イギリス人に勘違いされやすい英語フレーズ43選!誤解されないコミュニケーションのコツとは?

イギリス人に勘違いされやすい英語フレーズ43選!誤解されないコミュニケーションのコツとは?

イギリスへの留学を控えている方の中には、「自分の英語が現地で通じるか」と不安に感じるかもしれません。実際に、学校で学んできたアメリカ英語は、イギリスでは意味が異なったり、意図せず失礼なニュアンスで伝わったりすることが多々あります。

しかし、この内容を通して、イギリス英語特有の「意味」を理解できれば、コミュニケーションのつまずきは一気に少なくなります。さらに、相手の真意を正確に読み取ることで、友人や同僚とのより深い信頼関係を築くことができるかもしれません。

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文化的ギャップを生む代表的フレーズ8選

英語フレーズのアメリカ英語での意味と日本語での理解
英語フレーズ アメリカ英語での意味 日本語での理解
That's not bad. なかなか良い 「悪くない」=あまり良くない
Quite good とても良い まあまあ良い程度
Very interesting とても面白い 本当に興味深い
I’ll think about it. 前向きに検討する 考えてみるつもり
You must come for dinner. 本当に夕食に招待している 「絶対に来てね」と直訳で捉える
I almost agree. ほぼ賛成 大体同意していると勘違い
I’ll do my best. 全力を尽くす 必ず成功させる
It’s fine. 我慢している、大丈夫ではない 「大丈夫」「問題ない」と理解

注:右列は日本語話者がしばしば抱きがちな受け取り方の例です。状況・口調によってニュアンスは変わります。

イギリスには特有の言い回しや「皮肉」などの文化的背景もあります。そのため単語の意味をそのまま理解するのではなく、背景にあるニュアンスや会話の文脈を捉えることが大切です。イギリス人に勘違いされやすいフレーズと、誤解を避けるための実践的なコミュニケーションのコツを理解するようにしましょう。

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イギリス人に誤解されやすい英語フレーズとは?|正しい意味と安全な言い換え方

イギリスでは国際英語として使われている「ブリティッシュイングリッシュ」以外に、日常会話の中でスラングや皮肉、そして遠回しな言い回しが飛び交っています。そのため「英単語」や「ありきたりな英語表現」という表面的な意味にとらわれると、思わぬ誤解や勘違いを受けてしまうことがあります。

次の表にあるように、日本人が学校で習った英語の中には、ネイティブには全く違う意味で受け取られる表現があります。

婉曲な否定・社交辞令:真意と安全な言い換えフレーズ5選

フレーズ別:日本人が受け取りやすい意味/イギリス人の本当のニュアンス/安全な言い換え例
フレーズ 日本人が受け取りやすい意味 イギリス人の本当のニュアンス 安全な言い換え例
That’s not bad. あまり良くなかった とても良い、予想以上 That’s good. / That’s great.
I hear what you say. 理解しています もう話す気がない、賛同できない I understand your point. / I agree.
With the greatest respect... 敬意を持って聞いている これから反対します、呆れ気味 I see your view, but I think...
That is a very brave proposal. 勇気ある提案だ 無謀すぎる、現実的でない It’s a bold idea, but maybe risky.
We should meet sometime. 近々会おう 実際には会う気がない社交辞令 Let’s set a date to meet next week.

※「安全な言い換え例」は、あいまいさを避けて意図を明確化するための推奨表現です。状況・関係性に応じて調整してください。

日本の学校で学ぶ英語は、イギリスで一般的に使われる単語や文法の感覚とずれが生じやすく、発音やアクセントの違いも相まって、イギリス人には不自然に聞こえることがあります。

