中古の教科書を購入したり、図書館で借りたりすることで、この部分の費用を抑えることが可能です。また、オンラインリソースを活用することも一つの方法です。

これらの費用を考慮に入れ、予算を計画することがカナダでの成功した留学生活には欠かせません。

また、初めての留学では予想外の出費が発生することもあるため、予備の費用を確保しておくことも重要です。これらの情報を参考に、自分のライフスタイルや学習目標に合った予算計画を立ててください。

カナダ留学の都市別の費用比較

カナダでの留学費用は、選択する都市によって変わります。チップの習慣や、商品・サービス税(GST)、州売上税(PST)、そしてこれらを組み合わせた調和売上税(HST)などが存在するため、全体的なコストは日本よりも高くなる可能性があります。

ここでは、バンクーバーやトロント、モントリオール、ビクトリアといった都市にかかる費用ついて紹介します。

バンクーバー

バンクーバーの滞在費

バンクーバーはカナダで三番目に大きな都市で、その安全性と穏やかな気候で人気の都市です。生活費はやや高く、外食は最低でも約1,500円必要です。バンクーバーでは5%の国税と7%の州税が適用されますが、食料品、医薬品、家賃などは国税の対象外となっています。

トロント

トロントの滞在費

トロントはカナダ最大の都市で、多様な文化が交差する活気ある都市です。トロントは留学だけでなく、旅行やワーキングホリデーの目的地としても人気があります。しかし、日用品の物価高や13%の統一売上税(HST)が負担となるため、トロントはかなり費用がかかる都市です。食料品はこの税から免除されていますが、外食は通常、少なくとも1,500円の予算が必要です。

モントリオール

モントリオールの滞在費

モントリオールは、ケベック州最大の都市で、世界で二番目に大きなフランス語圏として知られています。国税と州税を合わせると約15%の税金が必要ですが、生活費は比較的手頃です。食品、光熱費、医薬品などの生活必需品は非課税です。外食の価格は他の大都市と同じくらいですが、家賃はバンクーバーやトロントよりも安く、平均的には月900カナダドル程度です。

ビクトリア

ビクトリアの滞在費

ビクトリアは、バンクーバーからバスとフェリーで約4時間の位置にある島で、伝統的な英国の雰囲気がある都市です。カナダ国内でも比較的物価が高く、国税と州税を合わせた消費税は12%となります。

カナダ留学費用を節約する方法

カナダ留学では、さまざまな費用が発生します。ここでは、これらのカナダ留学に必要な費用を抑えるためのヒントを紹介します。

留学期間の見直し

留学の予算を大幅に抑えるための一つの選択肢は、留学の期間を見直すことです。

まず、留学の目的や留学中にどのような経験を得たいのかを明確にし、それに基づいて必要な留学期間を再評価してみてください。

留学の期間設定に失敗することは珍しくありません。期間が短すぎて英語力が十分に伸びなかった、あるいは期間が長すぎて生活が単調になってしまったといった、目的と合わない期間を設定してしまうと後悔することもあります。そのため、選択肢を再考し、適切な決定をすることが重要です。

学習コースの変更

語学学校では通常、週に約20コマの授業が設定されていますが、一部の学校では授業コマ数を約10〜15に抑えたライトコースを提供しています。授業コマ数は学費に直接影響を与えるため、費用を抑える観点からこのようなコースを検討すると良いでしょう。

ただし、授業数を減らすと学習時間が減少するため、その差を自習で補う必要があります。さらに、授業外の時間が増えると、外出の機会が増えて生活費が増える可能性もあります。

授業数を減らす際には、その時間をどのように活用するかも考慮しなくていけません。

奨学金の活用

カナダの語学学校の中には、返済不要の奨学金や割引を提供しているところがあります。金額や内容は学校や時期によって異なります。

これらの割引は短期留学よりも長期留学の方が割引率が大きくなることが多いので、結果的に長期で通う方が1レッスンあたりの授業料が安くなります。

また、語学学校から留学エージェント向けに限定で提供されている割引もあります。

航空券の見直し

航空券の費用は留学費用の大部分を占めます。特に短期留学では、その比率は高くなります。そのため、航空券を購入する際は、「時期」と「航空会社」を慎重に選ぶことが重要です。

大型連休や夏休みなどの旅行シーズンでは、航空券の価格が高騰します。しかし、旅行者が少ないオフシーズンでは、半額以下で購入できることもあります。

さらに、格安航空会社(LCC)を利用したり、早期割引などのキャンペーン期間中に購入すると、さらに安くなることがあります。

留学のタイミングに固執しないのであれば、安い時期を常にチェックし、それに合わせて留学の計画を立てることをおすすめします。これにより、留学の夢をより手頃な価格で実現することが可能になります。

シェアハウスや自炊の活用

シェアハウスやシェアアパートを選択し、自炊を積極的に行うことで、食費の大きな節約が可能です。

外食も楽しいですが、シェアハウスの仲間と一緒に料理を作り、楽しいパーティーを開いたり、学校の友人を招いて共に食事を楽しむことは、その価格以上の価値があり、忘れられない思い出を作ることができます。

まとめ

ここでは、カナダ留学を検討している方に向けて、カナダ留学にかかる費用について解説しました。カナダは人気の留学先の国であり、留学がはじめての方でも安心できる国のひとつです。

カナダには日本人も多く、困ったときの情報も得やすいメリットがあります。今回解説した費用は、カナダ留学の参考例になります。滞在する地域や学校、ライフスタイルによって費用は大きく異なります。

カナダ留学を計画する際には、事前に想定予算を決めて留学準備を進めてみましょう。

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