イギリスでインターンは可能?費用・ビザ・探し方まで完全ガイド
「キャリアの可能性を広げるため、海外のインターンシップ制度を利用したい」
海外留学を希望する中で、可能性を求める方は多くいらっしゃいます。
しかし、海外のインターンシップは、その制度やビザの種類が複雑で、インターネット上には断片的な情報が散在しており、不安に感じている方も多いかもしれません。
ここでは、「イギリスでインターンは可能なのか」という根本的な疑問から、渡航前に知っておくべきビザ・英語力・探し方まで、体系的にわかりやすく整理し解説します。
イギリスでインターンは可能?概要と最新事情
イギリスでのインターンシップは、就労許可に関するルールが複雑なため、「実際どうなの?」と疑問を持つ方が多くいらっしゃいます。
このセクションでは、イギリスでインターンに参加するために知っておくべき全体像と、有給インターンが可能なタイプ、そして学生ビザでの労働時間の規定など、合法的に働くための最新事情を解説します。どの制度が目的に合っているかを確認してください。
イギリスで可能なインターンの3種類とは
イギリスで合法的に参加できるインターンは、滞在許可のルールによって明確に区別されます。就労許可の有無が非常に重要です。
無給インターン(語学学校のオプションなど):
この場合、制度上はあくまで「イギリスの仕事場を見学し経験する」ことであり、労働時間を伴う就労許可ではないため、学校の判断によって学生ビザやスタンダードビジターでも参加可能なケースがあります。ただし、報酬を得ることはできません。
有給インターン(専門的な職務経験を積むもの):
YMS(ワーキングホリデー)または就労ビザが必要です。これは、イギリスの法律に基づき、正式な就労許可と滞在許可を得ていることが前提となります。
学内インターン(正規のカリキュラムの一部):
学生ビザの労働時間制限(通常は週20時間まで)内で、学校の承認の下で働くことが許可されます。
必要なビザと在留条件(YMS/学生ビザ/就労可否)
イギリスでインターンシップを行うには、就労許可のルールを理解することが不可欠であり、「自分のビザでもできる?」という疑問を解消することが、渡航後の活動を左右します。特に、有給インターンを目指す場合は、YMS(ワーキングホリデー)または専門職向けの就労許可が必要になります。
ここでは、イギリス留学の枠組みの中での就労許可として二大柱であるYMSと学生ビザの就労条件と、それぞれでの労働時間の制限、および申請手続きについて詳しく解説します。
YMS(ワーキングホリデー)でのインターン参加条件
YMS(Youth Mobility Scheme、通称ワーキングホリデー)は、イギリスで有給インターンシップに参加するための最も一般的な滞在許可の制度です。YMSの最大の利点は、就労許可に制限がなく、労働時間の規定もないため、有給インターンやアルバイトなど、どのような職種・期間でも就労許可を得られる制度である点です。
ただし、YMSは18歳~30歳までの年齢制限があり、一生に一度しか申請できません。一応1年ごとに募集枠が決められており、申請多数となると必要書類を揃えても必ず滞在許可が得られるわけではありません。滞在許可期間は2年間で、この期間内にイギリスでインターンを経験し、現地の就労許可を得る環境で働くことが可能です。
申請手続きとしては、まずオンラインで申請フォームを作成し、申請料の支払いなどを行ったうえで必要書類の提出、ビザセンターでの生体認証登録といった手続きを踏みます。この制度を利用する際は、Youth Mobility Schemeというカテゴリーであることを理解し、現地の就労許可のルールを遵守することが求められます。
学生ビザ(Student Visa)の就労制限と実例
学生ビザ(Student Visa)でイギリスに滞在許可を得ている場合、原則としてフルタイムでの有給インターンは不可能です。学生ビザの就労条件では、労働時間に厳格な制限が設けられており、学生ビザのスポンサー認可校に在籍し、学位プログラムを受講している学生ビザ保持者は、学期中は週20時間、長期休暇中はフルタイムでの就労許可が得られます。
