キャリア留学を目指す!カナダ「Co-op」の制度と気になる条件について

キャリア留学を目指す!カナダ「Co-op」の制度と気になる条件について

カナダのCo-op制度は、学校での学習と現地企業での就労をセットにした、キャリア形成に直結する実践型プログラムです。

通常の語学留学のように英語を学ぶだけではなく、マーケティング、ITなどの専門スキルを学校で身につけ、その知識を企業での就労を通して実務として経験できるのがCo-opの特徴です。

まず知っておきたい!カナダCo-op制度について

  • Co-opは「学ぶ×働く」をセットにした、カナダ独自のキャリア志向プログラムである
  • 英語学習だけではなく、マーケティングやITの実務経験が必須として組み込まれている
  • 利用には英語スコア・資金証明・DLI認定校在籍などの条件が必要になる
  • 正しく準備・利用すれば、帰国後の転職・キャリアチェンジで大きな強みになる

Co-opは、英語力を伸ばしながらグローバルビジネスで求められる専門スキルを身につけ、さらに海外での実務経験まで積むことができる「キャリアアップ型」の留学スタイルです。

ここでは、キャリアを意識して留学を考えている方に向けて、Co-opとはどのような制度なのか、そして利用するためにはどの条件を満たす必要があるのかを分かりやすく解説します。

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働きながら実務経験を積める“キャリア留学”カナダ「Co-op」とは?

カナダCo-opは、英語を学ぶだけでは終わらないカナダ独自の留学制度です。

カナダCo-opでは、学生が授業で身につけた知識を、そのまま現地企業での実務へとつなげられます。

英語の学習だけでなく、ビジネス運用の基礎やマーケティング分析、IT関連の補助業務など、専門分野の実務経験もプログラムの中に組み込まれており、英語もビジネススキルも学べるのがカナダCo-opの最大の特徴です。

カナダCo-opの制度について

  • Co-opは「学習」と「就労」をセットにしたカナダ独自の職業訓練制度である
  • 就労はプログラムの一部として組み込まれ、企業での実務経験が必須になる
  • 就労期間はカリキュラムに沿って管理され、ワーキングホリデーとは仕組みが異なる
  • IT・ビジネス・マーケティングなど職種別に専門コースが豊富にある
  • 学んだ内容を職場で使うため、帰国後の転職やキャリア形成に直結しやすい

カナダCo-opは、語学の学習とカナダでの就労を1つの流れとして経験することを前提に設立された留学制度です。

学生はまずカナダの学校で基礎的な英語の知識やビジネス分野の専門スキルを勉強します。

ビジネスの基礎用語やマーケティングの分析手法、ITコースであればプログラミングやシステム運用の基礎などを学校で学びます。

その後、授業で身につけた内容を現地企業での実務として実際に使う形で、学習と就労の流れになっています。

カナダCo-opと語学留学の違いとは?

項目 カナダCo-op 語学留学(ESL)
目的 学習+専門実務経験 英語力向上
就労 カリキュラム必須の有給インターンに参加 基本不可(週24時間就労制限)
ビザ Study Permit + Co-op Work Permit Study Permit
内容 IT/マーケティング/ビジネス等の専門領域 一般英語/会話中心の語学学習
キャリア 実務証明で就職・転職に有利 英語基礎力の向上がメイン

カナダCo-opと語学留学の最大の違いは「留学中にどのような経験が得られるのか」という点にあります。

語学留学で学ぶ内容は、一般英語・会話・試験対策など、英語そのものを強化する科目が中心です。

つまり語学留学は、英語力の向上を第一の目的としており、英語学習は徹底できますが、ビジネス運用やマーケティング分析などの専門的な実務スキルを身につけることは前提に含まれていません。

一方、Co-opでは英語学習に加えて、ビジネス・IT・マーケティングなどの専門分野の基礎と応用を学校で学びます。

そのうえで、授業で身につけた内容をカナダの現地企業で働きながら実践することがプログラムの前提になっています。

語学留学が「英語の学習」に特化するのに対し、Co-opは「英語+専門知識+実務経験」を同時に得られる点で大きく異なるのです。

さらに、Co-opでは就労期間がカリキュラムに組み込まれているため、働ける環境が制度として保証されており、語学留学中のアルバイトのような補助的な仕事ではなく、実務として職務内容が明確なポジションで働ける点もCo-opの大きな特徴です。

Co-opがキャリア留学として評価されている理由

カナダのCo-opが「キャリア留学」と呼ばれるのは、英語力だけでなく、専門スキルと実務経験を同時に積める仕組みが制度として組み込まれているためです。

授業で学んだ内容を現地企業で使うことが前提になっているため、学びと働く経験が地続きで積み重なるような制度になっています。

そのため、海外でのビジネスに特化した専門学校のように、実務に直結するスキルを段階的に習得し、現場で求められる知識や働き方を実際に働きながら身につけることが可能なのです。