日本で学んできた英語とイギリス英語の違いが勘違いを産む原因

中学生からアメリカ英語を中心に学んできた日本人の「発音」や「言葉選び」は、どうしてもアメリカ寄りになってしまいます。そのためイギリスの会話習慣と自然にかみ合わないことが少なくありません。実は、私たちが同じ「英語」と思っているものも、日本語の方言のように国ごとや地域ごとで大きな違いがあります。特に日本の英語教育は、教科書やリスニング教材の多くがアメリカ式を基準にしています。その影響で、単語やスペルの違いに加え、音やイントネーションまでもがアメリカ寄りに偏っています。

日本で学んできた英語とイギリス英語の違い

  • 発音の違い:アメリカ英語基準の発音がイギリス人には不自然に聞こえる
  • スペルや単語の違い:「elevator(米)」と「lift(英)」など、日常語彙に差がある
  • 文法の違い:集合名詞の扱いや完了形の使い方に違いがある
  • 文化的背景の違い:地域や階級によって表現が異なり、婉曲表現が多い
  • カタカナ発音の影響:日本人特有の発音が理解を妨げる要因になる

イギリス人にとって「water」が「ウォーラー」と聞こえると、意味は理解できてもどこか違和感を覚えます。これを日本語に例えるなら、「こんにちは」を「コンチワ」や「コンニチワ」と言われたときの感覚に近いでしょうか。言葉の意味は理解できても違和感があって、ちょっと気になってしまう……そんなニュアンスに非常に近い感じです。

日本人が誤解しがちな勘違いフレーズは発音だけじゃない!

次に代表的なのは「elevator(エレベーター)」の使い方です。日本でおなじみの「elevator(エレベーター)」は、イギリスでは「lift(リフト)」と呼ばれています。しかし日本人からすると「リフト」と聞くと、工事現場の昇降機やスキー場のリフトを思い浮かべてしまい、すぐにはエレベーターを連想できませんよね。

このように、日本で習った英語とイギリスで使われる英語では、単語の意味や指し示す対象そのものが違うことも海外ではよくあること。しかも、イギリスでは独自の言い回しや表現が多く、歴史ある国ならではの古い単語や言葉遣いが今も使われています。

こうした背景もあり、これまで学校で学んだ英語がそのままでは通じにくい場面があるのが、イギリス英語の大きな特徴なのです。だからこそ、イギリス英語ならではの「クセ」を事前に理解しておくことが重要なのです。

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英語フレーズ・イギリス的解釈・日本人の誤解理由
英語フレーズ 本当の意味(イギリス的解釈) 日本人が勘違いしやすい理由
That’s not bad.良いね、まあまあ「bad」が入っているので否定的に捉えがち
I hear what you sayもう聞いていない、同意しない直訳で「理解した」と誤解する
With the greatest respect...反対意見の前置き「敬意」と捉えポジティブに誤解
That is a very brave proposal無謀な提案「brave」を勇敢と受け取る
Quite good期待外れ「quite」を強調と理解する
I was a bit disappointed that...結構残念だ「a bit」で軽く感じる
Very interesting意味不明、納得できない「interesting」を褒め言葉と誤解
I’ll bear it in mind忘れる、気にしない覚えてもらえると思う
You must come for dinner招待する気はない直訳で本当に招待と思い込む
I almost agree全然賛成していない「almost」でほぼ賛成と誤解
I only have a few minor commentsたくさん直してほしい「minor」で軽く見てしまう
Not bad結構良い「bad」に引っ張られる
Could we consider other options?あなたの案は採用できない検討余地があると思う
That’s a novel idea奇抜すぎる「novel」を新しく良いと誤解
That’s one way of looking at itあまり賛成していない視点を認められたと勘違い
I’ll see what I can do多分やらない対応してもらえると期待
Can we leave it for now?やる気がない、保留一時延期と理解
It’s fine我慢する、あきらめている良好だと安心する
I might join you later参加する気はない「might」で前向きに感じる
That’s certainly possibleかなり難しい「possible」で可能と理解
I’ll think about it拒否するつもり検討してくれると思う
I’ll do my bestやらないかもしれない全力対応を期待する
Not entirely convincedかなり反対一部同意と誤解
Interesting perspective共感していない褒められたと勘違い
That could workほとんど無理可能性ありと期待
That sounds reasonable実際は納得していない合理的で承認と誤解
That’s not really my areaやりたくない専門外と理解する
Let’s revisit this laterこのまま忘れたい再検討と思い込む
I’d prefer not to絶対嫌だ遠慮と解釈する
It’s not idealかなり不満少し改善で良くなると思う