しかし、これは「アルバイト」として認められるケースがほとんどであり、「インターン」として企業側から正式な就労許可が求められる場合、学生ビザの就労条件では不十分となることが多くあります。実例として、学生ビザでのインターンは、大学の単位取得を目的とした無給インターンや、労働時間が週20時間未満に設定されたパートタイムインターンが主となります。
有給インターンを希望する場合は、就労ビザによる滞在許可に切り替えるか、最初からYMSでの渡航を検討する必要が出てきます。学生ビザでのインターンを検討する際は、学校のビザ担当部署に、労働時間の規定の確認を必ず行いましょう。
なお、学生ビザでも学位取得以外のプログラムで滞在している場合には、就労は許可されていないため、インターンに参加するのも難しくなってきます。
参加条件と必要英語力(目安スコア・職務経験)
イギリスのインターンシップに参加するにあたり、「自分の英語で大丈夫?」という不安を抱えている方は少なくありません。有給インターンの場合、単に日常会話力があるだけでなく、ビジネスの場で通用する専門性とコミュニケーションスキルが求められます。
ここでは、CV(履歴書)や面接の際に企業が判断基準とするIELTSやCEFRの目安スコア、そして職務経験が応募の際にどの程度重要になるかについて解説します。
応募時に必要な英語レベル(IELTSスコア別表)
イギリスのインターンに求められる英語力は、職種や企業によって大きく異なりますが、応募時には客観的な指標となるIELTSの目安スコアが重要な判断材料となります。例えば、事務やホスピタリティといった接客英語が中心の職種では、日常会話力と基本的なビジネスコミュニケーションスキルがあれば応募できるケースが多いです。
しかし、マーケティングや教育、クリエイティブといった専門性の高い職種では、ディスカッションや提案書の作成能力が必要となるため、より高いIELTSスコアが求められます。特に、イギリスではCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)という指標が一般的に使われており、IELTSスコアがCEFRのどのレベルに相当するかを理解することが重要です。
この目安スコアは、ご自身の英語力で応募できるインターンの種類を絞り込むための重要な指針となってきます。
英語力目安表(IELTS/CEFR対応)
| IELTS総合スコア | CEFRレベル | 適切な職種・インターン | 日常会話レベル |
|---|---|---|---|
| 4.5~5.0 | B1 | 語学学校の無給インターン、ホスピタリティ(簡単な接客英語) | ビジネス初級 |
| 5.5~6.0 | B2 | 事務アシスタント、ホスピタリティ、教育(専門性が高くない分野) | ビジネス中級 |
| 6.5~7.0 | C1 | マーケティング、クリエイティブ、専門性の高い有給インターン | ビジネス上級 |
インターンの探し方と応募ルート(学校紹介/直接応募/エージェント)
イギリスインターンの探し方には、大きく3つの応募ルートがあり、「どの方法が早い?」のか「失敗したくない」といった悩みを抱えている方も多いです。職務経験や英語力、希望する期間によって最適な応募ルートは異なります。
ここでは、学校紹介、直接応募、エージェント利用の3つの探し方の特徴とメリットを比較し、応募書類の準備ステップや求人サイトの活用など、具体的な行動につなげられるよう解説していきます。
方法①:学校経由(特徴・メリット)
学校紹介という応募ルートは、語学学校や専門学校からインターン企業の紹介をしてもらえる方法です。
この探し方の特徴は、応募書類の準備や面接対策といった一連の仕事探しを学校がサポートしてくれるため、特に英語力に自信がない方や、初めて海外就職を経験する方にとってメリットが大きい点です。
また、学校側で就労許可のルールや労働時間の規定も把握されているため、ビザ関連のトラブルに巻き込まれるリスクを最小限に抑えられます。ただし、紹介されるインターンの職種は、ホスピタリティ(接客や裏方仕事)や事務アシスタントといった接客英語レベルの職務経験が中心となり、クリエイティブやマーケティングといった専門性の高い職種の求人は少ない傾向にあります。
方法②:直接応募(スピード重視)
直接応募は、現地の求人サイトや企業の採用ページから、CVやカバーレターといった応募書類を直接送付する方法です。この中では、CVを片手に現地のお店に直接出向いて仕事の相談をする方法も含まれます。