Co-opのココがスゴイ!5つのメリット

  • 授業と実務をセットで経験できるため、学んだ内容を即戦力として使える
  • マーケティングやITなど成長領域での職務経験を積めるため、市場価値が上がる
  • 多国籍チームで働く経験が国際企業での適応力として評価される
  • 成果をポートフォリオとして残せるため、帰国後の転職活動で強みとして示せる
  • 学習内容が実務と直結するため、キャリアチェンジの成功率が高まる

海外で働きたい人や、将来は外資系企業・グローバルビジネスの領域で活躍したい人にとって、Co-opは非常におすすめです。

その理由は、海外での英語の学習とカナダの企業での実務がセットになっているため、英語力だけでなく「海外企業で働く経験」を確実に積めるからです。

カナダという多国籍の人材が集まる国で、実際に英語を使いながら働くことで、グローバル企業で一般的な業務の進め方やコミュニケーションの取り方を学べます。

日本では体験しにくい多様な価値観の中で働く経験は、自分の視野を広げるきっかけになります。

また、このような文字どおりグローバルな環境に身を置くことで、主体性や状況に応じて判断を切り替える柔軟性が自然と鍛えられます。

さらに、日本よりもデジタル分野の実務が進んでいるカナダで、IT・マーケティングといった専門スキルを学ぶことで、スキル面でも大きく飛躍することができます。

こうした「武者修行」に近い実務経験を積んだ人材は希少であり、就職の場面でも強い説得力を持つ実績として高く評価され、自身のキャリアを前向きに進めるうえで確かな武器になります。

カナダCo-opはどんな人に向いている?詳しい制度とその流れについて

Co-opは授業と就労が必須のプログラムであるため、参加には一定の条件が必要です。

2025年以降、多くの私立カレッジでは公式英語試験のスコア提出が義務化され、例えばIELTSならスコア5.5以上が目安となっています。

加えて、2024年からはProvincial Attestation Letter(PAL)の取得がCo-opビザ申請の必須条件になりました。

さらに、ビザ申請時には授業料と生活費を賄えるだけの資金証明が求められるようになりました。

これは、就労開始前から安定した生活ができるかを確認するための審査項目です。

近年は資金要件が引き上げられ、証明額の不足や不明瞭な入金履歴があるとCo-opの許可が下りにくい傾向が強まっています。

留学生の受け入れ体制を整える動きが進むなかで、この部分のチェックは年々厳しくなりつつあります。必要額を早めに把握し、計画的に準備しておくことが重要です。

カナダCo-opの対象者・非対象者のポイント

  • DLI認定校で「就労が全学生必須」のCo-opプログラムに在籍している人のみ対象。学校が就労必須を証明するレターを発行できることが条件となる。
  • 英語力はIELTS5.5以上(TOEFL46〜、DUOLINGO95〜)の公式スコアが必要。生活費と学費を合わせてCAD 20,635以上の資金証明が求められ、銀行残高証明の提出が必須。
  • 2025年以降はPAL枠の地域差が大きく、BC州(バンクーバー)は私立Co-opも申請可能。一方でオンタリオ州の私立カレッジはPAL停止により新規Co-op申請が不可。
  • ESL(語学学校)在籍者や、就労が任意のプログラムの学生はCo-op Work Permitの対象外。カリキュラム内に必須インターンが組み込まれていない場合は申請できない。
  • 資金証明不足や英語スコア未達は審査で即不許可。2025年は審査基準が厳格化され、不備があるとStudy Permit段階で拒否される可能性が高いため早期準備が必須。

カナダCo-opは制度そのものに細かな条件が多く、申請に必要な項目も厳密に定められています。

まず前提となるのが、DLI認定校が提供する「就労必須のCo-opプログラム」に在籍していることです。

DLI(Designated Learning Institution)はカナダ政府が認定した正規教育機関であり、Co-opプログラムは就労がカリキュラムに組み込まれた専門コースを指します。