※イギリス英語は直接的な否定を避ける傾向があり、文面上のポジティブ表現が実際には「遠回しな拒否」や「批判」であることが多い点に注意。

改めて表を見ると、イギリス特有の言い回しには「社交辞令」や「遠回しな否定」が多く含まれていることが分かります。

イギリスでは、表面上は穏やかでも裏に含みを持たせる表現が多く、直訳に頼ると大きなすれ違いが大きな誤解を招くことも。上記の一覧表にあるフレーズも、日本の英語教育で教わった通りに理解すると、イギリス人とのコミュニケーションの中で誤解を生む原因となります。

イギリス人に勘違いされない英会話のコツ

  • 社交辞令や遠回しな否定を理解し、文脈や態度から意味を読み取る
  • 直訳を避け、相手の表情や声のトーンも含めて判断する
  • 誤解を避けたい時は「Do you mean…?」と確認する習慣を持つ
  • 上から目線に聞こえる表現(例:「Do you understand?」)を避ける
  • 自分の発言はなるべくストレートかつ具体的に伝える

イギリス人と会話するときは、相手の言葉だけでなく表情や声のトーンを合わせて「何を伝えたいのか」を読み取ることが大切です。これは日本語でも同じですが、イギリスでも相手の真意を理解する上で言葉にならないコミュニケーションを読み取ろうとする努力が欠かせません。次に、イギリス人とのコミュニケーションの齟齬を避けたいときは、遠慮せず確認する姿勢を持つことが大切です。

イギリス人とのコミュニケーションのコツ

  • 相手の言葉だけでなく、表情や声のトーンを合わせて意味を理解する
  • 誤解を避けたいときは「Do you mean…?」と確認する
  • 自分が話すときは曖昧な表現を避け、具体的に伝える
  • 典型的なフレーズと裏の意味を事前に学んでおく
  • 映画やドラマで自然な表現や使われ方に耳を慣らす

イギリス人との会話で大切なのは、単語の表面的な意味を鵜呑みせず、相手の声のトーンや表情を観察すること。コミュニケーション全体の文脈から、その発言の意図を正しく読み取ることで誤解を防げます。また「これって、どういう意味?」と感じたときには勇気を出して確認しましょう。

「Do you mean that it’s positive?(それは良いという意味ですか?)」と聞くだけで、会話は驚くほどスムーズになります。自分が話すときも同じです。「I’ll think about it.(考えておきます)」のような曖昧な言い方を避け、「I will decide tomorrow and let you know.(明日決めてお知らせします)」と具体的に伝える方が相手に安心感を与えることができますよ。

なお、よりスムーズにイギリス人と会話したいなら、日頃から典型的なフレーズを学び、その裏の意味を理解しておきましょう。さらに、イギリスの映画やドラマを字幕付きで楽しみ、自然な会話を教材にすることで、イギリス英語でのコミュニケーションが取りやすくなります。

イギリス人とストレスなく会話をするためにも、いろんな英語を勉強しよう!

イギリス英語は、表面上の意味だけでは理解できない日本語に近い奥深さがあります。日本で言う「京言葉」のように、社交辞令や遠回しな否定といった文化的な会話習慣があり、それを理解した上で会話を進めることで、現地の人とスムーズにコミュニケーションが取れるでしょう。

ただし、すべての人がそうというわけではなく、若い人の間ではストレートに表現する場合も少なくありません。リアルなイギリス人との英語でのやり取りに不安を感じている場合でも、それでも留学に挑戦したいという気持ちがあるのなら、留学経験者や専門アドバイザーに頼ってみませんか?

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