【イギリス留学前必読】知らないと危険なNG行動!

【イギリス留学前必読】知らないと危険なNG行動!

イギリスへの留学は、新しい文化や価値観に触れる素晴らしい機会です。しかし、日本での「常識」が、イギリスでは思わぬ誤解やトラブルを招くことも。この記事では、特に日本人が注意すべきNG行動をまとめました。

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日常生活の中のNG行動

以下の表では、身体的なジェスチャーがイギリスでどのように受け取られるか、その背景と理由を解説します。日本では一般的な動作でも、文化の違いから強い侮辱や無礼な行為と見なされることがあるため、特に注意が必要です。

ジェスチャーや行動のNG
行動・ジェスチャー 理由・背景
裏ピース(手の甲を見せるVサイン) 強い侮辱表現と受け取られます。写真撮影時にも注意が必要です
掌を下に向けての手招き 「あっちへ行け」という強い拒絶の意味になります
人差し指で人を指す 無礼で威圧的な行為と見なされます。手全体で方向を示すのが一般的です
子供の頭を撫でる 子供を下に見る行為と捉えられることがあります
公共の場で大声で話す 周囲への配慮を欠く行為と見なされ、マナー違反です
列への割り込みや距離の詰めすぎ 「キュー文化」を重んじるイギリスでは、非常に失礼な行為です

裏ピース(手の甲を見せるVサイン)

イギリスやオーストラリアでは、手の甲を相手に向けたVサインは「中指を立てる」のと同様の強い侮辱表現とされています。これは歴史的に弓兵の戦いに由来するという説もあり、敵に対して嘲笑の意味を込めて使われたと言われます。日本では写真でよく使うポーズですが、海外では全く異なる意味になるため、特に写真撮影時には注意が必要です。

掌を下に向けての手招き

日本では一般的な「おいで」のジェスチャーですが、イギリスや多くの欧米文化では、これは動物や下に見ている存在に向ける仕草とされ、人間相手に行うと非常に無礼と見なされます。特に目上の人や初対面の相手に行うと、不快感を与える恐れがあります。

人差し指で人を指す

人を人差し指で直接指す行為は、多くの文化圏で攻撃的・威圧的と受け取られます。イギリスでも同様に無礼な行動とされ、特に公的な場や対面の会話で使うのは避けられています。代わりに、手全体を使って方向を示すのが一般的なマナーです。

子供の頭を撫でる

日本では親しみや愛情を込めた仕草とされることが多いですが、文化によっては「相手を見下している」「支配しようとしている」と捉えられることがあります。イギリスではパーソナルスペースや身体的接触に敏感な人も多いため、子ども相手であっても、相手や親の許可なく頭を撫でるのは控えるのが無難です。

公共の場で大声で話す

イギリスでは公共の場で静かに過ごすことが美徳とされており、電車内・レストラン・美術館などでの大声の会話は「周囲への配慮に欠ける行為」としてマナー違反になります。特にグループ旅行者などが目立ちやすいため、無意識のうちに迷惑にならないよう配慮が求められます。

列への割り込みや距離の詰めすぎ

イギリスは「キュー文化(Queue Culture)」とも呼ばれるほど、順番を守る意識が非常に強い国です。割り込みや、前の人との距離を詰めすぎることも、不快に感じられる行為です。「列に並ぶ=公共の秩序を尊重する行為」とされているため、些細な割り込みでもトラブルの原因になる可能性があります。

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食事とチップのNG

食事とチップのマナー
行動 理由・背景
音を立てて食事をする 麺類をすする音や食器のカチャカチャ音は、無作法とされます
チップを払わない 普段では基本必要ないですが、レストランなど畏まった場ではチップ文化があります。
サービスが良いと感じれば、料金の10~15%程度を目安に支払いましょう。

音を立てて食事をする

欧米では、食事中に音を立てることは「マナー違反」と見なされます。

麺類をすする音や、食器同士がぶつかるカチャカチャという音は、周囲の人に不快感を与えると考えられています。

日本ではラーメンや蕎麦をすする音が「美味しさを表現する文化」として受け入れられていますが、イギリスではむしろ逆の印象を与えてしまうため、静かに食べることが求められます。旅行や留学時には、食文化の違いを意識することが大切です。

チップを払わない(特別な場面のみ)

イギリスをはじめとする多くの欧米諸国では、チップは「サービスへの感謝と評価の表現」として根付いています。

特にレストランでは、料金にサービス料が含まれていない場合、良い接客を受けたときに合計金額の10〜15%程度を目安にチップを支払う場合もあります。

レストランなど畏まった場面では、チップを払わないと「サービスに不満があった」と誤解される可能性もあり、相手に不快な思いをさせてしまうかもしれません。現金で置く場合もあれば、カード決済時にチップ金額を入力する方式もあるため、事前に支払い方法を確認しておくと安心です。

ただ、イギリスではアメリカやカナダなどと比べ、普段からチップは気にする程ではありません。ですので、カフェなど普段使いするような場面ではチップを支払わなかったからと言って、必ず失礼に値するとは限りません。