加えて、学校が発行する就労必須レターと、IELTS5.5以上といった公式英語スコアの提出が求められます。

また資金証明としては生活費と学費を含めたCAD 20,635以上(カナダで1年間生活できる資金力の証明)の銀行残高証明が必要になります。

今はCo-opの対象?3分で分かるセルフチェック

Co-opの制度はキャリア留学を考える人にとって魅力的ですが、利用できるかどうかは個々の状況によって大きく変わります。

英語力や資金計画、希望する地域、入学予定の学校など、複数の条件が重なるため、自分が本当に対象になるのか判断しづらい場面も多いはずです。

そこで、自分が「現時点でどの条件をクリアしていて」「今後どの書類やスコアを準備する必要があるのか」を整理できるよう、下記にチェックできる項目をまとめました。

Co-opの対象チェックポイント表

確認項目 はい いいえ
IELTS5.5相当(TOEIC600〜、Duolingo95〜)の英語力がある
希望校の英語基準を満たしており、入学テスト合格の見込みがある
CAD20,635以上の資金証明を準備できる(学費+生活費)
学費支払い計画が現実的で、渡航後すぐ収入に頼る必要がない
DLI認定校のCo-op必須プログラムに出願予定である
学校が「就労必須レター(Co-op Letter)」を発行できることを確認している
申請予定地域(例:バンクーバー)でPAL/TALが発行されており、ビザ申請が可能である
受け入れ停止地域(例:トロント私立)に該当しない
カリキュラム内に就労が組み込まれたプログラムで学ぶ意欲がある
実務経験を積む目的が明確で、職種イメージ(IT・マーケ等)がある

Co-opの制度を利用できるかどうかは、先ほどのチェック項目のうち「英語力・資金証明・地域条件・学校要件」の4つをクリアしているかが重要です。

英語力については、国際基準の英語能力試験であるIELTSで「5.5」相当の公式スコアを提出する必要があります。

そのうえで、入学予定の学校が実施する独自のプレースメントテストでも、基礎的な読解力とライティング力を基準以上のレベルで満たしていなければなりません。

また、カナダで1年間生活できるだけの資金として、生活費と学費を合計した額をカバーできる資金証明の提出もCo-op申請時に求められます。

つまり、端的に言うと、カナダ政府(IRCC)が定める「英語力」と「生活費・学費の資金基準」を満たさない限り、Co-opの申請自体が許可されないのです。

だからこそ、Co-opを利用してキャリア形成につながる留学を目指す方は、まずこの2つの条件を優先して整えることをおすすめします。

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Co-opは“働ける留学”の王道。条件が厳しいからこそプロに相談を!

ここまでカナダCo-opの仕組みや対象者の条件、そして必要な準備について一通り整理してご説明してきました。

Co-opの制度を利用する際に必要な英語力・資金証明がそろっているのであれば、Co-opを利用したキャリア留学は十分に目指せます。

Co-opを使ったキャリア留学で押さえておきたい5つのポイント

  • Co-opは「英語+専門スキル+実務経験」が同時に得られるキャリア留学である
  • 利用するには英語力・資金証明・地域条件・学校要件の四つを満たす必要がある
  • 近年制度が複雑化しており、最新情報に沿った学校選びが重要になる
  • 準備を整えればキャリア形成のスピードが大きく変わる留学方法である
  • 不安を整理するほど、自分に合うプログラムと進むべきルートが明確になる

これまでの内容からもお分かりいただけるように、留学のために準備すべき書類は多く、申請の流れも複雑で、すべてを一人で進めるのは現実的にかなりの負担になります。

誤った書類を提出したり、制度変更に気づかず進めてしまうと、ビザ審査で不許可となり、Co-opの利用どころか留学そのものが開始できなくなるリスクもあります。

だからこそ、本気でキャリアにつながる留学を目指すのであれば、最新情報を把握し、申請書類を正しく整えられる専門の留学エージェントに相談することを強くおすすめします。

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FAQ:よくある質問

Q1:Co-opは必ず有給で働けますか?

A. いいえ。Co-opの就労は「有給・無給のどちらもあり得る」とされています。
大切なのは「有給かどうか」ではなく「どの職務領域で、どのような実務経験を積めるか」です。マーケティングやITなどの分野では、無給スタートでもプロジェクト経験を積みやすく、ポートフォリオ作成につながるケースもあります。

Q2:英語力が低くてもCo-opで専門職の実務経験は積めますか?

A. 英語力が低い場合、専門職ではなく軽作業や一般労働に回されやすいリスクがあります。特にマーケティングやIT分野では、英語での専門用語や実務コミュニケーションが求められるため、一定の英語力と基礎スキルが条件になります。
英語初心者の方は、まずフィリピン留学などで基礎を固めてからCo-opを目指す方が再現性が高いことが多いです。

Q3:Co-opがキャリアに本当に繋がるかどうかは何で決まりますか?

A. Co-opがキャリアに繋がるかどうかは、主に「選ぶ職務領域」「Placement(就労先)の質」「成果物(ポートフォリオ)の3点」で決まります。
企業が評価するのは、どんな業務やプロジェクトに関わったか、どんな成果物を残したか、多国籍環境でどのように業務を遂行したかといった実務の中身です。これらの要素が揃うほど、外資系企業やIT転職、海外就職への接続性は高まります。

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