この方法のメリットは、人材エージェントや学校を介さないため、手続きが最もスピード重視で進み、自分の希望に完全に合致したインターン先に申込ができる点です。求人サイトや企業のSNSをチェックし、自身の専門性や職務経験を活かせる有給インターンの求人傾向を狙うことが可能です。
しかし、直接応募は面接や応募書類の作成を全て自分で行う必要があり、ビザに関する制度の知識や高度なビジネス英語力が求められます。特に、CVの提出後に音沙汰がないというケースも多いため、精神的な負担も大きい応募ルートです。この探し方は、高い英語力と豊富な職務経験があり、スピード重視で就労許可を得たい方に向いています。
方法③:エージェント(比較表で利点明示)
人材エージェントを利用する応募ルートは、専門のエージェントが求人サイトの情報を含め、あなたの職務経験や英語力、潜在ニーズをヒアリングした上で、最適なインターン先を紹介してくれる方法です。
| 探し方(応募ルート) | メリット(利点) | デメリット(注意点) |
|---|---|---|
| 学校紹介 | ビザサポート、応募書類・面接サポートも受けられる | 専門職求人傾向が少ない、別途サポート費用が必要な場合も |
| 直接応募 | スピード重視、希望職種への応募が可能、費用を抑えられる | 全ての手続きを自分で行う、不採用時のサポートがない |
| 人材エージェント | 豊富な求人サイト情報から、条件に合うインターンを紹介、面接対策やビザ相談も可能 | 紹介費用が発生する場合がある、エージェントの質に依存する |
人材エージェントは、就労許可の制度や必要書類に関する専門知識を持っているため、ビザの不安を解消しながら申込が可能です。また、求人傾向や職務経験に関するアドバイスも受けられるため、「失敗したくない」と考えている方に最も適した探し方と言えます。
最適なルートをLINE無料相談
以上、イギリスインターンへの応募ルートは3つありますが、ご自身の職務経験、英語力、希望職種、そして期間によって、最適な探し方は異なります。例えば、英語力がIELTS 5.5以上で、有給インターンを希望する場合、YMSを取得した上で人材エージェントを介した紹介や直接応募が最適な応募ルートとなるでしょう。どの応募ルートが自分に合うのか、費用やビザ、職務経験の潜在ニーズを踏まえて、学校や人材エージェントに相談するなどして一歩踏み出すための準備を始めましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. イギリスのインターンは学生でも可能ですか?
A. 学生ビザ保持者で、学位取得プログラムを受講している場合でしたら労働時間の制限内(通常週20時間以内)であれば可能です。ただし、ほとんどが無給インターンとなる傾向にあります。
Q. 英語が不安でも応募できますか?
A. 英語力が足りなくてもインターンとまでは言えませんが、学校が主催している企業体験などのプログラムに参加できたりもします。ただ、こういったプログラムへの参加はビザの規定の範囲内という事になりますので、どの程度まで参加できるかは学校の判断となります。
Q. 無給でも生活できますか?
A. 無給インターンの場合、YMSを取得していれば、労働時間の制限のないアルバイトを兼業していくことで、生活費を賄うことはできます。ただし、学生ビザの場合は労働時間の制限があるため、渡航前に資金計画を練る必要があります。
Q. 自分に合うプランを知りたい
A. ご自身の英語力、職務経験、費用、希望時期などの希望や条件により最適なプランが変わってきます。どういった形でイギリスに渡航しインターンができるのか希望や経験などの条件に合わせてプランを考えていく必要があります。
条件に合うプランをLINEで無料相談へ
イギリスインターンの制度は曖昧さや不明瞭な点も多いです。個人で判断するには多くの注意点もあったりします。留学やワーホリ系のビザを利用したイギリスのインターンについてご質問やご不明な点があればLINE無料相談を活用してご相談ください。夢を現実に変えるための準備を始めましょう。
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