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学校生活で気をつけるべきNG行動

日本の学校とは異なる、イギリスの教育現場のルールを理解することが大切です。

学校での行動とマナー
行動 理由・背景
授業中の私語やスマホ利用 授業の進行を妨げるだけでなく、学びに対する敬意を欠く行為として捉えられます。
国や学校によっては厳しく罰則が科される場合もあり、周囲の学習意欲を損なう原因となります
先生の話を遮る 発言中の先生を遮ることは無礼と見なされ、学校の秩序を乱す行為にあたります。
発言の順番を守り、挙手や許可を得てから発言することが基本的なマナーです
先生にあだ名やファーストネームで話しかける 教師は尊敬すべき立場にあり、呼び方にも敬意が求められます。
「Mr.」「Miss.」「Ma'am」「Sir」などの敬称を用いるのが一般的で、軽々しい呼び方は失礼にあたります
無断で教室を離れる 教室を無断で離れることは、学習の妨げになるだけでなく、安全や秩序を保つ観点からも問題視されます。
必ず教師の許可を得てから行動することが求められます

授業中の私語やスマホ利用

授業中に私語をしたりスマホを使うことは、授業の進行を妨げるだけでなく、教師やクラスメートに対して学びへの敬意を欠く行為と見なされます。

多くの学校では「授業中の集中」を重視しているため、特に海外では規律違反として厳しい処分が下される場合もあります。自分だけでなく周囲の学習意欲も下げてしまうため、授業中は静かに受講し、必要があれば授業後に話すことが望まれます。

先生の話を遮る

先生が話している途中で発言を遮ることは、無礼とされる典型的な行為です。

学校の秩序を乱すだけでなく、他の生徒の理解を妨げる原因にもなります。意見や質問がある場合は、挙手や許可を得てから発言することが基本的なマナーです。これにより、相手の話を尊重しながら自分の意見を伝える習慣を身につけることができます。

先生にあだ名やファーストネームで話しかける

教師は尊敬すべき立場にあり、呼び方にも礼儀が求められます。

イギリスやアメリカなど多くの国では、「Mr.」「Miss.」「Ma'am」「Sir」などの敬称を使うことが一般的です。親しみを込めたつもりでも、ファーストネームやあだ名で呼ぶと「馴れ馴れしい」「失礼」と受け取られることがあります。文化的背景を理解し、適切な呼び方をすることで良好な関係を築けます。

無断で教室を離れる

授業中に無断で教室を出ることは、学習の妨げとなるだけでなく、安全管理や秩序維持の面からも問題視されます。

特に海外の学校では、緊急時の対応や生徒の所在確認が厳格に行われているため、許可なく離席することは重大な規律違反とみなされる場合があります。どうしても席を外す必要があるときは、必ず教師に一言断ることが求められます。

ホームステイで避けるべきNG行動

ホストファミリーは「家族」ですが、同時にプライベートな空間を共有する他人でもあります。

ホストファミリー宅での行動マナー
行動 理由・背景
シャワーを長時間使う イギリスをはじめ多くの国では、水資源の節約意識が強く、長時間のシャワーはマナー違反とされます。
家族と共同で使う設備であるため、短時間で済ませることでホストへの配慮を示すことができます
無断で帰宅が遅れる・外泊する ホストファミリーにとって留学生は「家族の一員」として迎え入れているため、無断で遅く帰る・外泊することは大きな不安と不信感を与えます。
必ず事前に連絡を入れることで、安心感と信頼関係を保てます
ホストの物を無断で使う 海外ではプライバシーや所有物への意識が非常に強く、他人の持ち物に勝手に触れることは厳禁です。
日本的な「共有の感覚」が通用しない場合が多いため、使用したいときは必ず許可を得ることが求められます
喫煙ルールを無視する 屋内での喫煙は厳格に禁止されており、違反すると契約違反として強制退去につながるリスクがあります。
ホスト宅や学校で定められたルールを守ることは、トラブルを避ける基本です
節水・節電を意識しない 多くの家庭では環境意識が高く、日常的に水や電気の節約を心がけています。
無駄遣いをすると「エコ意識がない」と受け止められ、ホストからの印象を損なう可能性があります

シャワーを長時間使う

イギリスをはじめとする欧米では、水資源の節約意識がとても高く、長時間シャワーを浴びることはマナー違反と見なされます。特にホストファミリー宅では、家族全員が限られた給湯設備を共有しているため、長時間の使用は他の人に迷惑をかける原因となります。短時間で済ませることは「思いやり」の表現であり、留学生にとって信頼を得る大切な習慣です。

無断で帰宅が遅れる・外泊する

ホストファミリーは留学生を「一時的な家族」として迎え入れています。そのため、無断で帰宅が遅くなったり、外泊をしたりすると「行方不明になったのではないか」という強い不安を抱かせることになります。さらに信頼関係を損ない、受け入れ先との関係が悪化する原因にもなります。事前に連絡を入れることが安心と信頼を守る基本的なマナーです。

