カナダ英語がアメリカ英語イギリス英語とどう違うか

カナダ英語とアメリカやイギリス英語との違い

日本の小中高教育での英語学習は、主にアメリカ英語に基づいていますが、さて、カナダの英語と言われると、どんな英語か思いつきますか?

カナダに留学しても戸惑わないように、カナダ英語がどのようにアメリカ英語やイギリス英語と違うか見てみましょう。

アメリカ英語とイギリス英語の違い

まず、アメリカ英語とイギリス英語では、スペリングが異なります。例を見てみましょう。

アメリカHonorColorFavorCenterOrganization
イギリスHonourColourFavourCentreOrganisation

カナダ英語だと

そして、カナダ国内ですが、-or/-our単語ではイギリススペルが主流だったり、-zation/-sation単語は、アメリカスペルを使う人が多いのも事実ですが、この二つのスペルスタイル、どちらとも受け入れられています。

どちらかが間違い、正しいということはないのですが、街の看板に書かれているのはイギリスのスペルが多いような印象です。また、スペリングの他に、語彙の違いもあります。

アメリカでも地域によって呼び名が違う“炭酸飲料”の意味の、“pop”と“soda”ですが、アメリカでは“soda“が主流なのに対して、カナダでは“pop“と呼ぶ人がほとんどです。

お手洗いの英語は、アメリカでは“restroom”、カナダでは“washroom”と耳にすることが多いでしょう。ちなみに、イギリスでは“bathroom“または”loo”と呼ぶ人が多いです。カナダでは、”bathroom”と言えば、シャワーや浴槽のある日本でもおなじみの「バスルーム」として解釈されることが多いです。

他にも、運動靴のことをアメリカでは"Sneakers"と呼ぶのに対して、カナダでは"Runners"と呼ぶこともあります。

また、「1年生」という単語にも違いがあります。アメリカでは“first grade”が最も一般的なのに対して、カナダでは”grade one”と言われることがほとんどです。留学したら、自己紹介の時などに使えそうですね!

カナダ独特の呼び方

カナダ独特の呼び名をするものもあります。

寒いカナダでは大活躍のニット帽ですが、カナダでは"Toque"(トゥーク)と呼びます。イメージとしては頭にすっぽりかぶる、つばのないタイトなニット帽です。

硬貨にもそれぞれ呼び名があります。

1ドルコインのことを“toonie”(トゥーニー)、2ドルコインのことを“loonie“(ルーニー)と言います。1ドルコインに描かれている”loon“(ルーン)というカナダの国鳥からとってそう呼ばれています。2ドルコインは1ドルコインの後に作られたので、”toonie“という呼び名は、”two“と”loon“を組み合わせて語呂が良くなるようにして作られたんだとか。

また、“strong loonie“(カナダドル高)などというように、1ドルという意味以外にも、”カナダドル“という意味で使われることもあります。実際にニュースや新聞に書いてあるのを何度か目にしました。

他にも、シェアハウスの家を契約しに行ったときに困ったのが、“hydro”という単語です。雰囲気的に水道?水?と考えがちですが、実は「電気」のこと。カナダは電力の多くを水力発電で賄っているため、「電気=水」という考えが広く浸透しているからだそうです。

「you’re goona be charged hydro every month.」(電気代は毎月請求されます)と初めに言われ、水道代がかかるのだと勘違いしてしまい、「how about electricity?」(では、電気代は?)と聞き返してしまったことを今でも覚えています。

また発音の違いとして有名なのは、アルファベットの"Z"です。アメリカ英語では、"ズィー"と発音しますが、カナダでは、日本でもよく耳にする"ゼット"と発音します。

カナダ英語の訛り

ちなみに、日本に方言や訛りがあるように、アメリカでは、地域によって、イントネーションやアクセントが違うことが多いのですが、カナダでは、東西南北、英語が大きく変わることはありませんので、喋り英語だけではどこの出身かは想像できないでしょう。

その中でもカナダ人独特の喋り英語で有名なフレーズが一つあります。

それは、他国の英語でもよく使われる、"huh?" や "right?" と同等の意味をもつ、"Eh?"を語尾に付けることです。

例えば、"It's pretty chilly today, eh?"(今日は結構冷えるねぇ)などと使います。

この"eh?"の使い方ですが、問いかけ文にも主張文にも使えますが、ニュアンスを理解して正しい場面で使えるようになると、カナダ英語の上級者と言っていいでしょう!

番外編

カナダにしかない語彙でもなければ、ほかの国と違う呼び方をしているものでもありませんが、知っておくと便利なカナダならではの表現があります。それはずばり、「double double」です。

カナダのいたるところにたくさんの店舗を持つ有名コーヒーチェーン店「Tim Hortons」で使う表現で、砂糖とクリームを2つずつ(ダブル、ダブル)入れることを指します。甘いものが好きなカナダ人ならではの言葉と言っても良いかもしれません。

ただ単に「double double」と言えば、砂糖とクリームが2つずつ入ったコーヒーのことを指します。私はよく、「earl gray double double」(砂糖とクリームが2ずつ入ったアールグレイティー)を注文していました。ミルクティーのような味わいでとてもお勧めです。レジに行って、「One double double, please.」(砂糖とクリームが2つずつ入ったコーヒーを1つください)なんて言えたらかっこいいですよね!

いかがでしたか?同じ英語でも国によって微妙に違う点がたくさんありますね。カナダに行く予定のある方は、こんな部分に注目しながらカナダのネイティブスピーカーの英語に耳を傾けてみると面白いですよ。

堀江保夫(編集長)

英語圏を中心とした留学を無料でサポートしているトランスリエゾン株式会社)のマーケティングを統括。大学進学希望者へのカウンセリングも行っています。留学経験者の体験をヒアリングしながら記事の作成をまとめています。

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