アメリカのサマータイムはいつ変わる?

「サマータイム(夏時間)」なんとなく聞いたことはあるけど、その意味や仕組みについて、疑問に思われている方もおられるのではないでしょうか?

サマータイムとは、時計の時間を1時間早めることをいいます。

そんなサマータイムについて、アメリカ留学に向けて知っておくべき時期や時差、メリット・デメリットについてご紹介します。

サマータイムって?

先述した通り、サマータイムとは時計の針を1時間早めることをいいます。

なぜ、1時間早める必要があるのか?

四季のある国では、夏の日照時間が他の季節より長いです。

そんな日照時間の長い夏の間、1時間時計を進めて、1日のサイクルを1時間早めて、太陽光を有効活用する目的があり、欧米を中心に導入されています。

また、日本では一般的にサマータイムと言われていますが、アメリカでは「デイライトセービングタイム」と呼ばれるのが普通です。

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アメリカ国内サマータイム期間

アメリカ国内のサマータイムで時計の時間を変えるタイミングですが、開始日の時刻は『3月(March)第2日曜日の午前2時』、終了日の時刻は『11月(November)第1日曜日午前2時』です。

(なお、サマータイム開始日の1日の時間は23時間、サマータイム終了日の1日の時間は25時間となります。)

しかし、アメリカの中でも、ハワイ、アリゾナの2州ではサマータイムが実施されていません。

ハワイ、アリゾナは緯度が他の州よりも比較的低いので、昼間の時間がそこまで長くないということが理由でサマータイムが実施されていません。

また、インディアナ州でもかつて大部分でサマータイムが実施されていませんでしたが、2006年より、インディアナ州全域でも実施されることとなりました。

しかしながら、アリゾナ州は例外で、州でサマータイムを実施していませんが、自治区によってはサマータイムを実施しているところもあるので注意が必要です。

そのため、サマータイム実施地区から、実施していない地区への行き来には、時計の時間を毎度1時間調整する必要があるなど、非常に手間がかかります。

サマータイム期間中の時差

アメリカ合衆国本土では、タイムゾーンが4つに分かれており、東から順に、「東部時間(EST)」、「中部時間(CST)」、「山岳部時間(MST)」、「太平洋時間(PST)」となり、国内でもそれぞれ1時間ずつ時差があり、東部時間が午前3時の時、太平洋時間は午前0時になります。

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また、日本との時差は14〜17時間あり、例えば日本時間が1月2日午前0時の時、東部時間は1月1日の午前11時になります。

サマータイムのメリットとデメリット

サマータイムを行うことで効果のあると言われるメリットは主に3つあります。

1.照明の節約

例えば、就業時間が午後5時の職場の場合、サマータイムの実施中は実時間午後の4時に就業することになります。

午後4時は基本的にまだ明るい時間なので、サマータイム中は1時間の照明代を節約することができるのです。

つまり、太陽の光を有効活用する狙いがあります。

2.経済の活性化

サマータイムが採用されている理由の1つに「経済の活性化につながる」というものがありますが、実際のところこれについて根拠はありません。

サマータイム中は1時間早く始業するので、モノ・カネ・ヒトが1時間早くうごくことになります。

イギリスのBALPPAによる2011年の調査では、暗くなる時間帯が遅くなる時期にあたるサマータイム実施にみられる観光業全体の売り上げが、全体で25億〜35億ポンド上昇するといわれていますが、1日が24時間サイクルなのは変わらないので、結局のところ経済の活性化につながるかは不透明です。

引用元:【海外サマータイム事情】夏時間を導入するメリットってあるの?

最後に

サマータイムについて理解いただけたでしょうか?

欧米を中心に実施されているサマータイムですが、その面倒さや効果があまり期待できないことによる批判の声も少なくありません。

日本からアメリカへ行く際は、現地の時差とともに、サマータイムの期間中かどうか、またサマータイムの時間と実時間は何時なのかを前もって調べておく必要があります。

特にサマータイムに切り替わるタイミングで、アメリカに渡航される場合、日曜日に到着するつもりが、月曜日に到着してしまって学校の授業開始に間に合わなかったということも稀にですがあったりします。そうならないためにも、事前にサマータイムの切替わるタイミングについて把握しておくことが賢明です。

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