ホストの物を無断で使う

海外ではプライバシーや所有権に対する意識が非常に強く、他人の物を勝手に使うことは重大なマナー違反です。日本のように「共有」の感覚が当たり前ではなく、無断使用は「境界を侵害した」と受け取られます。借りたい場合は必ず一言声をかけることが必要で、こうした小さな配慮が信頼を深める鍵になります。

喫煙ルールを無視する

イギリスを含む多くの国では、屋内での喫煙は法律や契約で厳格に禁止されています。これを破ると、契約違反として即時退去を命じられる可能性もあります。ホスト宅や学校での喫煙ルールを守ることは、トラブル回避の最低限のマナーです。喫煙者であっても、決められた場所とルールを守ることが求められます。

節水・節電を意識しない

海外の多くの家庭では、環境問題への関心が高く、日常生活の中で「節水・節電」を強く意識しています。電気をつけっぱなしにしたり、水を流しっぱなしにする行為は「無駄遣い」として嫌われ、ホストの印象を損ねることにつながります。留学生活においては、こうした小さな行動が文化理解とマナー意識の表れと受け止められるため、普段から意識することが大切です。

留学中に避けるべきデリケートな話題

バッキンガム宮殿

英語が不慣れなうちは、特に政治や文化に関わる話題は慎重に扱う必要があります。イギリス社会には、歴史的背景や社会的な分断に起因する非常にデリケートなテーマが存在するため、安易な発言は相手を深く不快にさせたり、自身の評価を大きく下げる原因となり得ます。

王室の批判やジョーク:

王室はイギリスの歴史と文化の象徴であり、国民に深く敬愛されています。たとえ軽い冗談のつもりでも、王室に対する批判や侮辱的なジョークは、相手の文化への敬意を欠く非常に無礼な行為と見なされます。特にロイヤルファミリーは多くのイギリス人にとって誇りの対象であるため、そのような発言は相手を深く失望させ、人間関係を築く上で大きな障壁となるでしょう。

ブレグジット(EU離脱):

この話題はイギリス国内を二分した歴史的な出来事であり、現在も経済や社会に大きな影響を与え続けています。家庭内や友人同士でも意見が分かれるほど感情的なテーマであるため、留学生が拙い英語で賛否を問うたり、軽々しい意見を述べたりすることは避けるべきです。思っていたのとは違う解釈をされ、不用意に相手を怒らせてしまう可能性があります。

宗教や人種に関する発言:

イギリスは多文化・多宗教社会であり、人種差別やヘイトスピーチに対する社会的な意識は非常に厳しいです。特定の宗教の優劣を論じたり、人種的な偏見に基づく発言、特定のマイノリティに関する無神経なジョークなどは絶対にタブーです。他人の信仰や背景に対しては、常に最大限の敬意を払い、差別的な表現はもちろん、一括りにするような表現(例:"You people")も避けましょう。

政治や歴史に関する軽率なコメント:

歴史的な出来事、特に北アイルランド問題や植民地時代の遺産など、イギリスが関わってきた紛争や過去の出来事については、国民の間で複雑な感情や見解が交錯しています。こうした話題に対して、表面的な知識や第三者的な視点から軽率なコメントをすると、「無神経」または「歴史に対する理解がない」と受け取られ、誤解を招きやすくなります。深く掘り下げた議論をする準備がない限り、自分からこれらの話題を切り出すのは控えることを強くおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q1. イギリスでは本当に「裏ピース」はNGですか?

はい。イギリスやオーストラリアでは、手の甲を相手に向けたVサインは強い侮辱表現とされます。日本では写真ポーズとして一般的ですが、現地では「中指を立てる」のと同じ意味になるため注意が必要です。

Q2. ホームステイ先でシャワーを長く使っても大丈夫ですか?

長時間のシャワーは控えるべきです。イギリスでは水資源の節約意識が高く、給湯設備も家族で共有するため、10分以内を目安に短く済ませるのがマナーとされています。

Q3. チップは必ず払わなければなりませんか?

必ずではありませんが、レストランなどでサービスが良かったと感じた場合は、料金の10〜15%を目安に渡すと良いでしょう。チップを払わないと「不満があった」と誤解される可能性もあるため、畏まった場などでは払う方が安心です。普段の日常生活においては基本的にチップを意識する必要はないです。

「郷に入っては郷に従え」の精神が鍵

最初からすべてを完璧にこなす必要はありません。大切なのは、文化を理解しようとする「歩み寄りの姿勢」です。

日本では当たり前でも、イギリスでは非常識とされる行動があるように、その逆もまた然りです。お互いの文化に敬意を払い、謙虚な姿勢でコミュニケーションを取ることで、きっと温かい人間関係を築くことができるでしょう。

留学生活は、小さな「知らない」を「知る」に変えていくことの繰り返しです。このガイドが、留学をより豊かで安全なものにする一助となれば幸いです。

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